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バレエと骨盤の歪み

⑩左右のパッセの開きに差がある

スゴンにひらいている美しいライン。それがパッセの魅力ですよね。
でも『パッセの開きが左右で違うのです』と悩んでいる人が少なくありません。

何故、パッセの開きに違いが出てしまうのでしょうか?

その解説の前に大切なのは、以下二つの症状があるかどうかをチェックすることです。
『脊柱側湾症』と『股関節臼蓋不全』
これは、背骨にカーブがある、ヒップソケットが浅いと言う特徴で、カラダの個性です。この二つがある場合だと、どうしても左右のパッセの開きに差が出る場合があります。

パッセの左右差が気になるお子さんの場合、簡単な検査で側湾の有無は判ります。
股関節痛の治療過程で臼蓋不全が考えられる場合は、画像診断をお勧めしています。脊柱側湾症は子供の頃の検診で発見されやすいのですが、臼蓋不全の場合は大人になってからの画像診断で判るケースも少なくありません。

そして、これらのカラダの個性がある場合でも、”適切な訓練”を続けることでパッセにほとんど差が出ないようなラインをつくることができます。バレエは型を見せて評価する競技ではなく、音楽と共に踊るムーブメントなので、流れの中でバレエらしい美しいラインを磨いていくことはできるのです。それを可能にするのがバレエの基本である『アンドゥオール』でもあります。(あんじゅではその訓練をパーソナルセッションでおこなっています)


それ以外で左右差が気になるのは何故でしょうか?

先ず、パッセの形をよく見てみましょう。
片方の脚が横=スゴンに開かれている、この形だけをみるとどういうことが起きやすいでしょうか?
 
そう、動かす脚をカラダの横に引いて持ってこようとするのです。
でも、パッセが横に開いているのはムーブメントの最終の形。そしてこのパッセからアティチュードやアラベスク、ディヴェロッペなどの次のパに移行していくのですよね。
 
そう、パッセは通過点の一つなのです。
 
通過点の一番最初はどこでしょうか?そうです”アテール”です。
ここにパッセの左右に差が出てしまいがちな要因が潜んでいます。

その理由は、●●なのです。

アテールの両足が均等に踏めているか

パッセの開きに左右差が出てしまう要因は大きく2つがあります。

①両脚が均等に踏めているか
②太ももの筋肉でパッセを開いていないか

②の何故太ももの筋肉を使ってしまいやすいのか、の原因は解説⑦とほとんど同じなので、そちらを参考にしてください。
ここでは①の両足が均等に踏めていない、について解説します。

 
チェックポイント
右前5番からの前パッセが開かない人は、右足が踏めているか、
左足5番からの前パッセが狭いと気になる人は、その逆、左足が均等に踏めているかを確認してみましょう。
 
 
 
 
 

人には利き手があるように、利き足があります。利き足の方は器用なために、床をちゃんと踏んでいなくても案外気がつけないと言うケースが少なくありません。

バレエのポジションで立つのはとても難しいです。
つま先は外を向いているか、踵が内側か、膝は外を向いているか、などなどいろんなことを注意しなくてはいけないからです。そして脚を外に開いて立ちたいあまり、脚の筋肉を固めて立ってしまうケースが少なくありません。これは、本来年齢的にカラダが柔らかいはずの10歳前後の子供にも同じように見られます。

実は、固めて立つクセがやがて、均等に両脚を踏めない状況をもたらす可能性が大きいのです。

バレエの姿勢の基本はアンドゥオールともう一つアプロンがあります。これを解剖学的に診ると、おへその下(丹田)を中心に上と下で引き合っていくベクトルから作られます。このアプロンがあるからこそ、バレエダンサーは力いっぱい踏み込まなくても軽々ジャンプを飛ぶことが出来るのです。そのためには、足の裏は緊張させずに、均等に床に乗っていることが大切。この時脚(=ジャンプ)は股関節からアンドゥオールしています。

固めてたってパッセに持っていくと、脚の関節のつながりが失われてしまい、足部がきちんと床を踏めなくなってしまいます。結果、太ももの筋肉で横に開こうとしていくのです。太ももの大きな筋肉四頭筋にはアンドゥオールさせる働きはないため、パッセが横に開きません。そして開かせようと太ももとお尻の筋肉で横に横にと動かしてしまうと、最終的には骨盤の歪みを引き起こす要因となるのです。


大切なのは、骨盤、大腿(太もも)、下腿(膝下)、足部(くるぶしから先)の関節が一つにつながっていて、股関節からアンドゥオールして言うことです。その状態から1番、5番のポジションに立っていると両足の足部は均等に床を踏めるようになります。


そのために意識したい項目は、こちら、⑨で解説しています
 
バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ①   床に横座りする場合、左右で不得意な側がある 


バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ②   イスに座る時、自然に組んでしまう側の脚がある


バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ③  座ですわると、ハムストリングがつっぱってしまう


バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ④  足裏を合わせて脚を自分の方に寄せてくると腰が落ちてしまう


バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ⑤  前後スプリッツをした時、左右どちらか苦手な方がある


バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ⑥  片脚の膝を抱えようとすると、付け根がつっぱって胸に近づけられない

バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ⑦ 仰向けプリエで寝てみると膝の高さに違いがある

 
バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ⑧ 仰向けプリエから一番に戻すと、ハムストリングが床につかない(床との間に隙間がある)
 
バレエの骨盤のゆがみチェックリスト解説編 ⑨ 一番で立って下を見ると足が見えてしまう