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ダンサーズ症例ケース

ダンサーが悩むケガの症例と治療について紹介しています。
【テーマ】
■■アキレス腱■■
■■膝痛■■
■■腰痛、ぎっくり腰、ヘルニア■■
■■股関節痛■■
■■側湾■■
■■肉離れ■■
■■有痛性外脛骨・三角骨■■
■■ダンサーの甲■■
■■バレエ留学への道■■
■■バレエ整体■■
■■過去のケガの再発■■

テーマ:「アキレス腱」の記事一覧

3、4歳からバレエをつづけていても、早い子で、10歳〜11歳、遅くても13、4歳で伸び悩みが出てきます。
 
例えば、コンクールの評価シートで、つま先が伸びていない、膝が伸びきらない、アンドゥオールができていないと指摘される、とか、ディヴェロペやアラベスクをすると股関節や腰が痛くなるなど。又、せっかくコンクールで賞を取ったのにその後直ぐケガをするなど。
そのようなジュニアを診ると、股関節、膝関節、足首の関節に必ずと言っていいほど、捻れがあって、その状態で踊っているのです。
 
治療では、炎症がある部分や筋肉の組織が硬くなっているところを中心にバレエのラインを取り戻せるように治療しますが、傷は治っても、捻れや歪みをそのままにしていると、結果、また同じところを痛める結果になる。そのため、いつも「関節を揃えて、歪みや捻れをなくして立つこと』を伝えています。
 
というのも、内側と外側のくるぶしをしっかり平行にたてて、ポジションに立っていないジュニアがほとんどだからなのです。そして、そういうジュニアにO脚で悩んでいる子が少なくないのです。
 
くるぶしは、膝下の骨、脛骨と腓骨の末端なのですが、この二つには高さに差があります。外側の骨である腓骨の終わり=外くるぶしと、内側にある脛骨の終わり=内くるぶしの高さは一緒ではなく、外くるぶしの方が下に位置しているため、どうしても重心が外に流れやすい。この高さに差があるからこそ、足首が回るのですが、この構造が、足首が安定しない原因にもなってしまうのです。
 
※下の写真の内側と外側のくるぶし、その高さを比べてみてください。
 
 
Ballet Cllinic Ange
高さに差があるけれど、差がないようにしっかり引き上げて立てるようになればいいのですが、1番、5番のポジションにするとき、足部や脚だけで、締めて固めて立ってしまうことが少なくない。けれど、そうやって踏ん張って形だけ、脚を開いているように見せていても、結局関節に捻れが残ったままだと、きちんとしたアンドゥオールにはならない。
更に、不安定な足部で立って膝を伸ばそうととするため、膝押しが加速して、脚全体が外後方に流れてしまう。これがO脚を加速させる原因となるのです。
 
10歳前のジュニアはまだまだ筋肉も柔らかく、対応性があるので、ごまかして立っていてもなんとなくできてしまうし、外から見ても、できているように見えてしまうことがあります。けれど、お尻をモゴモゴ動かしてポジションを作っていたり、踵をずらして立つ、踊るクセが直らないまま成長すると、レッスンそのものが太ももやふくらはぎの筋トレとなって、O脚をつくってしまうだけでなく、中高生になると太くて丸い脚になります。
 
 
更に、揃ったくるぶしで立っていない状態でポワントをはくと、ボックスで安定しないため力を入れて立つことを覚えてしまいます。
そうすると、少し難しい振りを踊るようになると更に力で押して立つクセが加速し、本来持っていないはずの三角骨ができ、骨折になってしまったりするケースになるのです。
 
こうなってしまうと、どんなに訓練を積んでも、上級のテクニックに行き着けないことがほとんど。
 
どうしても5番に入れたい気持ちは、同じくバレエをやっているものだからこそ、すごく理解できます。けれど、捻って立って踊っていても、結局は、バレエのラインを育てることにはつながりません。
 
ターンアウトアップ+プラスでは、『きちんと立てる、踏めるカラダ』のための見直しをしています。それが、バレエ本来の美しいラインを作っていく土台になるのです。
 
 
 
Posted at 23:48
足が痛い、、、
レッスン後、リハーサル途中、教え中にも、つま先を伸ばそうとするとなんか変、プリエをするとズキンとくる、痛くてポワントで立てない、、、という時ありますね。
 
バレエの3大障害、足首、膝、股関節。中でも、足首、足部の障害を見ていきます。
 
症状で診ると
 
捻挫、
腱や滑液胞の炎症、
神経圧迫、
骨変性、
 
などがあり、ケースによって治癒に時間がかかることもあります。
例えば、大腿四頭筋に大表される筋肉はタンパク質の成分が多く、血流も多いため比較的治りが早いのですが、足部に多い靭帯や腱はコラーゲン線維が多く、治癒に時間がかかることも少なくありません。
 
では
 
場所で診てみましょう
 
 
バレエのケガ 足首 バレエ鍼灸あんじゅ
 
足首周囲
①前距腓靭帯(捻挫)
②伸筋支帯 (捻挫)
③長趾伸筋炎 (腱鞘炎)
④アキレス腱炎 (腱鞘炎)
⑤アキレス腱周囲炎
(長腓骨筋腱炎・後脛骨筋腱炎・長母趾屈筋炎)(腱鞘炎)
⑥三角骨炎(三角骨分離)(骨折・骨変性)
 
足部
⑦有痛性外脛骨、(腱鞘炎の一種)
⑧モートン症候群、(神経圧迫)
⑨ショパール関節炎、(関節炎炎)
⑩足首の滑液胞炎、(滑液胞の炎症)
 
指=趾
⑪外反母趾、(骨変性)
⑫内反小趾、(骨変性)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Ballet Cllinic Ange
 
スネの前から外側にある筋肉で7つ、スネの後から内側にかけてある筋肉で6つ、足部には13の筋肉があり、とても複雑かつ精緻な造りをしています。
指へ行く腱が走っている甲側はコラーゲン線維が多く、足底は、脂肪組織もあり甲側と比べると筋肉成分が多くなります。
そして、足部には、指の骨(第1〜第5趾)、足部の骨(中足骨・楔状骨など足根骨・踵骨、距骨)と細かい骨があり、たくさんの腱が付着しています。
 
プリエやジャンプ、ポーズでカラダを支える一番の土台である足部。
そのため、着地時の衝撃や捻り、リノに引っかかる、他のダンサーのカラダの一部との衝突など、思わぬ負担がかかることが少なくなく、足部のケガが少なくないのです。
 
甲側を走っている腱やくるぶし周りの靭帯などコラーゲン線維が多い組織は、マッサージの刺激では簡単には柔かくなりにくい。
 
セルフケアとして、指を含め、足部の関節を緩めること、そして踊った直後は衝撃を受けた熱をとりのぞくために、冷水をかけるなどアイシングをすることが大切です。
 
筋肉成分の多い足底は、ボールなどをゴロゴロさせて柔らかくほぐしておくのはオススメです。。けれど、ボールの固さには気をつけましょう。日本では、未だ、ぎゅうぎゅうするマッサージや強い指圧が少なくありませんが、筋肉や筋膜が柔らかいダンサーのカラダにはtoo muchな刺激。逆に足底の筋肉が疲弊していまいます。これは海外の理学療法の先生方は10年も前から提唱していますよ。
 
そして、痛みが長引く時、触ってヒリヒリする炎症が出ている箇所には適切な治療が必要です。
超音波なども効果が出ていますが、消炎鎮痛剤やロキソニンテープだけでは対処しきれないのが足部のケガ。
バレエ鍼灸のお灸が炎症は、靭帯、腱の炎症だけでなく、三角骨による痛み、滑液胞にできた炎症にも高い効果をもたらします。
 
 
 
運動学的に構造的に、足部には大きな負担がかかりやすいため、ケガも多いのですが、実はそれだけが原因ではないことが、バレエ鍼灸10年の臨床で分かっています。
 
それについては、新たにコラムで紹介します。
Posted at 12:07
繰り返すアキレス腱痛  [2016年04月19日]
アキレス腱障害と言っても実際のアキレス腱に痛みがあるのと、アキレス腱の周囲に痛みがあるのは異なる症状です
 
ふくらはぎの下、かかとの上を走る強い腱がアキレス腱。腓腹筋とヒラメ筋があわさった靭帯で一番強い腱。これがあるから、何回ジャンプしても大丈夫なんです。
 
それより、アキレス腱の左右が痛くなることが多いのです。これはアキレス腱周囲炎と言います
この時に痛みが出ているのは、外側だと腓骨筋腱、内側だと後脛骨筋腱です。
 
バレエ障害アキレス腱痛
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダンサーは踊らない一般の人よりアキレス腱は強く、長さも長くなっていることがほとんど。これは、長年プリエをし続けてきているから。
特にかかとのすぐ上あたりはコラーゲン線維がほとんどなので、余程強い力が外からかからない限り、簡単には切れません。(ジャンパータイプの男性に見られることがあります)
 
では何故、真ん中よりも外側、若しくは内側を痛めるケースが多いのか、ですが、これがバレエ特有のテクニックに関係があります。
 
他のどのダンスよりもバレエではつま先を伸ばすことが求められます。床を滑らすように動かすタンジュ、かかとや膝を抱えるようにするク・ドゥ・ピエからパッセも、アラベクスの後ろでもつま先は常に伸ばしていなくてはなりません。こんな状態、日常にはありませんよね。だからこそ、習得するのが難しいのです。
 
バレエ障害アキレス腱痛
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このバレエ的につま先を伸ばす過程がきちんとできると甲は育っていくのですが、これができでいるダンサーは実に少ないのが日本の現状。(焦って甲だけ出そうとすると逆に足裏が育たなくなることも少なくありません)
 
更にポワントの問題もあります。おおよそ、10歳くらいから、早いと7.8歳でポワントをはき始めるのが日本の現状。足裏の訓練が完成される前にはき始めることが、後々、カンパニーやジュニアバレエ団に入った後、アキレス腱の周囲に痛みを抱えることにつながってしまうのです。
 
ダンサーですから、常にレッスンがあり、リハーサルがあります。その過程で、アキレス腱周囲が痛くなることもあります。ジャンプでちょっと着地がずれた、パドゥドゥのプロムナードでタイミングがズレてアキレス腱に負荷がかかったなどのケースは、早期のケアと治療で治りも早く、1.2回で戻れます。
 
けれど、いつまでも痛みが取れない、取れても又すぐぶり返す場合は、炎症が慢性化している可能が考えられます。この段階になると、一般的なマッサージや施術で、脚の筋肉をほぐしても対応できなくなっています。
 
ただ、痛みがあっても、カラダのトータルコーディネートで踊り続けられてしまうのがダンサー。炎症がくすぶっているのに、つま先を伸ばしたりポワントワークをすれば、大元の傷が治る暇はありませんよね。
これはお湯を足しているバスタブの栓を抜いている状況に似ています
 
炎症がくすぶり続けているケースは、自宅でのケアを加えることも必要になります。更に、リハーサル、レッスンの状況を見ながら炎症が続続かないように治療を加えます。
 
 
治療のポイントは、
外側なら、腓骨筋腱、内側なら後脛骨筋腱の炎症を取り除くことがメイン。
他に、アキレス腱周囲に痛みを抱える人に共通な腓腹筋の硬さをゆるめることも重要なポイント。
 
いずれにせよ、炎症が治まったところで、足指と足裏のトレーニングも必須。
踊ってきたキャリアに比例して足裏の修正も早いことがほとんど。一番は、繰り返す痛みをごまかして踊り続けないことです。
 
 
Posted at 23:11
腓腹筋とヒラメ筋のスジが合体してかかとの骨・踵骨に付着する腱の部分をアキレス腱と言います。
男性ダンサーにアキレス腱そのものを痛めるケースが多いのは、男性のダンステクニックの中でも華やかで見栄えのするビッグジャンプが多いことと関係があります。

ジャンプの着地時にカラダのかかる負担は体重の何倍にもなります。より高く飛ぼうとすると、バレーボールやバスケットボールのように低くかがむ必要があります。
ムーブメントの美しさを重視するバレエは、アンドゥオールとアプロンによって背中を丸めてかがむような姿勢をせずとも高くジャンプするのですが、そのため姿勢の元となる体幹や脚の筋肉もバランス良くつかっていくことが大切なのです。

バレエの治療においては、アキレス腱の障害でも足首周りだけ治療すれば踊りに戻れるのではないことが、こちらの例でおわかりいただけると思います。

 
クラシックバレエダンサー Yさまのケース
 
3日後のステージのためのリハ終了後、アキレス腱に痛みを感じる
初発は半年前で、その後2ヶ月は休んだとのこと。

アキレス腱障害の場合、腓腹筋によく出てる強いコリが少ないことからも、彼がプロ中のプロのダンサーでありカラダがよくコントロールされていることが判ります。

アキレス左側に炎症があり、左右の腱の状態は明らかに違いが出ており、この部分の炎症を鍼と灸で取り除いていきました。

カラダを支える足部に障害があると、バランスをとるため他の部分にもコリが出ることが少なくなく、彼の場合は、肩甲挙筋と僧帽筋の中部にコリがありました。聞くと、リハでもリフトの調整が難しかったとのこと。訓練されたダンサーなので、リフトの失敗に至るまでにはなりませんが、そのまま続けていくと自分のカラダへの負担になっていきます。

アキレス腱の治療に加え、脊柱起立筋のバランスを整えて、治療を終わりました。

2日後の治療で診ると、アキレス腱の炎症は少なくなっており、小康状態と言えました。ただ、その前に診た背部のコリが強くなり、腓腹筋の深いところにもコリが出ている状態でした。舞台直前でリハーサルは終日、リフトの確認も多かっただろうことが見て取れる状態でした。

アキレス腱の炎症にはアイシングを施しながら、腓腹筋のコリと背中のコリを鍼をつかって動かす整体針で柔らかくしていき、その後、施灸で炎症を取り除きました。

この状態では、ジャンプの多い純クラシック系の演目は避けた方が良いだろうと伝えると、彼自身もそのことを考えており「足への負担の軽いコンテンポラリー系の作品に変更したよ」と語っていました。

本来、この状態であれば休養をとるか、どうしてもの場合は出演数を減らすのが普通なのですが、出演が決まっている来日公演で、来日した後のアクシデントのため、治療・加療しながらのステージとなりましたが、その後無事5日間のステージを終えたとお聞きしました。
 
追記:
女性ダンサーの場合は、ポワントワークによってアキレス腱に痛みを生じるケースが少なくありません。ただ、女性の場合は、アキレス腱そのものよりも、アキレス腱周囲に炎症や痛みを起こすことが多いのです。これをアキレス腱周囲炎と言います。
これについては、後日、このコラムにて紹介していきます。
 
 
Posted at 23:05
アキレス腱が痛い  [2013年08月30日]
◆よくお問い合せいただく症状
よくあるお問い合せの一つがアキレス腱のトラブル。ダンサーに本当に多いです。
ビッグジャンプやプティソーテ、ジャンプはバレエ・ダンスに欠かせません。
又、近年多いコンテンポラリー系の振り付けには、多様な動きを見せようと
これまでにないステップを組んだりすることがあるのですが、
それは=足首への大きな負担になることも多いのです。

◆カルテに書かれているや実際の声
プリエをしたり、ポワンテにしたりするとアキレスが痛い。
ポワントを履いたら大丈夫なんだけど。。。がまんしてたんですが、切れそうな感じになっちゃってこわかったです。   
アキレス腱が痛い。
ジャンプの着地のときにブチッという音が聞こえた感じで、それ以来飛ぶたびに痛かったり気になったりしてたんです。







 
 
 
 
 
 
◆鑑別のポイント
『アキレス腱が痛い』という場合、注意しなければならない基本はやはり部位の特定です。アキレス腱は人間の中で一番強くて太い腱で、かなりの巾があります。

 腱の真ん中=アキレス腱炎
 腱の外側、もしくは内側=アキレス腱周囲炎






アキレス腱そのものは、腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)とヒラメ筋(その内側にある筋肉)の腱が重なって踵の骨に付く二重構造になっているためとても強いのです。腱の真ん中に強い痛みがある場合は、かなりの衝撃を受けて腱に亀裂が入っている場合も考えられ、これがいわゆる真性のアキレス腱炎で、どちらかというとビッグジャンプをする男性ダンサーに多い症状です。


腱の外側と内側の窪んでいる部分、ここを触ると強い痛みを感じるケース。これがアキレス腱周囲炎です。
アキレス腱そのものに炎症があるのではなく、アキレス腱の脇を通る後脛骨筋もしくは長腓骨筋のどちらかの炎症であるケースで、つま先の細かい動きが求められる女性ダンサーに多い症状です。


◆解剖学的視点
この二つに共通している状態、それは、アキレス腱以外にも、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)がオーバーユースで非常に硬くなっていること。何故そうなるのか?解剖図でその構造を診てみるとわかりやすいです。

膝から下は、輪切りにすると三層構造になっています。


前脛骨筋と足指を伸ばす(フレックスにする)筋肉
下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋)
真ん中(奥)後脛骨筋と長腓骨筋と足指を曲げる(ポワントにする)筋肉=深部底屈筋
 
 
Ballet Terapie Acucare Ange feet

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ふくらはぎの一番太いところでは、実に半分近くを後面にある下腿三頭筋が占めています。この構造がポイントでもあるのです。ふくらはぎの筋肉=腓腹筋とヒラメ筋が硬くなっていくと、その負担が別の筋肉に及んでいくんです。その方向にはふたつパターンがあります。

一つが真っ直ぐ踵の骨に付くアキレス腱そのもの これがAのパターン
高さのあるジャンプの着地で、引き上げが足りない状態が続くとふくらはぎへの負担は増大し、アキレス腱に大きな負荷がかかっている状態。

そして、もう一つが、足の奥にある後脛骨筋、そして長腓骨筋に負担がかかる。これがBのパターンです
硬くなったふくらはぎに圧迫され、奥にある指の筋肉は柔らかさを失ってしまうのです。この筋肉は、ふくらはぎの筋肉の下を通り、足底に向かう途中で、アキレス腱の脇を通る、この構造から、両脇が痛くてもアキレス腱が痛いと感じる。これがアキレス腱周囲炎です。


◆バレエ的な視点
ポワンテにする時に大切な筋肉で、アキレス腱の内側を通るのが=後脛骨筋 
エシャペをする時に大切な筋肉で、アキレス腱の外側を通るのが=長腓骨筋





 
 

◆セラピーでのポイント
ではセラピーではどういう治療をするか?ですが、
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎、両方とも治癒へのアプローチはほぼ同じになります。
基本は、
◎腱の炎症を取りのぞく
◎腓腹筋の深部に潜むコリをほぐしていく
◎骨盤から足部までのコーディネーションを調えていく

炎症の程度によりますが、アキレス腱そのものの断裂(部分断裂)ではない場合、リハーサル・レッスンをしながらでも2ヶ月ほどで回復していきます。
ただ、踊っている時には痛みは感じないのに、イスやものにぶつかった時に痛みを感じる、と言う場合は未だ炎症が残っているサイン。表面上の痛みがなくなっただけでは、アキレス腱関連の痛みは解決しないのです。

その理由はこちら
1)腱の成分=コラーゲンであること。 筋肉より治癒に時間がかかります
2)踊りの姿勢(ポジション)が同じままだとふくらはぎにかかる負担が変わらないため


ケガを治すことに加えて、アライメントの調整をしっかりすることがポイントなのです。


◆クライアント様からの実際の声
Cさま ジャズ・モダンダンスの舞台後に故障 
足がある~ちゃんと立っている感じが分かります           
Yさま 舞台リハの合間に故障 PDDの舞台復帰
もう舞台に間に合わないと思ってました。痛くなくて踊れるのがホントに嬉しいです
Aさま 以前から痛みが発表会前に痛みがマックスになる
他では湿布だけとか、休めとしか言われなかったのに…舞台に出られるって分かってホットしました。















バレエの先生へのメッセージ
骨盤の下に足部がくる、という基本のアライメントをしっかりつたえてあげてください。
膝下の美しさはバレリーナの特徴。生徒達はきれいな膝を目指して一生懸命レッスンしています。けれど、伸びた膝を意識するあまり、逆に膝を押しつけてしまうケースがとても増えています。

しっかりアンドゥオールできているか確認しようと、1番から5番のポジションを目で見て確認しようとすることもあります。それではすでにアライメントはずれてしまっています。
ぎゅうぎゅうに固めた膝周辺の筋肉は柔らかさを失い、結果的にアンドゥオールがしにくくなりますよね。
伸びた膝で1番~5番のポジションを保とうとするあまり、後ろ体重の姿勢になっているケースも少なくありません。すると、知らず知らずにふくらはぎの筋肉に付加をかけていることになってしまいますよね。

骨盤の下に足部。基本のアライメントをしっかり伝えてあげてください!!



















 
 
 
 
 
バレエのための解剖学、バレエアナトミーはバレエ教師・インストラクターのための講座です。基本の解剖学に加えて、バレエの運動学、そして何故生徒達がそういう動きになるのか?が分かると生徒達の踊りの質が確実のアップしていきます。

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Posted at 11:49
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