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ダンサーズ症例ケース

ダンサーが悩むケガの症例と治療について紹介しています。
【テーマ】
■■O脚■■
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テーマ:「膝痛・半月板」の記事一覧

緩い膝蓋骨と膝痛  [2018年06月15日]
膝に痛みを抱えるダンサーの中に、膝のお皿=膝蓋骨がゆるい人が少なからずいます。
 
膝がゆるいとは、どういうことかというと、自分の膝のお皿を軽く左右からつまんでから、内側や外側に動かしてみると判ります。
大概の人は、外へも内へもさほど動かないのですが、ゆるいタイプの方は、膝蓋骨をつまんで動かすとグニュっと移動するのです。もちろんリラックスした状態でやるからこそなのですが、膝蓋骨がゆるいと、立っていても踊っていても負荷がかかりやすいという危険性が潜んでいるのです。
 
 
 
特にカラダが柔らかいダンサーさんは膝がゆるみやすい傾向にあります。他、ホルモンのバランスの影響を受けやすいタイプの人が、生理周期によって膝がゆるみやすかったりします。
 
膝関節は、曲げたり伸ばしたりが多い関節なので、この膝蓋骨が衝撃から守ってくれている訳です。この骨が動きやすいということは、つまり、膝関節周囲への負担が大きくなりやすいということを意味します。
この膝がゆるいタイプに加え、X脚が合わさると、更に膝関節への負担は増してしまいやすい。
 
バレエやダンスでは柔らかいプリエが重要と言われますが、大切なのはプリエの後、しっかり膝が伸びること。きっちり膝が伸びた脚では、膝下と膝上、つまり下腿と大腿が一本になるので(この時膝蓋骨は上に上がっています)アンドゥオールもしやすく、ジャンプの着地の負担も吸収してくれます。
 
けれど、膝がゆるいタイプは、膝蓋骨がきっちりあがりきらない時期があり、その時の負荷がダイレクトに膝関節周囲に及びやすいのです。気がつかないうちに膝が重くなって腫れてくる場合は、まず第一に炎症を取り除くことが最優先です。
 
炎症を抑えると同時に大切なのが、周辺筋肉の硬さを緩めること。炎症がある部分の組織を守ろうと硬くなっている筋肉では膝蓋骨は上がりきれないのです。
 
他に、レッスンだけでなく日常生活でも気をつけたこと、それが膝押し。立位の体重をにがすためツイツイ膝押し立ちをしやすいのですが、膝に炎症がある時はなおさら注意が必要です。レッスンでは気をつけても、日常生活では意識が抜けやすくなります。膝がゆるいタイプだと気付いた方は、日頃の姿勢チェックも大切です。
 
バレエの膝痛の治療は
Posted at 10:19
バレエ学校の試験の後、足首が痛くなって来院したRさん。
来た時には、足首だけでなく膝痛も訴えていました。
 
問い合わせがあった時は、捻挫とありましたが、足部を診ると、よくある捻挫(踝の外側にある前距腓靭帯)ではなく、踝の内側、しかもかなり足底に近い部分(後脛骨筋)に炎症が残っていました。
 
足首が痛い、バレエ

この筋肉・腱は足の指を内側に曲げる筋肉で、足のアーチを作る大切な筋肉なのですが、彼女の場合、足の指の力がとても強いため、バレエシューズでもポワントでもこの筋肉をつめて踊っていたようです。
 
彼女にはもう一つ特徴がありました。それは、膝のハイパーエクステンション=X脚。この脚はバレエ向きと言われますが、実はコントロールするのは難しいのです。X脚の場合、膝蓋骨をしっかり上に引き上げることがポイントなのですが、見た目きれいな脚なため、コントロールを忘れてしまうと、膝が奥に入ってしまうのです。
 
しかも、足首にケガがあると、足底からのアプロンにズレが生じやすい。膝には、大きな炎症はありませんでしたが、しっかり治療を行い、お皿が上がりやすいように調整しました。
 
X脚や膝蓋骨が緩いタイプは、コントロールが難しいのですが、足指が強いとその力だけで踊れてしまったします。けれど、学年が上がり複雑なパが増えていくと、コントロール不足からケガになることも少なくありません。
 
X脚や緩い膝蓋骨など、自分のカラダの特徴は、10代半ば位にはちゃんと把握しておくことが大切です。そのまま続けることで、靭帯を損傷する、というケースにも発展します。
 
 
捻挫、足部の痛み、アキレス腱痛、そして緩い膝からくる膝痛など、はしっかり治療し、コントロールできるようにしていきましょう。
 
 
治療についてはこちらを  >>>バレエ鍼灸   
ボディーコントロール・トレーニングについては こちらをご覧ください。
Posted at 10:32
『最近、足首、アキレス腱の辺りが痛いんです。』
と訴えたいたのは現在、膝を治療中のY先生。膝痛は、長時間、膝を折っていたポーズが続いたことで膝穴に圧力がかかってしまったのが原因だったのですが、膝がよくなってきたところ、次にアキレス腱痛がでたそうそうなのです。
 
このような状態は、カラダのバランスがうまくとれないため起きることなので、痛みがあるところだけ治療しても効果がでないことが少なくありません。と言うのも、バレエ、ダンスでは膝と足首は、それ以外、全てのボティバランスと常に連動しているからです。
 
よおく聞いて、診てみると、プリエで膝が折りたたまれる時、僅かに膝に揺れが見えました。ドゥミプリエは楽になってきたけれど、グランは未だちょっと怖い、という時期、気持ち的にプリエをしっかりすることにためらいが出たりします。
 
膝は大腿部と下腿部の中間にあり、内へも外へも動く訳なんですが、バレエのプリエでは足部と同じ方向に揃えることが大切。長年踊っていると、どうしてもその方向にカラダをもっていきたいと無意識に外へ外へと動かそうとします。
 
痛みやケガがない時にはすんなり出来たことが、なかなかうまくいかないことが続きます。と言うのも、挫傷して治療をしている時は、通常のすっと開く感覚が途切れてしまうため、どうしても力が入りやすい。でも、無意識に働く部分も残っている、それが、膝のブレとなって現れれるのです。
 
結局、アキレス腱の痛みは膝痛の関連として現れたもので、きちんとした膝の位置でプリエが入ると、足首にでていたツレる感じは無くなりました。
 
ケガをしていても、教えの仕事は中断できない教師やダンサーの場合、治療しながらでも踊らなければなりません。その間大切なのは、力ではなくカラダの内側からの声をよく聞くこと。これは、運動神経ではなく、感覚神経の役割で、これまでの踊りで必ず養ってきたものだからこそ、焦らなければ少しずつ戻ってきます。
 
バレエ治療院あんじゅでは、治療と並行して、膝の位置の修正、足首の位置の修正などもサポートしています。
 
 
 
バレエのケガ 膝、アキレス腱
 
膝痛・アキレス腱の治療は   >>>バレエ鍼灸
膝痛を克服してバレエに戻っていくための解剖学講座は   >>>バレエにアナトミー
 
 
Posted at 10:57
膝は曲げたり伸ばしたり、膝下は回旋したり複雑な動きをするため、お膝のお皿(膝蓋骨)を中心に、何重にも腱や靭帯が張り巡らされています。又、体重をしっかり受け止めるために大腿骨と膝下の骨(脛骨)との間に半月板が挟まっています。
 
元からカラダの柔らかいダンサーの中には、この膝蓋骨が緩くて膝が左右にぶれやすいタイプが少なからずいます。
 
両方の脚が5番でいる時は安定していても、ジャンプやアレグロのパは、軸脚と動作脚に分かれて踊る。つまり、片足で着地することがとても多い。しかも、ビッグジャンプの着地では体重の何倍もの荷重がかかります。
 
多種多様な動きを含むコンテンポラリーダンスの場合、ふとしたことでうまく重力をコントロールしきれなかった時、膝への負担がかかりすぎることもあります。
 
踊る量が半端ないダンサーや教えで長時間立ち続けている先生の中には、緩い膝に負担がかかって、半月板が傷ついてしまうことがあるのです。本人はそんなつもりはなかったと言うレッスン内容で傷がついてしまうケースもありました。
 
半月板は外側と内側の半円状になっています。
 
 
半月板損傷、バレエ
 
今までに診た中で、繰り返す刺激に損傷していた半月板が消滅していたという例もありました。他、半月板に亀裂が入ったり、ささくれのようにめくれたり、割れてしまうケースもあります。
 
損傷度合いによってオペが必要になってきますが、血管で栄養されている外側の損傷の場合は比較的軽症と考えられ、オペをしなくて済むことがあります。いずれもしっかり画像診断を受けることが大切です。
 
半月板の損傷時には、大抵の場合、膝周囲の靭帯や腱にも炎症が出ており、これが痛みの原因である場合もあります。
 
診断を受けた後は、適切な鍼灸治療を受けることで回復は劇的に早くなります。
 
更に、しばらく通常のレッスンができないため、脚の筋肉が少しずつ衰えていってしまうのも見逃せないポイント。ここを軽く見てレッスンに復帰すると、筋肉のバランスが取れず又膝に負担がかかってしまうことになります。
 
 
 
他、ジャンプの着地でケガをした場合など、復帰したレッスンでジャンプをする度に、恐怖心がおき、そのわずかな心理的な負担からカラダのバランスが崩れ、痛めた箇所に負担をかけてしまう、というメンタル的な葛藤が起きることもままあります。
 
大切なのは、
1)画像診断をとり、現状を把握すること。
2)適切な治療を受けて、膝周囲の炎症を取り除くこと
3)レッスン、リハーサルへの復帰を念頭に置いた適切な筋トレを行うこと
です。
 
心理的なストレスがかかっている場合は、なかなか自分で解消できない場合もありますので、バレエ治療院でも東洋医学的・西洋医学的な面からアドバイスとしています。
 
実際ケガをしてみると、そう言えば、ああいう時にいつもここが崩れやすい、脚だけで飛んでいたなど、ケガをしたからこそ見直せることに沢山気づけます。
 
実は、そういう視点こそがとても大切。現状をしっかり見つめ直し、治療やトレーニングを加えながら復帰すると、ケガをする前よりカラダの感覚が鋭くなっていくことが少なくありません。
 
ケガをマイナスに捉えないで、色々な視点を取り入れていくことで、踊るカラダのバランスはとりもどせていきます。
 
バレエ治療院あんじゅは、治療でトレーニングで、解剖学講座で、半月板損傷から回復を願うダンサーのサポートをしています。
 
膝痛の治療は   >>>バレエ鍼灸
膝痛を克服してバレエに戻っていくための解剖学講座は   >>>バレエにアナトミー
 
 
Posted at 11:45
膝の痛みには、いろいろなものがありますが、特にバレエジュニアに起きる膝の障害と治療についてご紹介します。
 
 
夏休みが明けたらいきなり身長が伸びていた、こういうことがジュニアにはあります。特に10歳から15歳位は背の伸び盛りで、一年で5cmも伸びていたなんてことも。

この時になりやすいのが、オスグッド症候群、と言われる膝の痛みです。
膝のお皿(膝蓋骨)の下あたりが痛い、ボコッと骨が出っ張ってきて、熱を持っている、膝を曲げられない、歩くのもつらい場合もあります。
何故このようなことが起きるのか、それは、成長期の骨の変化が関係しているのです。

 
 オスグッド、膝の痛み
 
脚の骨の末端は軟骨になっています。そして、膝に関係する一番大きな筋肉は4つの筋肉の腱を合わせて、膝のお皿を通って、下腿の骨・脛骨の前面に終わります。

成長するということは、脚の骨の軟骨が骨となっていく訳です。成人にくらべてジュニアの骨は柔らかい。成長したばかりの骨はましてや硬いはずはありません。

踊ったり、スポーツをする際、膝を使わないで行うことなんてできませんよね。プリエやジャンプなど、バレエで大切とされるステップが成長期に膝への刺激となってしうまう場合があるのです。
 
身長は伸びた方がいいのですが、膝が痛いと、レッスンどころではなくなってしまいます。これは、男子だけでなく女子にもおきます。

この症状では、痛みを発している腱の炎症を抑えることが最優先です。バレエ鍼灸で用いる【お灸】の施術が炎症を抑えるのに効果的なのです。更に、オスグットでは、膝に関わる筋肉にも負担がかかり、硬くなっているケースがほとんど。
 
ここも緩めていくことがポイント。脚の筋肉が柔らかくなれば、膝への負担も軽減されるからです。この両面からの治療で、炎症のある周囲の緊張は収まってきます。
 
 
 
そして、痛みが収まった後に大切なのが、バレエ的に膝を使えるように修正すること。
普通に膝を曲げるようにプリエをしていると、膝蓋腱に掛かる負担は変わりません。そのため、炎症が繰り返される安いのです。バレエ的に膝を折る、伸ばす感覚を養うことは、痛みを再発させないだけでなく、きちんとしたポジションをキープするためには欠かせません。

レッスン復帰後、痛みや炎症の度合いを診て、治療を加える、もしくは、膝の使い方の修正を行う、この過程を経て、ほとんどのジュニアはいつもスケジュールをこなせるように復帰していけます。
Posted at 12:49
Aさんが初めて来院された時は、痛みがマックスで、膝を伸ばすことも曲げることも辛かった状態でした。バレエだけでなくどのダンスでも柔らかい膝はとても重要。なのに、常時4日は教えを続けてきたのです。

ダンスの先生は、元々のカラダのキャパシティーが比較的に高いことや「痛いのなんか当たり前」的なちょい体育会的忍耐力も持っているので、治療したほうがいいよという状態でも続けて踊っていたりする。

バ レエやダンスの障害で、膝の場合、膝だけを治していていても、踊りに戻れるようにはなりません。Aさんの場合、膝周りにある炎症を抑えることが第一でした が、それに加え、骨盤周囲筋や大腿、下腿の筋肉の硬さをほぐし、炎症による筋性防御をおこさないようにする必要がありました。

最初は週一、その後は2週間に一度、10回ほど治療が進んだところで、伸びきらなかった膝が伸びるようになっていきました。ここまでに約3ヶ月半ほどの時間でしたが、遅いというよりむしろ早い位な感じの症状だったので、やはり元からの力があるんだなと思います。

そこで、4ヶ月目からは、 ご本人の希望もあり、バレエ鍼灸とパーソナルセッション「ターンアウトアップ+プラス」を交互に受ける組み立てで、ムーブメントの調整と治療を並行して続けてきました。

バ レエ鍼灸による治療は、膝に関わる組織を修復することはできるのですが、バレエダンスは、膝の炎症が治まってもそれで即踊りの戻れないこともあります。し ばらくの間最小限の動きに留めていたことで、自然なダンスの動きを忘れてしまう。。。さあ膝が楽になってきたからガンガン踊れると思いきやなんかぎこちな いという状態は、脳の仕組みによるものなのですが、だからこそ踊りへのリハビリが必要なのです。

ターンアウトアップ+プラスでは、何故膝 を痛めたのか、その根底にある歪みを実感してもらうところから始めます。そして歪みのでないラインで立つ、プリエする、伸ばすなどの動きを取り入れていき ます。すると、自然に骨盤が立つポジションがかんじられ、カラダが支えられている感覚が少しずつよみがえっていくのです。

バレエ鍼灸とターンアウトアップ+プラスを併用して受けている中でAさんが感じていたのは「こんなに力で固めて使ってきたんだ。。。。だ」ということ。
そして
「骨で踊るとそんなに力を使わないで、しかも楽に踊れるんだ!!!」ということです。現在は自身がつかんだ感覚をクラスの教えで生徒さんにも伝えているそうです。

元からの力があるダンサーは、不調で踊りにくくなると、大抵、テクニックの問題だと思って、更にレッスンを積んでいくことが少なくありません。しかし、それが、結果ケガを引き起こしてしまうことになっていくのは、その根底に歪みが潜んでいるから。


もう一度、自らのカラダを見つめ直してみると、そこには前より楽に踊っている自分を発見できます。
そのためにも、痛い箇所はしっかり治す。
そして、動くカラダの仕組みを知ってみる。

それが、踊り続けられるバレエボディーを作ってくれます。
>>>バレエ治療院あんじゅメニュー
Posted at 10:45
年末に膝に水がたまってしまった状態でいらしたAさまのケースをご紹介します。
今回はお許しいただき、写真を掲載させていただきます。


分かりますでしょうか?右膝下と外側のふくらんだ写真がいらした段階の状態でした。

このときは、痛みも強くてプリエにするのもツライ状態で、太ももの筋肉にも強い緊張が見られました。こういう時は、最初にマニュピレーションで筋緊張をゆるめると後の鍼も効果的になってくるので、最初にマニュピレーションを行いました。

それが終わった段階が、②の写真です。どうですか、①でふくらんだ感じあったところがスッとしてきているのがお分かりいただけますか?
そして、最終的にバレエ鍼灸で、膝の炎症をとりのぞいていくと、どんどん腫れが引いていったのですね。その写真が③です。

その次のご予約でいらした時に伺った喜びの声はこちらです~



膝が痛くて水も溜まってたのに、翌日には腫れてたのがなくなったんです。助かりました。又すぐ痛くなるかな…と思ってたけどお灸が効いたみたいで【プリエ】も楽でした~


今日までなんとかなってホントに良かったです。早く膝治してパーソナルレッスンの方に戻りたい~。

K・Aさま














バレエ鍼灸は痛みや炎症がなくなってプリエがらくになるバレエ鍼灸はこちらから
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>>>電話:090-9362-0080
Posted at 00:05
膝の痛み ②  [2013年11月10日]
◇膝の構造の解説
膝は曲がる動作がとても多いため、曲げる際の負担を吸収するように沢山の組織が関わっています。
下に、その筋肉と動きを大まかに紹介します。図と併せて見てくださいね。

膝に関わる筋肉
四頭筋 股関節は曲げる 膝下は伸ばす
外側ハムストリング 股関節は後ろに伸ばす 膝下は曲げてターンアウトさせる
内転筋群 大腿(太もも)を内側に寄せる 大腿(太もも)を内側に寄せる
縫工筋 股関節をターンアウトさせる 膝下は曲げる
                    
             
       
               








※これは一部のご紹介です


膝の動きを支える組織 半月板、前十字靱帯、後十字靱帯、           内側外側側副靱帯、膝蓋靱帯、腸徑靱帯
  




このほかにも沢山あるのですがこれらの筋肉組織が関わっている膝の運動、
股関節の運動とも連動していています。膝単体でバレエの動きをするの
ではないのですが、膝は横!という意識がとても強く、それがねじれを
生じさせる要因ともなっています。


◇注意が必要なポイント 痛みの段階が行き着く先
最初のサイン 痛みが消えにくくなる
次のサイン 痛みを抱えて続けると、別のところが痛くなる痛みの連鎖が始まってくる

  右が痛かったなら、左の腰が重くなるなど別の部位に負担かいく
その行き着く先 膝周囲の筋肉が耐えかね、靱帯や半月板に影響が出てくる 靱帯の損傷や半月板の割れを引き起こしかねません。




 
   
           












プロとして沢山のダンサーを診てきた経験から、今の状態を続けると
こうなっていくだろうという先も見えてきます。治療の際には、今どの段階なのか、
そのことについてお話しています。

痛みの段階でいくと、二つ目のステージの状態は人によって期間が異なり、
長くつづいたりするケースもありますが、その段階が長引けば長引くほど、
膝に負担がかかっているということでもあり、最終的に靱帯をきったり、
半月板を痛めたりすることに近づいてしまうのです。

一度ハサミで切った布が元の布に戻らない様に、一端カラダの組織に
メスをいれると、その後、元の組織に戻ることはありません。
だからこそ、痛みを取る治療、筋肉を適度に柔らかくするメンテナンスが
大切なのです。


◇バレエ的な視点
1ミリでも外へアンドゥオールしたい、の思いが筋肉を硬くする。

股関節の可動域があっても、四頭筋を強く働かせてしまっていると、
膝に負担がかかってしまいます。この状態で、ジャンプから着地すると
一気に膝への負担は増してしまいます。

四頭筋には、股関節をターンアウト=アンドゥオールさせる働きはないので
できるなら使いたくない。でもアンドゥオールしたいと、無理に開こうとすると、
結果一番使いたくない四頭筋をつかってしまうのです。
太ももから回すという意識でいると、四頭筋はどんどん硬くなっていきます。

大切なのは、一部ではなく、カラダ全体でアンドゥオールすること。
最終的には、これが重要なのです。



◇セラピーでのポイント
まず、一番痛みがおきている部位を中心に、膝に関わる筋肉をゆるめていきます。
更に大切なのは、骨盤周囲筋をゆるめること。
セラピーのポイントは、痛みのある膝だけを治すのではない、ということです。

先ほども書きましたが、大抵痛みをかかえている時、その上か、又下に問題がある
場合が多く、膝だけみていても、実際に踊りやレッスンに戻った時に、
治ってなかったということが起きるのです。

曲げても伸ばしていても痛みが強い場合にはしばらくコンスタントに通う必要
があります。これは、痛みの連鎖が他に及んでいるためで、この連鎖のサイクル
が落ちついてくれば、レッスンやスケジュールを考えて様子をみながらの治療にうつります。

その後、炎症もとれ、周囲の組織や部位にもゆるみがでてくるようになったら、
個別に使い方のアドバイスなどを加えたメンテナンスに移行、痛みをおこさない
ラインをカラダにしみこませていく、これも大切なポイントです。

◇クライアントさまからの声

メイク道具買ったんでんすよ〜膝が痛かったからもう舞台出ないだろうって、断捨離流行ってた時に、旦那と一緒にバンバン捨てちゃってたんですよ〜
もういっぺん出られるって思うと嬉しくていろいろ買っちゃいました。
 
受けた後はスゴく調子いいんですよ。カラダ軽くて。舞台前に又よろしくお願いします。
 
N・Rさま














元々関節が柔らかく、膝の靭帯が緩みやすいタイプのRさま。
以前にオペも経験されていました。
プリエをすると痛みがでる状態から、治療メンテナンスで、無事発表会に参加されました。



膝が痛くて、もう骨がどうにかなっちゃったのかと心配で、それならバレエは止めた方がいいのかなと思ってたんですが、そうじゃなかったんですね。ホットしました。
 
Kさま









膝が痛い=骨の異常、関節の異常、と感じることも少なくありません。
画像審査をしても、痛みの原因が分からない場合がとても多いのですが、
バレエの運動学、解剖学で診ると、アンドゥオールがうまくできていないために
ねじれがおきているケースがとても多いのです。

筋肉の緊張、硬いところをゆるめていくことに加えて、運動学的な視点に
基づいたセラピーがとても重要になってきます。


膝の痛み、プリエやジャンプの着地で感じる膝の違和感が気になる方はご相談ください。

>>>ご予約・お問い合せ
>>>電話:090-9362-0080
Posted at 13:55
膝の痛み ①  [2013年10月27日]
◇よくお問い合わせいただく症状
よくあるお問い合せの一つが膝の痛みです。
スネから膝の外側が痛い、グランプリエの途中で痛い、
グランプリエで膝が曲がりきらない、
膝の内側が痛い、などなどいろんな痛みをかかえて問合せがきます。

大抵は、画像審査で骨には異常ないと言われるケースがほとんどです。
けれど、膝の中が引っかかるような感じで痛くて踊れない…
中にはこういう声もあります。


◇実際にお聞きする声

ジャンプの着地でヤバって感じたんです、、、次の出番には大丈夫ですよね。。。。
プリエをすると膝のところに違和感がずっとあって。骨がどうにかなったのかと調べたんですが、何ともないと言われて。でもずっと膝が痛いのです。


◇何故起こる?膝の痛み
バレエ・ダンスを踊っていると一度は感じる膝の痛み、違和感。これは
どうして起こるのでしょうか?

最初のケースは男性ダンサーに多いパターンです。
以前、あるダンサーさんに『どうして舞台を降板したの?』と聞いたこと
があったのですが、その答えは『リハーサルで古傷に痛みが出て、
ジャンプが飛べなくなったからだよ』でした。ジャンプは男性ダンサー
の見せ場的なテクニックの一つ。リハーサルが続いて負担が掛かること
も大変多いのです。

この他多いのは、プリエをした時に痛みを抱えているケース。こちらは
女性に多い症状です。こういう症状がある時、ご本人は気づかない
内に太ももと膝下にねじれがおきていることがほとんど。
バレエのプリエは膝と足の方向は同じでなければならないのですが、
これがうまくいっていない時に膝に負担が掛かかり痛みを起こさせるのです。


◇鑑別のポイント
膝痛の時も注意しなければならない基本はやはり部位の特定。
そして炎症の程度を診ることも大切です。

膝の構造には沢山の筋肉・靱帯・骨が関わっているので、
同じ膝の痛みと言ってもどこが痛いのかで、原因となっている筋肉や
腱も違ってくるのです。

A 膝上  大腿四頭筋  ・・・男性>女性
B 膝下  大腿四頭筋の腱・・・男性>女性
C 膝外  腸徑靱帯・ハムストリング・・・女性≦男性
D 膝内  内側のハムストリング・関節の裂隙・・・女性>男性
E 膝裏  股関節・・・女性>男性

体重を支えるため脚の筋肉には大きな負担が掛かります。
そのためジャンプ系の多い男性の場合、膝上や膝下に痛みが出る
ケースが多い。

膝の外や膝の内側が痛い場合、太ももの筋肉も硬くなっています。
これは膝にかかる負担を脚の筋肉でカバーしようとしているせいなのです。
又、膝痛の場合、腰にも硬い固まりがあるケースがとても多い。
つまり、膝痛は、骨盤周囲筋の硬さから始まっていたというケースも
多いのです。なので、膝だけを部分的に処置しても治らないのです。
更に、ひとり一人の骨格や筋肉はそれぞれ違うため、ねじれが
おきている場合、膝のどこに負担がいくかは、それぞれ違ってくるのです。



今回も、長くなってきたので、分けてお届けします。
次回は、膝の構造から、注意が必要なポイント、バレエ的なポイントの視点から
書いていきますね。


Posted at 18:48
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