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ダンサーズ症例ケース

ダンサーが悩むケガの症例と治療について紹介しています。
【テーマ】
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■■有痛性外脛骨・三角骨■■
■■ダンサーの甲■■
■■バレエ留学への道■■
■■バレエ整体■■
■■過去のケガの再発■■

テーマ:「有痛性外脛骨・三角骨」の記事一覧

足が痛い、、、
レッスン後、リハーサル途中、教え中にも、つま先を伸ばそうとするとなんか変、プリエをするとズキンとくる、痛くてポワントで立てない、、、という時ありますね。
 
バレエの3大障害、足首、膝、股関節。中でも、足首、足部の障害を見ていきます。
 
症状で診ると
 
捻挫、
腱や滑液胞の炎症、
神経圧迫、
骨変性、
 
などがあり、ケースによって治癒に時間がかかることもあります。
例えば、大腿四頭筋に大表される筋肉はタンパク質の成分が多く、血流も多いため比較的治りが早いのですが、足部に多い靭帯や腱はコラーゲン線維が多く、治癒に時間がかかることも少なくありません。
 
では
 
場所で診てみましょう
 
 
バレエのケガ 足首 バレエ鍼灸あんじゅ
 
足首周囲
①前距腓靭帯(捻挫)
②伸筋支帯 (捻挫)
③長趾伸筋炎 (腱鞘炎)
④アキレス腱炎 (腱鞘炎)
⑤アキレス腱周囲炎
(長腓骨筋腱炎・後脛骨筋腱炎・長母趾屈筋炎)(腱鞘炎)
⑥三角骨炎(三角骨分離)(骨折・骨変性)
 
足部
⑦有痛性外脛骨、(腱鞘炎の一種)
⑧モートン症候群、(神経圧迫)
⑨ショパール関節炎、(関節炎炎)
⑩足首の滑液胞炎、(滑液胞の炎症)
 
指=趾
⑪外反母趾、(骨変性)
⑫内反小趾、(骨変性)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Ballet Cllinic Ange
 
スネの前から外側にある筋肉で7つ、スネの後から内側にかけてある筋肉で6つ、足部には13の筋肉があり、とても複雑かつ精緻な造りをしています。
指へ行く腱が走っている甲側はコラーゲン線維が多く、足底は、脂肪組織もあり甲側と比べると筋肉成分が多くなります。
そして、足部には、指の骨(第1〜第5趾)、足部の骨(中足骨・楔状骨など足根骨・踵骨、距骨)と細かい骨があり、たくさんの腱が付着しています。
 
プリエやジャンプ、ポーズでカラダを支える一番の土台である足部。
そのため、着地時の衝撃や捻り、リノに引っかかる、他のダンサーのカラダの一部との衝突など、思わぬ負担がかかることが少なくなく、足部のケガが少なくないのです。
 
甲側を走っている腱やくるぶし周りの靭帯などコラーゲン線維が多い組織は、マッサージの刺激では簡単には柔かくなりにくい。
 
セルフケアとして、指を含め、足部の関節を緩めること、そして踊った直後は衝撃を受けた熱をとりのぞくために、冷水をかけるなどアイシングをすることが大切です。
 
筋肉成分の多い足底は、ボールなどをゴロゴロさせて柔らかくほぐしておくのはオススメです。。けれど、ボールの固さには気をつけましょう。日本では、未だ、ぎゅうぎゅうするマッサージや強い指圧が少なくありませんが、筋肉や筋膜が柔らかいダンサーのカラダにはtoo muchな刺激。逆に足底の筋肉が疲弊していまいます。これは海外の理学療法の先生方は10年も前から提唱していますよ。
 
そして、痛みが長引く時、触ってヒリヒリする炎症が出ている箇所には適切な治療が必要です。
超音波なども効果が出ていますが、消炎鎮痛剤やロキソニンテープだけでは対処しきれないのが足部のケガ。
バレエ鍼灸のお灸が炎症は、靭帯、腱の炎症だけでなく、三角骨による痛み、滑液胞にできた炎症にも高い効果をもたらします。
 
 
 
運動学的に構造的に、足部には大きな負担がかかりやすいため、ケガも多いのですが、実はそれだけが原因ではないことが、バレエ鍼灸10年の臨床で分かっています。
 
それについては、新たにコラムで紹介します。
Posted at 12:07
アキレス腱周囲の痛み以外に、三角骨による痛みを抱えての来院が今月だけでも3件ありました。全員10代前半のバレエジュニアです。

三角骨とは、私たちが元々持っている骨ではありません。本来は、距骨という骨の一部分。(参考① 外脛骨・三角骨による痛み
それが、なぜ問題になるのかというと、これがあると"ポワントをはくたびにアキレス周囲に痛みを感じる"、"つま先を伸ばそうとすると痛くなる"を繰り返すからなのです。

バレエでは、綺麗に伸びたつま先が美の象徴です。
そのため「もっとつま先を伸ばそう」とがんばるし、レッスンでもそれを指示されます。その度に痛みを感じていると、痛みを避けようとバレエ本来の動きとは違うクセがついてしまうかもしれません。そうなったら折角のレッスンもテクニックの向上になるどころか、元も子もなくなってしまいますね・・・

アキレス周囲がずっと痛い・・・変だな、と思って調べて見ると『三角骨ですね』と診断され、治療は鎮痛剤か湿布で終わることがほとんど。なぜ出来てしまったのか?痛くなるのはなぜか?は教えてもらえません。

先にも言ったように、この骨は、関節の変性で作られる余分な骨=骨棘(こつきょく)ではなく、あくまでも距骨という骨の一部です。(参考②【ほとんどの場合、三角骨は距骨後突起が疲労骨折して出来ます】『ダンステクニックとケガ』大修館書店 ダンステクニックとケガ 初版p134、3.12より)
 
では、なぜ本来ないはずの骨が出来てしまうのでしょうか?それも10代のバレエジュニアに。
これまで、多くのジュニアを診てきた結果判ってきたこと、それは彼女たちの現在の環境との関係が少なくない、ということです。

 
1)若干、早いポワントデビュー
2)体重が軽いため、筋力がたりなくても、トウシューズになれてくると立てるようになる
3)甲を出したいとつま先を伸ばそうとするあまり、アキレス腱をつめてしまう
 
 
 
 


手元にある国際ダンス医科学会の資料によると、トウシューズをはき始める時期のガイドラインの第一番目にこうあります。
【決して12歳以下ではないこと】

けれど、現在の日本の現状はこれとは違っています。レッスン歴にもよりますが、幼少期から習いだしたケースで、おおよそ10歳、小学校4年生くらいになるとき始めることがすくなくありません。

10歳は、まだ筋力がトウシューズをはくのに充分でない場合でも体重が軽いため、それが筋力をおぎなって立てるようになっていきます。踊りを習っているということは、運動神経も優れている場合が少なくありません。これらがあいまって、一年も経てば楽々踊ってしまうケースがほとんどです。しかし、この年齢がクリティカルなポイントになるケースがあります。それは成長期にあるため骨が柔らかいからです。

どういうことか、具体例で診てみましょう。

3歳からバレエを習い始めて、10歳でトウシューズをはき出したAさんが、たまたま、距骨の後ろに少しでっぱりがあったり、とがっていたりすると、トウシューズのレッスンを繰り返すことが成長期で柔らかい骨の負担となり、後ろの一部が分離したり、骨折になっていた。これが三角骨です。

全員がそうなる訳ではなく、又、ポワントデビューから何年でそうなるかというものではなく、痛みを感じ出した時に、すでに骨折がおきている可能性も指摘されています。最初は原因が思い当たらないため、はき始めから3、4年、人によっては10年たって初めて判るということもあります。

実は、トウシューズの構造とも関係あります。ソールの部分やポワントボックスはバレエシューズよりずっと硬く作られていますよね。そのシューズでつま先を伸ばすのだから、力がいります。単純に甲側の指で伸ばそうとすると、それが三角骨を作ってしまう要因になりかねないのです。特に、足指の力の強いジュニアに、その傾向が多いと診ていますが、そのままの使い方が身につくとハンマートゥやアーチの薄い足を作ることになります。

解剖学的に診ると、爪側の指を伸ばしても甲が出ることにはならないのですね。。。それどころか、それがアキレス腱を詰めるに動作になるため、その周りに痛みをもたらすのです。


そう言っても、海外のバレエ学校やスクールと同じガイドラインを実践することは今の日本の現状ではとても難しい。
これらの状況を受け、今回お伝えしたいのが以下のアドバイスです。

 
ⅰ)アキレス腱周囲に痛みを感じていたら、レッスン後は冷やすなど、ケアをまめにする
 
ⅱ)3ヶ月以上痛みが続いた場合は、画像診断を受ける

ⅲ)炎症をとりのぞくための治療をうける

ⅳ)炎症が収まったら、つま先の伸ばし方を修正する
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 アキレス腱周囲の痛みが、すべて腱の断裂や三角骨であることはありません。まず、日々のレッスンでのケアをきちんとしていきます。それは骨や筋肉が育つ大事な成長期にあるからこそ重要です。
 
・ヒリヒリする痛みや熱をもった痛みには、氷や冷水で冷やします。
・お稽古場の水でぬれタオルをつくって冷やすそれだけでも違います。
・硬くなったふくらはぎは、足首や膝の関節をほぐしてからストレッチをしましょう。

痛みがオーバーワークによるものなら、これで充分、対応可能です。
けれど、痛みが3ヶ月以上続く場合には、画像をとって確認することを考えてください。
お子さんの骨の現状を知っておくことはとても重要なポイントです。

しかし、治療となると湿布だけでは足りません。
アキレス腱周囲炎でも三角骨でも、必要なのは局所の炎症を抑えることです。これについて、あんじゅでは、鍼とお灸をつかったバレエ鍼灸で対応します。比較的早く判れば、2~3回の治療で炎症が収まるので、痛みも引いていきます。

そして、大切なのはここから先。

炎症と痛みが収まっても、同じ使い方をしていると再発の可能性が高くなります
だからこそ、深部足底筋をつかったつま先の伸ばし方を習得することが大切です。特に内くるぶしの下にある後脛骨筋がきちんと使えるようになること。それが強いポワントワークを支えてくれるのです。

治療院では、足首の角度や動き、伸ばし方などをチェックするのですが、深部足底筋が正しく意識できるようにサポートすると三角骨があっても痛みを感じません。つまり、
骨の変形がすべて痛みをもたらしているのではないのです。
けれど、骨折による分離になってしまうと、場合によって手術が必要になることもあります。

そうならないように、できる事が沢山あります。大切なので繰り返しますね。
 
 
日頃の疲れを長引かせないこと

痛みを抱えたまま、がまんしないこと
 
治療時期が早ければ治りも早い
 
指を伸ばしても甲は出ない、と理解して根気よく修正すること
 
 
 
 
 
 
 
 
です。

バレエジュニアの現状からみた三角骨による痛みの代表例を紹介してきましたが、これで全てではありません。一人ひとりのカラダはちがっているので、その個性による使い方が原因の場合も少なくありません。

治療が必要な場合、関連して気になることがある場合、ご連絡ください。
 
Posted at 17:58
外脛骨・三角骨による痛み  [2015年03月22日]
足部の骨の変性による痛み、障害
 
有痛性外脛骨は、舟状骨の変性によって、痛みを生じる症状。三角骨は、踵の骨の上にある距骨の変性によって痛みを生じる症状です。

足の内側、くるぶしの前周辺が痛くて踊れない状態が長く続いている場合、二つの症状が想定されます。一つは、アキレス腱周囲に炎症が起きているケース、そしてもう一つの可能性がこの有痛性外脛骨です。
 

有痛性外脛骨

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
深いプリエをした時、タンジュでつま先を伸ばした時など、踵の上に痛みがあって、ルルヴェで立つのも痛くてつらくなっている場合、考えられるのは、アキレス腱炎、もしくは有痛性三角骨の可能性が考えられます。
これら以外、楔状骨に変性が出たダンサーもいます。
 
 
 
 三角骨
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何故このような痛みが起きるのか?の前に、足部の構造を見てみましょう。
 
足部の構造
 
足部の骨は大腿・下腿と比べてやや複雑な構造になっています。

かかとを構成する骨の前に5つの骨が並んでその先に足指の骨につづいていく構造です。何故こういう構造になっているのか。それは、足の指一本いっぽんを動かし、足部全体が回るように動かすためなのです。
この両方を可能にする足部の骨、これらがまとまって働くとしっかりと体重を支えてくれる、バレエの軸を支える重要な一部になるのです。
 
 
 足部の構造
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実際には、軸は足だけで支えるのではないけれど、フルポイント、ドゥミの時、この足部には大きな重力がかかります。

軸がズレて、重力が支えられるラインから外れたらどうなるでしょうか?バレエ美本来のラインからずれてしまいますね。加えて、一部の骨に大きな負荷がかかることになる。それが痛み→ケガになっていくのです。だから、レッスンで軸はまっすぐね、と言われるのですね。
 
 
ケガになっていく要因
どういう時に重力の方向がズレるのか?をみていきましょう。
 
かかとをグッと前に出したい、ポワントで立つならもっと甲を出したい…踊っていたらそう思いますね。
かかとが前に出るのは、足部から股関節までのラインがつながっていてアンドゥオールするから、その結果かかとが前に出るのであり、足底から股関節まで軸がつながっているからしっかりポワントで立てるのです。

きれいなラインを目指したいのは誰も同じ。けれど、カラダ全体でなく、外から見た形だけを真似て足先の一部だけで開こうとする、立とうとすると足部の負担が増えてしまいます。
 
 
《足部に負担がかかりやすいタイプのチェック項目》
 
◇グリシコなど比較的硬めのポワントをはいている
◇足指の力が強いタイプ
◇甲が出ていてポワントで立ちやすいタイプ
◇体重はそこそこ軽いのに、ふくらはぎがパンパン
◇スネの前の筋肉が硬くで指も入らない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アキレス腱や足部の骨にトラブルを抱えやすいタイプには、こういう方が少なくありません。

14歳くらいまでは、体重が軽いのでポワントでもくるくる回れるし、ジャンプも高く飛べたりします。けれど、足指のチカラや甲にのる踊り方を変えずに踊っていくとどうなるか。本人も気づかないうちに足部への負担が積み重なっていきます。それが長く続いた結果、ストレッチしても硬いふくらはぎや、スネの前の筋肉が硬くて指が入りにくい状態になっていきます。

だからといって全員が有痛性の外脛骨や三角骨になる訳ではありません。治療で判ってきているのは、このような状態です。

レッスン量の増加、睡眠不足、体調管理不足からくる注意散漫、などが重なって踊っている時じくがズレて足部へ余計な力がかかってしまった、また、日常生活で階段を踏みはずした、フト滑ってしまった時に足部に外的圧がかかった、などです。

又、骨は大きさや形にバリエーションがあり、たまたま距骨の形が出っ張っている人や、舟状骨の角が少し外に出ているタイプの人がこの症状になってしまうケースがあります。

いずれも、皆さん初めのうちは痛みがあるので少しレッスン量を減らしたり、テーピングをして踊ったりするのですが、外的圧がかかって痛みがでている状態は炎症がある証拠なので、ほとんど役に立たないことが多いです。

 
有痛性外脛骨・三角骨・楔状骨の治療
 
実際の治療はどうおこなっていくのでしょうか?

先ず、痛みが長くつづく場合は、画像所見をとることが大切です。その結果、骨に分離が認められる時はオペが必要になってきます。
では、骨が分離していないのに痛みがあるのはどうしてなのでしょうか。それは、周辺を走っている筋肉の腱を変性した骨が圧迫しているため炎症がおきているからなのです。

なので、分離していない場合の治療は、この炎症を抑えることが第一になります。

画像所見では、微細な炎症は撮らないことが少なくありません。その場合、痛み止めを出されて休みなさいと言われるのがほとんどですが、炎症がある限り、ポワントをはくと痛みが出るし、痛くてドゥミやポワントにできない状態が続きます。
バレエ鍼灸で使うお灸と鍼の効果は、足部表面に残る炎症を確実に抑えます。

加えて、足指の腱につながる筋肉をほぐしていくことも重要なポイントです。アキレス腱炎や周囲炎でも同じですが、足部に痛みを抱えるダンサーは、膝下の筋肉や内転筋がとても硬くなっています。

更に必要なのは、足部に負担をかけない足の使い方に戻してあげること。炎症が収まって筋肉もほぐれてきても、以前のままの立ち方だと、再び負担がかかって痛みが再発することになるからです。骨の個性で患った場合でも同様に、負担のかからない立ち方に見直すことは、長く踊っていくためには必要です。

足の使い方、立ち方の土台はバレエの解剖学とフロアバレエ、バー・アスティエ。複雑なストレッチやリハビリと違って、ダンサーが長く馴染んできたバレエのパなので分かりやすいし、セルフケアの手法にもなります。
 
いずれにせよ、痛みをかかえて我慢していても解決にはなりません。早めに適切な治療をすれば踊り続けることは可能です。
 
 
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Posted at 10:02
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