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テーマ:「バレエジュニアのカラダづくり」の記事一覧

出張講座レポート 2018年4月  [2018年04月24日]
4月は2回、千葉のお教室にてフロアバレエの出張講座に行ってきました。
どのお教室も、皆さん興味深々で参加してくれました。解剖学ってどんなことなの?バレエが上手くなるのに、どんなヒントがあるの?そんな雰囲気をいつも感じます。
 
 
バレエの解剖学、出張講座、鍼灸スペースあんじゅ
 
このような出張講座を始めたのは、最初が2013年だからもう6年めになります。
 
どの講座でも伝えている内容はほとんど同じ、それは『自分のカラダをもっと身近に感じよう』の一言です。
 
骨盤は平らにしましょう、ポールドブラの時に肩を上げないようにしましょう、といつも聞いているカラダの注意、実は、その骨盤、肩が具体的にどこを指しているのか?意外と皆さんは知らなかったりするのです。
 
バレエでは脚だけでなく腕の形も厳密に型が決められていますが、その手の位置すらなんとなく、ということが少なくないのですね。
 
自分ではアラベスクの手をちゃんとやっているつもりでいても、実はそれが全然違ってた、だから脚だけであげることになり、結果、アラベスクで脚が上がらないのは、脚のせい、股関節のせいだと思ってしまうのです。
 
鏡を見なくても自分のカラダの位置をしっかり分かっていること、これは認知感覚というのですが、運動神経より感覚神経の働きが中心になります。
パを追いかけるあまり、自分の手の位置や脚の位置を考えずに動くと、全くバレエに見えないのは運動神経だけで踊っているからなんです。
 
歩くとか座った状態から立つという何気ない動きと違って、バレエのように意味のあるムーブメントの場合、カラダの位置と動きを常に一致させなければなりません。これを、カラダのパーツをしっかりコーディネーションしてコントロールする、と言います。
その時に大切なのが、ボディーイメージなんです。
 
まず、自分の骨盤や手やつま先、頭、肩などが、どの動きの時にどうなっているのか?に気づくこと、ここから出発することが大切なのです。
 実は、このボディーイメージ、もともと得意な人ほど上手くなっていきます。となると、もともと持っていない人はダメなのか?と言うとそうではありません。例え、ボディーイメージが【今】薄くても、自分で分かって育てていくことは可能なのです。特に10代の脳は柔らかいので、早くつかめれば『あれっ、これって‼︎』とスルッと分かってしまうこともあります。
一度で分からなくても、自分のカラダの位置を考えながら踊り続けることが大切。
 
自分で考えるのに、解剖学の視点があると判りやすくていい、ということなんです。
 
そして、カラダを見直す時に、座ったり寝たりしてエクササイズをするフロアバレエが役に立つんですね。と言うのも、立って踊らない分、きちんとコントロールして動かないとエクササイズにならないからなんです。つまり、逆に自分の欠点に気付きやすい、ということ。
 
この講座はフロアバレエの前に解剖学の時間を作ってより、ボディーイメージを掴みやすいようにしています。
自分のカラダについてもう少し突っ込んで考える、感じる視点担って欲しい、それがこの講座の狙い。
 
来月も、出張講座に行ってきます。
 
 
 
>>>電話:090-9362-0080
 
Posted at 10:46
海外にいるジュニアから時々連絡をもらうのですが、皆さん頑張っている様子がとても頼もしいです。

カナダに留学中のMさんは
今日イグザムがありました。実技の。次は来週の月曜日です。頑張ります。

二年になったら実技はアドバンスと言うのをやって、振り付けも勉強します。夏休み、帰る日が明確に決まったら市川先生に連絡します!
と写真を送ってくれました。
 一年のカリキュラムには、バレエ以外に、ピラティスやジャズも入っていて、カリキュラムの多さは驚くほど。日本と違って一日バレエ漬けの日が続きます。これが留学の利点です。
 

ロシアに留学中のMさんは、現在、コンクールに参加中。
こんばんは。今日第1ラウンドが無事終わり、通過しました。ありがとうございました。第2ラウンドはモダンで、頑張ります!
ロシアのコンクールはどれもとてもハードです。何しろヴァリエーションは5曲、モダンも1曲用意しなくてはいけないのです。しかも今年の冬、学校でインフルが流行ったそうで、クラスが閉鎖になったとか。ダンサーは特に脚の筋力をキープしておかなければならないので、この時には、レッスン場でなくても立ってできる筋トレ法を伝授しました。

 
そして、今年1月のコンクールに参加して、見事ロシアのバレエ団での研修と舞台参加権を得たAさんは、4月上旬旅立ちました。もっと早くでたかったそうなのですが、やはりビザの申請に時間がかかるのです。留学、研修、就職となるとこういう問題も発生します。
 
ロシアに行く日が決まりました。報告メールです。帰国した時に、またメンテナンスよろしくお願いします。骨の動かし方を意識して頑張ってきますね。
彼女の話によると、コンクールの成績と、留学や研修へのセレクションは必ずしも一致していないとのこと。これは他のダンサーさんからも同じ内容を聞いています。となると、コンクールに参加する意義、これををしっかり見直す必要がある、と言うことです。
 
皆さん、それぞれ自分の目指すところをしっかり見据えて進んでいます。あんじゅは、そんなバレエジュニア、ダンサーをサポートしていきます。

ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
バレエジュニアのカラダ作りは こちら >>>ターンアウトアップ+プラス
 
 
メンテナンス・治療については こちら >>>バレエ鍼灸
 
 
Posted at 14:18
パーソナルセッション・ターンアウトアップ+プラスでの出来事。
コンクールにも出て、少しずつ自分の踊る方向性を考え始めたMさん。
 
『私、自主練はかなりやる方なんですが、ただ闇雲に練習しててもダメだなって思ったんです。先生(これ、私のことです)は、何か違うって思った時は、どうしてるんですか?』
 
そうそう、こういう反応を待っているのです。
 
足りないカラダのためにこれをやりましょう、とエクササイズを渡してやる、これも大切なんですが、それよりももっと大切なのは、自分で違い気づき、何故上手くいかないのか?を自分の頭で考えて、じゃあ次はどうすればいいんだろう、と試行錯誤すること、なんです。
 
目の前のエクササイズをただ続けるだけでは、やり難いことは上手くならない。
ここまで来てくれたのはブラボー‼︎ こうなるとカラダの変化も少しずつ早くなっていく可能性が見えてきています。
 
なので、こう答えました。
『例えば因数分解の問題を間違えたら、、、』
と例えを出したら、
『あ、、数学、苦手なんです^^;』だったので、英語で伝えてみました。
 
『英語の文章問題で間違えたら、代名詞を間違えたか?人称を間違えたか?語順か?って分解して再度確認するでしょう?それと同じことをすればいいのよ』
 
に英語の得意なMさんは『英語もバレエも同じなんですね』と納得したよう。
どうやって分解していくかは、この質問が出る前にエクササイズでやっている時に、色々分解して伝えてやってくれているんですが、ただ、やっているだけ、よりも、自分で気づいて、このことなのか?と理解しながらやると、脳とカラダの関係は更に密接につながって、カラダの反応は良くなっていくのです。
 
分解していくには、バレエの解剖学が土台でお見せできませんが、確実に60分でラインが変わってきます。
 
自分のカラダを見直して、ラインを変えていきたいジュニアは、こちらからお問い合わせください。
 
 
 
 
 
>>>電話:090-9362-0080
 
 
 
 
Posted at 23:14
ジュニアのカラダ作りの一環として、コンクールのサポートもやっています
やっているのは、苦手なパを解剖学的に分解して、何故、何所が抜けてしまっているのか?を自覚してもらうこと。そして、それを補うエクササイズなどをやってもらっています。
 
コンクールで踊られるヴァリエーションは、本来ソリスト級のダンサーが踊るものなので、相当難しいテクニックが入っています。10数年レッスンを積んできているからといって、10代の若いジュニアが踊りこなせるものでも内のですが、このような作品を踊るとどうしても個々のテクニックに目がいってしまいがち。
 
バロネが、エカルテのディヴェロペが、アラベスクが、ピルエットの三回転が・・・・・・となってしまうのは仕方ないのですが、土台になっている基本は、バーレッスンでありセンターレッスンで、解剖学手に分解しても、基本の姿勢が崩れてしまっているからテクニックが決まらないのです。
 
最近は便利なので、ちょっと検索すれば、ダンサーが踊っているヴァリエーションが動画で見られる時代。それを見て参考にしたり、ああいう風に踊りたいと練習したり、と言うのが少なくないようなのです。確かに参考にはなるけれど、それは自分のカラダではありません。まして訓練の長さや人種が違っていると、同じように動きたくても動けない。
 
参考にするけれど、自分ではどうなのか?自分のカラダをコントロールして、この作品をどう踊ろうか?という視点が加わらないと、1歩先にはいけないんですね。情報は氾濫している時代の難しいところだと思っていたところ、こう言う記事を読みました。
 
ピアニストの高野さんのお話には共通したことがあります。
 
 
ピアニストのレベルは年々上がっているけど、最近はネット上の動画で同じ曲の演奏を20通りとか聴けるから、個性をはぐくむのは逆に大変ね。私たちの時代は他の演奏を聴くには音楽会へ出かけるしかなく、個性は楽譜をひたすら読み込まない限り深められなかった。でも本当の個性というのはね、ピアニストが自己を主張するのではなく、作品自体の素晴らしさをいかに伝えられるかに、かかっているのよ」
ピアニスト高野耀子
 
バレエに置き換えると、個性はひたすら自分のカラダと取り組まない限り出てこないし、深められない、です。
 
けれど、その基本にあるのは、揺るぎない姿勢=骨で踊るなのだと、感じています。
 
 
 
 
Posted at 11:51
症例ケースで、ジュニアのカエル・開脚・スプリッツ改善を取り上げ、実際にこれらのストレッチができない原因は、股関節が硬い、可動域が少ないからではなく、頭部や両肩などにゆがみにあり、そのままレッスンを続けてもテクニックが向上しない恐れがあると紹介しましたが、実際テクニックが向上しないのは、どういうことなのかを少し解説します。
 
症例写真の代わりにこちらの写真で解説します。
 
 ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
上は現在イングリッシュナショナルバレエ団に所属されている日本人ダンサーさん。しっかりとアンドゥオールしているプリエは、右のようなしっかりした姿勢から作られていています。バー、センターのステップも海外のカンパニーに入れるのは納得と思うほどクオリティが高い。

一方、下段の写真はサマースクールのためのオーディションビデオから切り取ったもの。一目みて気になるのが、両肩のライン、そして頭部とのズレ。
バレエで求められる姿勢とは違っているため、プリエもアンドゥオールしているとは言えません。海外のジュニアでも姿勢が整っていないとこのようなことが起きるのです。

これは少し極端な姿勢の例ですが、同様に崩れた姿勢でいるジュニアが沢山いるのです。両肩の高さに差があったり、頭部の傾きがいつまでも直らない、などの状態で沢山レッスンをしたりワークショップを受けても、基本の姿勢が崩れているためやりたいことにつながりません。ヴァリエーションをいくら練習しても、コンクールの予選を通過することは難しいでしょう。カラダをゆがめて立ったりストレッチをしたり、力でしめて5番に入れていてもアンドゥオールは完成しません。人間の骨格は一足飛びに変わらないのです。
 
ではどうするか?それがずっと言い続けている『骨で踊る』。骨格を無視せず骨に素直に開くところからアンドゥオールを育てていくことなのです。

カラダ柔らかいうち、小学生低学年であればあるほど、ゆがみの修正はしやすい。けれど、10代半ば、留学したい、カンパニーのオーディションを受けたい歳頃になって修正したいと来院するジュニアが増えています。そこまで成長している場合、本人の意識や視点を転換することが大きなポイントになります。

ポワントをはいて踏ん張って1番・5番に立っているんじゃないか?右と左で感覚が同じじゃない、何かこれはおかしいんじゃないか?と気づくことが先ず大切。そこからがスタートになります。クラシックバレエにおけるカラダの使い方は、人間の自然なカラダの使い方とは全く違うため、意識して変えていくことが必要なのです。そのためには、自分で気づいて変えていこうとする力が求められます。
 
 
>>>電話:090-9362-0080
 
 
 
Posted at 11:02
Sさんのお母さまから連絡をいただきました。
 
ご報告が遅くなってしまいましたが、都立総合芸術高校の推薦入試に合格することができました!
 
(中略)かなり倍率も高かったのですが、身体表現のテストは楽しくできたようで、よい結果につながりました。
今後とも、先生にいろいろとご指導していただきたいと思っております。また次回からもよろしくお願いいたします。
このところの総合芸術高校は、年によって演劇コースの合格数が多いなど変化があるようです。
 
新国立劇場の研修所と同様、狭き門になっていますが、大切なことは変わりません。すごいテクニックがあることではなく、基本がしっかりしていること、これがポイント。
 
ではその基本とは何か?
その一つは姿勢です。
 
膝を押して立っていたり、足首が立っていない状態でプレパレーションに入っても、少し動いただけで、審査員である先生方にはバレバレです。
 
又、当然のように今は一定以上の身長が求められます。どんなに32回転をドゥーブルで回ろうが、高くジャンプしようが、コンクールで常勝していようが、150cm台の身長では合格できなくなっています。
 
遺伝的に身長が伸びない、という要因もありますが、ご両親ともある程度の身長があって自身が同じようにならない、その要因の一つが、脚の筋肉だけで踊るくせをつけてしまい、それを改善できないからです。
 
力が抜けているダンサーの筋肉はプルゥンとしていてしなやかです。それは、しっかりバレエの力学に則ってレッスンをしてきたからこそ。
 
中高生の成長期とは言え、ふくらはぎが硬くてコリコリ、太もももパンパンがいつも変わらないは、この力学が働いていないから力を使わざるえない証拠。だから身長も伸びなくなってしまうのです。
 
13歳〜15歳までの伸びが今ひとつ、と感じているバレエジュニアは、今一度、立ち方、姿勢、カラダのコントロールを見直してみてほしい。
 
若い今だからこそ、修正も可能なんです。その土台は、自分で気づく、ということ。自分のカラダがどう動いているのかを外から客観視できるくらいの視点を持つこと、これが大切です。
 
彼女も一生懸命頑張りました。まだまだ、夢への道は続きますが、しっかりカラダを作っていってくれる、と思います。そのためにあんじゅもサポートしていきます‼︎
 
Posted at 10:46
バレエの解剖学+フロアバレエの出張講座に行ってきました。
 
今回お呼びいただいたのは、K先生のお教室。小、中、高校、大学生から大人の方まで参加してくれました。
 
この講座では最初、小学生でもイメージしやすいように解剖学用語は使わずカラダの仕組みとバレエの姿勢について、骨模型を使って解説していきます。
 
例えば、アラベスクの手を解剖学的にどう見ると先生がいつもおっしゃる『鼻の前に手』になるか、何故上手くいかないのか、など、自分のカラダを使ってもらいながら解説する部分も作っています。
 
というのも、先生の教えが上手く咀嚼できないのはそれぞれのボディイメージがクリアではないから、なんです。だから、自分自身のカラダで考えてみなくては、なのです。
 
カラダの仕組みとバレエの姿勢の関係性をつかんでもらってから、バレエの股関節、バレエの膝、つま先を伸ばす時にどこを使うのか?を解説していきます。
 
皆さんもここが一番気になる所なんですが、最初にこれから話してしまうと、結局パーツだけで動かすことになってしまう。それではカラダ全体を使って踊るバレエにはならないんですね。
 
大切なのは全体性。膝を伸ばしたいからとお膝のお皿を押して立つと結局膝は伸びないこと、脚を開きたいと足指に力を入れて踊っていると脚が太くなっていくこと、などもカラダの仕組みと合わせながら解説していきました。
 
その後、フロアバレエ・バー・アスティエの基礎エクササイズにトライ。
 
解剖学講座の部分で解説したボディイメージと姿勢を作るためのキーポイントを意識しながら踊ると脚の力が抜けていくことを少〜し実感してくれたようです。
 
力ではなくカラダ全体でアンドゥオールを作ると膝も伸びるし脚も軽くなってつま先も伸びる。
ボディイメージがクリアになってくる時は『あれ?エッ〜』と表情が変わる瞬間でもあります。
 
先生も生徒さんのボディイメージをクリアにしようと色々な言葉で教えていらっしゃるんですが、それがどうにも伝わっていないんじゃないか?な時、外からの視点を入れてみると、生徒さんも『そうだったのか?』を見つけやすくなります。
 
バレエの解剖学講座は、最近ではいろんな所で開かれていますが、講座だけだとどうしても頭の理解で終わりがちなんですね。聞いている解剖学が具体的に自分のカラダとどうつながっているのか?そこが大事なんです。
だからこそ、その後にフロアバレエにトライする意味があるのです。
 
バー・アスティエは床に座って寝てエクササイズをしますが、その源はクラシックバレエ。
 
カラダの仕組みとバレエのムーブメントがつながっていることを体感してもらえる、それがこの、出張講座『バレエの解剖学+フロアバレエ』です。
 
 

>>>電話:090-9362-0080
 
 
バレエの解剖学とフロアバレエ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Posted at 00:30
現在、ヴァリエーションを改良中のジュニア。パは全部こなせていて、通しのビデオでも踊れているのは分かります。
 
けれど、本人的には、足りない。
先生にも、もっと慌てない、余裕をもって、と言われる、周りからも後少し溜め、があればいいのに、と言われる。
 
でもどうすれば、、、、と悩んでるんですね。いろいろ試しているのは、沢山撮ってある動画の幾つかを見せてもらえば直ぐ解ります。そして、一番最初に撮った時よりは、確実に格段に良くなってるのも明らか。
 
言われていることは分かっているのに、それをどう消化して、結果につなげるかで、もどかしい時、原因は、ほとんど下半身にあるんです。
 
簡単なステップですら、すべて脚の力だけで頑張ろうとしてしまっているんです。これは、良くやってしまいがちなドツボ路線、、、、私自身、そういう経験は山ほど有ります^^;
 
こういう時には、フロアバーのテクニックや基本の筋トレ系エクササイズをするよりも、もっと効果的な方法をよくやります。
 
それが、『ちょいコンテンポラリー系な体重移動』を繰り返してみること。
 
クラシックバレエもコンテンポラリーも、体重移動はとても大切。けれど、決まったパがなく、カラダの自然な(時には不自然な)流れや動きを展開させていく系が多いコンテンポラリーと比べると、クラシックは決められたパで構成された中で体重を移動させていく。
 
全てはバーレッスンとセンターレッスンでやっていることが土台なのだけど、作品の中の踊りとなると、何故だか形を見せなければと固まってしまいやすくないですか?フェッテ・アラベクスとか、エカルテからのファイイとか、作品の中でやる方がちょっと緊張します。
 
こうなると、カラダは固まって、脚だけでバタバタしやすい。本人はそんなつもりはないのに、何故かこじんまりとしてしまう。
 
なので、決まったエクササイズではなく、手足をカラダを大きく使って動き回る、をやってもらいました。要は、コンテンポラリー系のレッスンでやるゆっくりとした体重移動です。
 
えっ?
クラシックのヴァリエーションなのに?
 
ハイ、なのに、です(^ ^)
 
普通、作品を練習している時は、そんなことはできませんが、パーソナルセッション【ターンアウトアップ+プラス】は、作品を仕上げるためトレーニングなので、こういうこともやれてしまうのです。
 
今回とりくんだこのコンテンポラリー系の体重移動、最初は、クラシックダンサー特有のぎこちなさがあってどう動いたらいいのか、、、みたいな感じだっのが、何度も繰り返すと若い力がムクムクっとあわられてくる。どんどん、動きに滑らかさが出てきて、気がつくとコンテンポラリーで大切なカラダ全体をつかった体重移動ができるようになってくる。
 
カラダ全体をつかった体重移動、クラシックバレエでも同様に大切ですよね。でも、一つひとつのパをちゃんとやらないと、ばかりになっているとどうしてもパだけを追うような動きになってしまう。クラシックバレエはパで構成されていても、動きそのものは滑らかでなくては作品にはならない、その根本はコンテンポラリーとも共通しているのです。
 
この体重移動を繰り返しやった後の、動きは、下から上へのアプロンがしっかり感じられるものに変化。本人も、ちゃんとのれてる感をしっかり体感していました。
 
最後は、これを自習でやるコツ、方法を伝授しました。ヴァリエーションに取り組んでいるとどうしても、繰り返し一曲を踊ることばかりやりがち。うまくいかないところがあると、その部分だけを繰り返しやっても、カラダと脳がうまくつながっていない時は空回りになるんです。
 
そういう時に、このような体重移動の確認方法を知っていると、効果的に自習ができるのです。
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
Posted at 01:01
現在ユースアメリカングランプリ日本予選真っ最中ですね。今年は、このコンクールに出るクライアントはいませんが、年末年始のコンクールに参加するジュニア達のヴァリエーションをブラッシュアップしています。
 
と言っても、ここはお稽古場ではないし、全体の指導はそれぞれの先生がなさること。
 
私がターンアウトアップ+プラスで見ているのは、踊りを支えるカラダの使い方です。
 
中学生だと、アラベスクターン、アティチュードターン、イタリアンフェッテやグランパデシャなど、作品の中の大技的な部分を脚技的に捉えてしまいがち。
 
例えば、
イタリアンフェッテで、どうしても高く脚が上がらないんです、、、
ピルエットで、3回転できなくて、、
グランジュッテで、大きく飛びたいのに、、
などが悩みなんですね。
 
でも、これらは全て脚中心に考えてしまうからうまくいかないことがほとんどと言っていいんです。送ってもらった動画を見ても、やはり脚でなんとかしようとしているのがありあり。
一歩引いてみれば、自分でも気づくはずなのに、練習している最中にはどうしても見えないことが多々あります。
 
この時にやっていることを今回は紹介します。
 
例えば、アティチュードターンで、脚が上がらないし、重くなる時、何度も同じ部分をさらっても結局いい結果は出ません。カラダと脳は負のスパイラルにはまりつつあるから。
 
なので、シンプルなエクササイズを組みます。体幹を意識して、フェッテする、ポールドブラだけで動いてみる、時には、基本中の基本、体幹トレーニングに戻る時もあります。
 
アティチュードターンでは、どうしてもあばらが開いてしまいがち。しかもピルエットと違って動作脚は後ろにあるのでボディをしっかり立てておかないとバランスは崩れやすい。アティチュードだけなら、容易にできることも回るとなるとどうしても力が入りやすいんですね。
 
今回は、床でスゴンからのフェッテ、アラベスクにしっかり決め、腕でしっかり支えて軸脚に乗れる感覚を養うエクササイズを何度も繰り返しました。(バー・アスティエの土台はバレエなので、バレエの基本を確認できるエクササイズがたくさんあるんです)
 
その後直ぐアティチュードターンをやるのではありません。ピルエットアンデダンで、しっかり上に抜けて回る感覚を再確認しました。
 
何故って、種類は違っても、土台は同じだからです。エポールマンをずらさず、体重移動をしっかり確認したうえで、ボディを引き上げて回る感覚が回転には必要だから。
 
崩れたら、又、最初のエクササイズに戻る、これを何回かを繰り返すと、少しずつカラダの感覚がつかめていくんですね。
 
途中、うまくいかない時は、もっとシンプルにアラベスクパンシェをすることも。
アラベスクも脚だけをあげようとすると、体幹はぶれてしまいます。しっかりボディをコントロールして、軸脚に体重移動ができた上でパンシェをする感覚は、アティチュードターンにも必要です。
 
ターンアウトアップ+プラスでは、このように、ボディコントロールのエクササイズをしたり、基本のパに分解したりして、カラダのどこがどう意識できていないのか?を確認していきます。
 
ヴァリエーションの一人自習だと、どうしても一曲さらって、又、繰り返して、なんでうまくいかないんだろうと、、になっていく。これが負のスパイラルにはまってしまう所以。
 
決めたい大技も全てバレエの基礎のパが土台ですよね。そして、そのパを完成させるためには体重移動や引き上げなど、ボディコントロールが欠かせません。当たり前なんだけど、渦中にある時は、そこが見えてない。そこに目を向けさせることがポイント。
 
彼女達のチャレンジはまだまだ続きます。変化はアップだけでなくダウンもある。でも、どこを意識するかに気づけたら、一人でやる自習も内容が変わっていくのです。
 
まだまだ改善中。その中で、単に回ったり飛んだりじゃなく、カラダをコントロールして踊りを作っていくことを体感してほしい。
がんばれ〜
 
 鍼灸スペースあんじゅ
Posted at 11:22
この夏もたくさんのジュニアがアンドゥオールの改善に通ってきています。あんじゅでは初診時に、股関節の可動域など、アンドゥオールに欠かせないカラダの状態を診るのですが、悩んでいる原因、実は股関節ではなく、上半身にあることが大半を占めています。
 
 
先日、アメリカから里帰りの期間中に来院したRさんのお母さまからこんなご連絡をいただきました。
 
『私自身はバレエは経験がなく素人なので、娘の悩みが脚と聞き、脚ばかり気にしていましたが、上半身、肩と腕、がいかに重要であり、バレエを踊るには足だけではないのだと言うことが非常によくわかる内容でした
その点をしっかりご指摘、またご指導頂いたことは非常に価値のあることでした。』
 
バレエ、バレリーナというと、ほっそりしてクロスされた脚にばかり目が行きがちなのですが、殊アンドゥオールについて言うと、開きやすい骨格を持った西洋人と違って、私たち日本人が脚だけでやろうとすると完成されないのです。平成生まれ、2005年生まれ以降のジュニアは手脚は長く、ほっそりしているのですが、アンドゥオールしようとすると膝が曲がってしまったり、伸びなかったりします。
 
特に、胸郭が薄く上半身の力が足りないジュニアの多くにでているのが、前屈すると肩甲骨から下の背中が丸くなってしまうこと。
腕とつながっている肩甲骨がある部分は比較的伸びているのに、その下の背中が丸くなってしまうです。
このようなタイプのジュニアは、うまく脚抜け出来なかたり、カエルができなかったりします。又、開脚した状態で、腰から上がグニャとなってキープできずお腹が抜けてしまう。
脚抜けやカエルのみならず、左右開脚も含め、できない原因は股関節や脚だと思わがちですが、実は大元には上半身のコーディネーション不足があるのです。
 
パーソナルセッション「ターンアウトアップ+プラス」では、先ず股関節の可動域をチェックしますが、それと共にチェックするのが肩のライン。寝た時に肩先が上に上がってしまっている 場合は、腕と体幹のコーディネーションが足りていないのが原因。カエルや上体反りなどを試して更にその部分をチェックします。
 
上体の力不足を修正していくポイントは、肘のコントロールです。
肘を落とさないようにしようとするあまり、腕に力が入っていると手首、肘、肩までガチガチになって、体幹を支える働きがなくなってしまいます。手掌も指に力を入れる必要はないのですが、腕もしっかりアンドゥオール・アンデダンしなくてはなりません。全てがつながると、肩先から指にかけて、水が流れていくようなと言われるバレエ独特のラインが出来上がり、この腕が上半身、体幹とつながって、脚のアンドゥオールを助けてくれるのです。
 
先日受けたRさんも、開かないのは脚だけの問題じゃなかったんだと「先生、ありがとうございました。昨日は何度も繰り返し教えてもらえてよく分かりました。良かったです!頑張ります!」と連絡をくれました。
 
アンドゥオールに悩んでいるジュニアは、先ず肩の位置を確認しましょう。
仰向けになって肩先がグッと持ち上ってしまうとしたら、脚だけで開こうとしている表れです。
 
ジュニアのカラダは成長過程特有の柔軟性があります。カラダが硬いと悩んでいる場合でも、実は、上半身の支えが足りなかったというケースがほとんど。早めに修正することで、脚への負担もグッと減り、筋肉痛や太くなる心配から解放されますよ。
 
Posted at 23:25
バレエストレッチのカエルができない、スプリッツができない、開脚が苦手、ディヴェロッペであがりにくい脚がある。。。などなど、レッスンで苦手なことがあるケースは多々あります。レッスンを受けているのは一人ではないから、できない部分で止めて先に進まないということはほとんどありません。結果、長くレッスンは続けているのに、テクニックが育たないということになってしまいます。その背景に、左右差など、カラダに歪みを作ってしまっているというケースが少なくないのです。

ジュニアの時代は、成長期特有のカラダの柔らかさや、動きを覚える記憶力などもあって、歪みがあってもヴァリエーションが踊れてしまう場合が多いのですが、踊っている本人に聞いてみると、実はとってもやりづらい部分があって、先生の指示通りやろうとしてるのだけど、うまくいかないし、がんばりすぎると痛くなったりする。。。ということがあるのです。

日本人の上半身は、バレエの生まれた国の人の骨格と比べてとても薄く、安定感に欠けます。クラシックバレエの基本からみると、安定した上半身があるからこそ軽やかな脚さばきが可能なのですが、ジュニアの目は、先生やできるお友達の脚や足先にばかり目が行きがち。これが、脚だけで踊るクセになりがちなのです。

小学生くらいまでは体重も軽いので、脚だけで踊っていてもなんとかなるけれど、中学生になりカラダが変わり始めると、重心もずれてきて、脚だけでは踊れなくなっていきます。この段階で、特に上半身が柔らかいタイプのジュニアに、脊柱の歪み、更に骨盤の歪みが定着してしまうケースが出てきます。筋肉が強いタイプだと、太ももやふくらはぎがドンドン太くなっていきます。
10歳から12歳、まだ生理が始まる前、始まったばかりの段階だと、クセによるカラダの歪みも修正が可能です。

普段の生活で、どうも片側だけに寄って立っている座っている、このようなクセを早く見つけること、これがとても大切です。
 
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
 
Posted at 13:09
                  
こんにちは。ご無沙汰しております。
ドイツに来て、3ヶ月が経とうとしてます。
やっとレッスンで注意されていることが理解できるようになってきました。

レッスンはワガノワバレエ学校を卒業した先生が教えてくださっています。難しいですが、正しい筋肉を使えるように意識しています。
今は、シンデレラ公演の最中です!
今回、私はありがたいことに主役をいただけました。

ドイツ留学中 Rさんより
今では沢山のバレエジュニアが留学しています。小学生4,5年生からサマー短期留学を目指すケースも少なくありません。
基礎もできていないのに留学なんて、留学したってうまくなる訳ではない、と言う考え方もあります。
けれど、バレエは西洋から入ってきた文化なのです。
 
その文化が生まれて育まれてきた環境の元で現地のジュニアと一緒になってレッスンをすることで沢山気づけることがあるのです。
カラダの違いや、レッスンに違いにびっくりするケースや逆に現地のジュニアの中で一人でいても平気でやっていける子もいます。
そういう体験は、今だからこそできる事でもあります。
全てのジュニアがバレリーナを目指すものではないけれど、今、できる事に一生懸命になる、これが将来自分で考えて生きていく力にもなっていくと信じています。
 
そうは言っても親元・お教室を離れての生活で、カラダが不安定になることも少なくありません。ホストの家族やチューターがいるケースもありますが、留学中は全て自己責任に近い状態です。
 
そのような場合に役立つサポートをおこなっています。
効果的なストレッチの方法、自分で歪みを見つけて補正できる筋トレ。解剖学とフロアバー、バー・アスティエのエクササイズで、ジュニアの内から自分のカラダを自分でコントロールする術を身につけて欲しい。
 
それが、将来の支えにもなります。
 
バレエ留学サポート
 
Posted at 10:04
45度×2、が何故膝押し防止になるのでしょうか?

そもそも何故、膝押ししてしまうのでしょうか?
レッスンでは膝は伸ばしてと指導されますが、決して押していいとは言われません。先生にもこれが謎なのですよね。

実は、膝を膝蓋骨と考えてしまうことからこの膝押しが始まってしまうと言ってもいいでしょう。
でも膝のお皿って元々でてるんですよ。これをどうやって伸ばせばいいの?と思いますよね。その結果、膝を後ろにおして伸ばそうとする、そういうクセがついてしまうのです。

特にプリエ・ドゥミプリエから1番に戻る、5番に戻る時に知らず知らずに膝を押して伸ばそうとします。でもやっている本人はそのつもりはないのです。脚を真っすぐに膝をきちんと伸ばそうとがんばっているだけだったりする。

そもそも、1番・5番のポジションに立っている時に既に膝を押して立っていることが少なくない。特に両脚をぴったり揃えようとして、内筋をつかってしめようとすると、一番使ってしまいやすいのが大腿四頭筋なのです。

この筋肉は、太ももで一番大きい=力が強いのです。
その筋肉が膝のお皿を通って膝下のついている。そのため、プリエの度に太ももに力が入ると自分で意識しているつもりはないのにこの筋肉が働いてしまう。

この大腿四頭筋、股関節は屈曲=ドゥバンさせますが、膝に関しては伸ばす働きがあります。
つまり、脚を伸ばそう、膝を伸ばそうとすると自然と膝を押しやすい構造なんです。

そのため、太ももに力が入ってしまうと骨盤は前傾する=お尻が突き出るダックの形になる。この(骨盤の)プレースメントはバレエ的にNGなのはみんな分かっているので、踏ん張って骨盤を立てようとすると膝が曲がる。そのため余計に膝を押して伸ばそうとするのです。


プリエが浅い、ドンドンO脚になっている、カエルができない、アンドゥオールに悩んでいる、その原因の根底にこの膝押しが潜んでいます。3,4歳のころからずっとこのクセをつけていると、太ももの下・膝の上の筋肉に固~い層ができてしまい、更にアンドゥオールさせにくくなってしまいます。


そこで役に立つのが45度×2、なのです。

股関節は、一般的に45度は外旋=アンドゥオールします。
このポジションは大腿四頭筋の力がニュートラルでいられる角度なのです。
ニュートラルとなると言うことは、床を踏む=立つことで得られる足部からエネルギーが自然に脊柱に伝わりやすいと言うことでもあるのです。


脊柱には、バレエで一番大切とも言える【大腰筋】がついています。この筋肉がしっかり体幹=トルソーと軸足と動作脚=大腿部とつながっているからこそ骨盤は平らなプレースメントでいられます。

特に日本人の骨盤が西洋人と比べ民族的に狭い構造になっていることが注意点なのです。
ロシア人やイギリス人のカラダは、太ももからアンドゥオールさせてもそれほど抵抗なく開く構造だけれど、狭い骨盤を持つ日本人では同じことをやると股関節や膝関節をロックさせることになってしまう。

けれど、45度という解剖学的にニュートラルな角度だとこの太ももの力は発揮されにくいのです。
3,4歳のジュニアがレッスンでこのから始めるメソッドもあります。これは、まだカラダができていないことを充分考えてのこと。

そして普段の生活で、この角度で立つことで骨盤のプレースメントを崩さない習慣をつけることが、バレエの姿勢を身につけテクニックを育てることにもつながるのです。

バレエの膝は、膝蓋骨をみていていは解決しません。
こちらの動画で示しているように、膝の内側、脛骨の内側がバレエの膝。これはパリオペラ座の先生も同じ場所を指摘している現場をこの目でしっかり見学してきたので、間違いはありません。
ワガノワ系の先生だと、大腿骨のやや上の骨をさすります。指摘する場所は違うけれど、構造的に同じことを示しています。


膝押しは今日からストップ。45度×2、で1番、もしくは3番で、バレリーナのスッキリ伸びた膝に育てていきましょう。

 ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
 
 
Posted at 11:03
膝押しのクセが直らないとどうなるか?
をみていきましょう。
 
「膝を伸ばして!」と耳にした途端、知らぬうちに後ろ体重=膝押しがクセになってしまう。この状態を解剖学的に診ると、こんなことになるのです。
 
膝を後ろに押す
膝上にある筋肉・大腿四頭筋に余分な負荷がかかる
 
膝下後ろにある筋肉・腓腹筋にも余分な負担がかかる
 
その結果、どうなるのかというと、
 
・太ももが硬くなる
・太ももが太くなる
・ふくらはぎが硬くなる
・ふくらはぎが太くなる
・ふくらはぎが下に落ちて長くなる
 
さらに脚にかけている余分な負担、これは本来は上へのアプロンになるはずのもの、です。その力が違うことに使われているということは、
→テクニックが身につかなくなっていく
 
ことにもなります。「中学生になってから、ピルエットが回れなくなってきた」「高校生になったらコンクールで成績が出なくなってしまった、、」こういう声をよく聞きます。この背景に隠れているのが、知らぬうちにやっている「後ろ体重」つまり、膝押し。
 
これを解消していくコツ、それが45度×2、です。
 
では、何故、この角度だと腰が落ちなくて済むのか、何故膝押しにならないのかのメカニズム、そしてそこに至るまでのエピソードなどを次回に紹介します。
Posted at 23:18
では、どうして膝押しになってしまうのか?
です。
 
解剖学的に診ると
◯上に上げるより、後ろに押すが簡単
◯力が入ると、固まってしまう
◯日本人の骨格だと、膝は伸びない
 
 
からです。
 
「膝のお皿をあげてね」とはよく言われることですが、下にあるものを上げるのはとても大変。実際は、足に乗れてしっかり床を踏めていると膝のお皿は自然に上がっていくのですが、ここがとても難しい。
 
となると、どうするかというと、膝のお皿だけをあげようとします。こうすると(足に乗れてしっかり床を踏めているかどうかは後回しになってしまう為)力が入って後ろに押してしまいやすいのです。
 
これ、床に座って壁を床に見立ててゆっくりやると案外できることなのですが、レッスンでは一人だけゆっくり時間をかけて、なんてできませんよね。その為、力を入れるつもりではないのに、力が入って後ろに押しやすいのです。
 
特に、小学3、4年生で未だ姿勢が安定せず、ふらふらしがちなタイプは、姿勢を安定させるためにぎゅっと力を入れて立つことが少なくありません。この時に気がつかないうちに膝押しになっているケースが多く見られます。
 
 
そして、日本人の骨格は、腰高である西欧人の骨格とは逆に臀部が落ちやすい構造になっている、これが大きな要因なのです。
今日本には沢山の外国人観光客が来日していますよね。特に西欧人の姿を後ろからよく見てみてください。大きなお尻をしているのに、腰がぐう〜と高い人が多くありませんか?ダンサーには恰幅のいい人はいませんが、基本的な骨格はこのような腰高なのです。
 
一方、私たち日本人は、骨格的に薄く腰が落ちやすい。膝押しをずっと続けていると、骨盤を押し上げるのとは逆に、腰を後ろに引くことなります。
 
これがやがて「後ろ体重」になっていくのです。
 
バレエの力学は、全て上と下、です。前に移動するパでも、上へのアプロンと床をしっかり踏んでいる張りで、進んでいくので、後ろというベクトルは存在してませんよね。ここがバレエの難しいところでもあります。
後ろに押すジャンプは、これは、ふくらはぎの肉離れの原因でもあります。
 
他、膝押しのクセが直らないとどうなるか?
 
次はこれについて書いていきます。
Posted at 13:33
「キレイに膝を伸ばしたい」がケガの元になっている!

「お膝を伸ばしましょう」はレッスンで必ずと言って言われる注意。舞台写真を見ても膝が曲がったアラベスクになっているプロのダンサーはいません。自分では同じようにやっているのに、どうして膝が伸びないのだろう、、、発表会やコンクールの写真を見てがっかりと言うことも少なくないですね。
 
では、ここで膝押しをしているかどうか、チェックしてみましょう。   

◎膝押し可能性チェックテスト 
 

◇床で膝を抱えて座る(体育座り)
◇骨盤を立てる
◇膝を揃えたまま前に真っ直ぐ伸ばしていく


A膝がぽっこり浮いてしまう      膝押し可能性大
B膝は伸びるけれどつけ根が突っ張る  膝押し可能性中
C膝が伸びて内側が自然に揃う     膝押し可能性小

治療院で診ていても、膝が浮いてしまうケースが少なくありません。そして、膝は伸びてなくてはいけないと思っているため、ほとんどの人が膝を押し込めようとするのです。これは、バー・アスティエのエクササイズの一つ、『床でのディベロペ』でも似たようなことが起きます。左右の脚を真ん中に閉じてくる時に膝が浮いてしまうため、膝を押そうとするのです。
 
では、どうして、膝を押そうとするのか?膝押しになってしまうのか?
そのの原因について、次に書いていきます。

実はCの人でも、実は膝押しをしてしまっている可能性があるので、続きを読んでくださいね。
Posted at 17:13
膝痛だけじゃない、アキレス腱痛、ふくらはぎ肉離れなど、バレエのケガの原因の一つに膝押しがあるのを知っていますか?

皆さんはただ、キレイに伸びた膝でいたいだけなのは充分分かるのです。けれど、膝を押して立っていてもバレエ的に伸びて真っ直ぐな膝にはなりません。

治療院ではこれまで、様々な視点でこの「膝押し」を解消してもらおうとしてきました。その最終形がこの形。
45度×2。これも『骨で踊る』ことと同じです。


でも、これって一体どういうこと?
既に体験している人以外には伝わりにくいこの45度×2、を解説していきます。
Posted at 16:06
バレエジュニアのカラダ作りについて、コラムを上げているところに、思わぬニュースを発見しました。
なんと、小学生、中学生の4割にロコモティブシンドロームが忍び寄っていると言うのです。
 
ロコモティブシンドロームとは、カラダの機能が落ちてきてしまう現象です。一般的には骨や関節などに支障が起きてくる年代が注意しなくてはいけないものと医師会や協会が普及活動をおこなっていますが、普通に考えると、成長期にある小中学生にその恐れがあるなんて想像しにくいのですが、、、、
 
埼玉県医師会が県内の幼稚園から中学生までの子供1343人に運動機能の検診をおこなった結果、約40%の子供にロコモティブシンドロームの兆候が見られたというのです。
現代の子供の運動量が減っていることがその原因と考えられていますが、それだけでなく、運動量は多いけれど、単一運動、つまり一つの運動しかしていない場合、ロコモティブシンドロームに陥りやすいのだそうです。
 
バレエジュニアは、お稽古でカラダを使っています。週5~7通っている子もいます。バレエは全身をつかう運動ですが、これだけしかやっていないと運動はしていても単一運動、と言うことになるのです。
 
スプリッツやカエルができるできない以前に、カラダがゆらゆらして真っ直ぐ立てていないジュニアがいる理由がここにあるのだと痛感しました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
 
Posted at 15:04
​【高校生】
 
本来は太ももやふくらはぎは、ふわっと柔らかくいたいのに、脚の筋肉がとても硬い高校生が少なくありません。
何故そうなるのか?
 
それは筋肉で固めて踊るクセがついてしまっているからです。その傾向が強いと、身長が伸びず、ますます筋肉で踊る傾向が強くなり、脚が太く硬くなったり、関節を歪めていたりすることが少なくありません。
 
もちろん、160cm以下でも、バランスのとれたスタイルであれば良いのですが、160cm以上の子と比べると、どうしても腰から下が発達して来やすくなります。そうすると、ポワントで立っている脚のラインがキレイにでなくなります。また、脚に負担をかけて踊り続けるので、肉離れやアキレス腱炎などを起こしやすくなります。
 
1950年、60年代の写真を見ると、プリエは膝の屈伸運動に似ていると捉えられていた感じもあり、脚が太い人がいましたよね。(それは同年代のイギリスやフランスでも似たような状況だったのですが)それと同じようなことが起きてしまうのです。
 
クライアントのダンサーSさん曰く『きちんとお稽古していたら、脚は太くならないんだけど、、、』なのですが、カンパニーに入れるレベルに至るには様々な障壁があります。
 
一番大きいのは、前述した固めて踊るクセです。
 
5番にいれる、閉めて、もっと開いてとレッスンでの注意は、決してカラダを固めることではないのです。それが証拠に、教えてくれている先生方のカラダはふわっと柔らかいですよね。
 
つまり、先生方が伝えたいことがうまく伝わっていないために、カラダを固める方向に向いてしまうのです。(この状況を少しでも改善しようと始めたのが、バレエの解剖学講座【バレエアナトミー】です)
 
本来、16歳〜18歳は、バレエの訓練の最終段階。なのにこの時期でも、背中がそれなくなった、足首が弱い、ターンアウトが足りない、肩のラインが違う、と悩んでいる高校生が本当に多い。キツイ現実ですが、生理学的解剖学的に診て、この年齢はカラダを固める踊るクセを修正することは、少し難しくなります。
 
セッションで取り上げる内容は、今更なのですが、基本として腹筋や背筋の見直しです。加えて、一人ひとりのカラダや踊っているヴァリエーションに合わせて、バー・アスティエのエクササイズを組んだり、もっとシンプルなエクササイズをおこなったりします。
その際も、どこを意識すれば、カラダが支えやすくなるのかを解剖学的に指摘しています。
 
この年齢になると大切になことは、二つあります。
一つは、言われていることを見たまま動くのではなく、自分のカラダを通し、又、考えながら動かすこと。
そしてもう一つは、試行錯誤を繰り返すチャレンジ精神、自主性です。
 
年齢が上がってくると生活の幅も広がり、いろんなことがあります。そういう生活でも、自分のカラダに向き合いコツコツとトライ&エラーをしながら続けていく、つまり自分で考えながら自分を育てることが大切なのです。そうしていると、レッスン中や、エクササイズの中で、フッと『これかな?』と抜けた感覚が出てくることが増えていきます。
 
そうなって欲しいために、こちらも、解剖学的にいろいろな角度からアドバイスを行っています。
 
何人かのジュニアには、バレリーナになりたい、海外のカンパニーに入りたいと言って通ってくる子がいますが、バレリーナになるこはとても厳しい道。
そのような希望を持つジュニアには、海外や国内で踊っている、又は海外のバレエ学校に通っているクライアントがいるので、オーディションや彼女らがたどってきたエピソードを話すことが少なくありません。現実を聞くことで、自分が何をどうしなくてはいけないかを考えるきっかけにして欲しいと考えているからです。
 
全てのジュニアがバレリーナを目指すものと考えてセッションを行う訳ではありません。ある意味、バレエを踊るという環境だけみると、いろんな年齢でも踊れる場がある日本はとても恵まれています。
 
ただ、それも踊れるカラダがあってこそ。
パーソナルセッション・「ターンアウトアップ+プラス」では、ケガがなく、歪みのないカラダ作りを手伝っています。
 
 
 
>>>電話:090-9362-0080
 
 
 
Posted at 10:29
​【12歳〜15歳くらい】
 
小学生から中学生にあたるこの年齢は体格差が出てくる年でもあります。小6なのに165cmはある子がいたり、同じ学年なのに155cmもいかない子もいる。おおよそは、両親の体型が基準になります。
10歳を過ぎて急激に身長が伸びると、そのカラダを支えるために筋肉がついて脚が重くなりやすいですが、身長だけ伸びてひょろっとしているケースもある。本当にそれぞれです。
 
そして、カラダの個性がある反面、あまりそのことを意識せずレッスンをして、関節や筋肉を痛めることも少なくありません。この年頃になると、それより下の学年の時とは違い、どこが弱いのか足りないのかを自分で把握していることがほとんどです。
 
なのに、一番足りていないのは基本の姿勢。
 
そのためお腹がポコッと出ている子が数多くいます。けれど、関節の可動域をみると、ほとんどがバレエを続けるには支障がない。長年の臨床から診て、根っこはそれ以前の稽古で基本の姿勢が作られなかった中で、脚だけで踊っているからだと考えています。
 
どのジュニアも長く続けてきた中で踊りこなす力だけはつけている。この歳になるとほとんどがヴァリエーションを経験しており、多くがコンクールに出た経験を持っています。お腹がポコッと出ているのにコンクールに出ているなんて、昔の感覚からいうと驚きなんですが、それが今の現実です。
お腹がポコッと出ていることは、バレエで一番基本のアプロンに欠かせない腹筋が使えていないこと。そのため、この年齢でも、初めは腹筋や背筋のエクサ
サイズから始めることがほとんどです。
 
12歳〜15歳は、カラダもしっかりしているので、バー・アスティエの講習会への参加を促すこともあります。この11月、ジュニアのためのアスティエクラスに参加したMちゃんは、『受けた後腹筋が痛くなって、、、全然腹筋を使ってなかったんだって分かりました』と感想を話してくれました。
トータルコーディネーションで踊れてしまうため一番基本になる姿勢が作れないでいることが、この言葉からも分かりますね。
 
この年頃は、目的の方向がそれぞれであることが少なくないようです。発表会をため、ピルエットを修正したい、もっと上手くなりたいという目的だけでなく、コンクールや留学、又、新国立の研修所やジュニアバレエ、宝塚受験を目指す子もいます。
 
セッションで取り上げる内容は、それぞれの目的に沿うようにしていますが、基本は、骨を意識した姿勢づくり。そうでないと、足の上にのってポワントで踊り続けられません。
 
一例でみてみます。
ほとんど皆が脚を高く上げたいと言いながら、実際にやっているのは、太ももの力で持ち上げてキープしている力技。こういうケースでは、始めにいつも自分でやっているディペロペをしてもらった後、骨盤のコントロールや寝た姿勢でのプリエ・タンジュ、床でのフェッテ・アラベスクなど、幾つかのエクササイズをやってから、同じディペロペをしてもらいます。
 
すると、どれほど力で上げてきたのか、何が足りないのか、に気づけます。でも、気づいただけでは何も変わりません。ここからが出発点。どうすれば、踊りやすくなるのか、本人たちがどれだけ自分のカラダと向き合うかが、今後につながります。
 
又、目的がコンクールである場合、ヴァリエーションの補習を行うことも少なくありません。
これについては、又別に紹介します。
 
大切なのは、成長期に当たる歳に骨や関節を痛めないカラダの使い方を見つけること。そうすると、どの方向にでも行く道が開けてくるのです。
 
 
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
Posted at 00:26