バレエ鍼灸、バレエ整体、ターンアウト改善、解剖学講師兼フロアバレエ資格者による施術、アキレス腱痛、足首の捻挫、三角骨障害、股関節痛、膝痛、アラベスクラインの修正、フィギュア、新体操、シンクロジュニアの開脚改善、東京、代々木、バレエ治療院、鍼灸スペースあんじゅ

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テーマ:「バレエジュニアのカラダづくり」の記事一覧

バレエの解剖学+フロアバレエの出張講座に行ってきました。
 
今回お呼びいただいたのは、K先生のお教室。小、中、高校、大学生から大人の方まで参加してくれました。
 
この講座では最初、小学生でもイメージしやすいように解剖学用語は使わずカラダの仕組みとバレエの姿勢について、骨模型を使って解説していきます。
 
例えば、アラベスクの手を解剖学的にどう見ると先生がいつもおっしゃる『鼻の前に手』になるか、何故上手くいかないのか、など、自分のカラダを使ってもらいながら解説する部分も作っています。
 
というのも、先生の教えが上手く咀嚼できないのはそれぞれのボディイメージがクリアではないから、なんです。だから、自分自身のカラダで考えてみなくては、なのです。
 
カラダの仕組みとバレエの姿勢の関係性をつかんでもらってから、バレエの股関節、バレエの膝、つま先を伸ばす時にどこを使うのか?を解説していきます。
 
皆さんもここが一番気になる所なんですが、最初にこれから話してしまうと、結局パーツだけで動かすことになってしまう。それではカラダ全体を使って踊るバレエにはならないんですね。
 
大切なのは全体性。膝を伸ばしたいからとお膝のお皿を押して立つと結局膝は伸びないこと、脚を開きたいと足指に力を入れて踊っていると脚が太くなっていくこと、などもカラダの仕組みと合わせながら解説していきました。
 
その後、フロアバレエ・バー・アスティエの基礎エクササイズにトライ。
 
解剖学講座の部分で解説したボディイメージと姿勢を作るためのキーポイントを意識しながら踊ると脚の力が抜けていくことを少〜し実感してくれたようです。
 
力ではなくカラダ全体でアンドゥオールを作ると膝も伸びるし脚も軽くなってつま先も伸びる。
ボディイメージがクリアになってくる時は『あれ?エッ〜』と表情が変わる瞬間でもあります。
 
先生も生徒さんのボディイメージをクリアにしようと色々な言葉で教えていらっしゃるんですが、それがどうにも伝わっていないんじゃないか?な時、外からの視点を入れてみると、生徒さんも『そうだったのか?』を見つけやすくなります。
 
バレエの解剖学講座は、最近ではいろんな所で開かれていますが、講座だけだとどうしても頭の理解で終わりがちなんですね。聞いている解剖学が具体的に自分のカラダとどうつながっているのか?そこが大事なんです。
だからこそ、その後にフロアバレエにトライする意味があるのです。
 
バー・アスティエは床に座って寝てエクササイズをしますが、その源はクラシックバレエ。
 
カラダの仕組みとバレエのムーブメントがつながっていることを体感してもらえる、それがこの、出張講座『バレエの解剖学+フロアバレエ』です。
 
 

>>>電話:090-9362-0080
 
 
バレエの解剖学とフロアバレエ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Posted at 00:30
現在、ヴァリエーションを改良中のジュニア。パは全部こなせていて、通しのビデオでも踊れているのは分かります。
 
けれど、本人的には、足りない。
先生にも、もっと慌てない、余裕をもって、と言われる、周りからも後少し溜め、があればいいのに、と言われる。
 
でもどうすれば、、、、と悩んでるんですね。いろいろ試しているのは、沢山撮ってある動画の幾つかを見せてもらえば直ぐ解ります。そして、一番最初に撮った時よりは、確実に格段に良くなってるのも明らか。
 
言われていることは分かっているのに、それをどう消化して、結果につなげるかで、もどかしい時、原因は、ほとんど下半身にあるんです。
 
簡単なステップですら、すべて脚の力だけで頑張ろうとしてしまっているんです。これは、良くやってしまいがちなドツボ路線、、、、私自身、そういう経験は山ほど有ります^^;
 
こういう時には、フロアバーのテクニックや基本の筋トレ系エクササイズをするよりも、もっと効果的な方法をよくやります。
 
それが、『ちょいコンテンポラリー系な体重移動』を繰り返してみること。
 
クラシックバレエもコンテンポラリーも、体重移動はとても大切。けれど、決まったパがなく、カラダの自然な(時には不自然な)流れや動きを展開させていく系が多いコンテンポラリーと比べると、クラシックは決められたパで構成された中で体重を移動させていく。
 
全てはバーレッスンとセンターレッスンでやっていることが土台なのだけど、作品の中の踊りとなると、何故だか形を見せなければと固まってしまいやすくないですか?フェッテ・アラベクスとか、エカルテからのファイイとか、作品の中でやる方がちょっと緊張します。
 
こうなると、カラダは固まって、脚だけでバタバタしやすい。本人はそんなつもりはないのに、何故かこじんまりとしてしまう。
 
なので、決まったエクササイズではなく、手足をカラダを大きく使って動き回る、をやってもらいました。要は、コンテンポラリー系のレッスンでやるゆっくりとした体重移動です。
 
えっ?
クラシックのヴァリエーションなのに?
 
ハイ、なのに、です(^ ^)
 
普通、作品を練習している時は、そんなことはできませんが、パーソナルセッション【ターンアウトアップ+プラス】は、作品を仕上げるためトレーニングなので、こういうこともやれてしまうのです。
 
今回とりくんだこのコンテンポラリー系の体重移動、最初は、クラシックダンサー特有のぎこちなさがあってどう動いたらいいのか、、、みたいな感じだっのが、何度も繰り返すと若い力がムクムクっとあわられてくる。どんどん、動きに滑らかさが出てきて、気がつくとコンテンポラリーで大切なカラダ全体をつかった体重移動ができるようになってくる。
 
カラダ全体をつかった体重移動、クラシックバレエでも同様に大切ですよね。でも、一つひとつのパをちゃんとやらないと、ばかりになっているとどうしてもパだけを追うような動きになってしまう。クラシックバレエはパで構成されていても、動きそのものは滑らかでなくては作品にはならない、その根本はコンテンポラリーとも共通しているのです。
 
この体重移動を繰り返しやった後の、動きは、下から上へのアプロンがしっかり感じられるものに変化。本人も、ちゃんとのれてる感をしっかり体感していました。
 
最後は、これを自習でやるコツ、方法を伝授しました。ヴァリエーションに取り組んでいるとどうしても、繰り返し一曲を踊ることばかりやりがち。うまくいかないところがあると、その部分だけを繰り返しやっても、カラダと脳がうまくつながっていない時は空回りになるんです。
 
そういう時に、このような体重移動の確認方法を知っていると、効果的に自習ができるのです。
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
Posted at 01:01
現在ユースアメリカングランプリ日本予選真っ最中ですね。今年は、このコンクールに出るクライアントはいませんが、年末年始のコンクールに参加するジュニア達のヴァリエーションをブラッシュアップしています。
 
と言っても、ここはお稽古場ではないし、全体の指導はそれぞれの先生がなさること。
 
私がターンアウトアップ+プラスで見ているのは、踊りを支えるカラダの使い方です。
 
中学生だと、アラベスクターン、アティチュードターン、イタリアンフェッテやグランパデシャなど、作品の中の大技的な部分を脚技的に捉えてしまいがち。
 
例えば、
イタリアンフェッテで、どうしても高く脚が上がらないんです、、、
ピルエットで、3回転できなくて、、
グランジュッテで、大きく飛びたいのに、、
などが悩みなんですね。
 
でも、これらは全て脚中心に考えてしまうからうまくいかないことがほとんどと言っていいんです。送ってもらった動画を見ても、やはり脚でなんとかしようとしているのがありあり。
一歩引いてみれば、自分でも気づくはずなのに、練習している最中にはどうしても見えないことが多々あります。
 
この時にやっていることを今回は紹介します。
 
例えば、アティチュードターンで、脚が上がらないし、重くなる時、何度も同じ部分をさらっても結局いい結果は出ません。カラダと脳は負のスパイラルにはまりつつあるから。
 
なので、シンプルなエクササイズを組みます。体幹を意識して、フェッテする、ポールドブラだけで動いてみる、時には、基本中の基本、体幹トレーニングに戻る時もあります。
 
アティチュードターンでは、どうしてもあばらが開いてしまいがち。しかもピルエットと違って動作脚は後ろにあるのでボディをしっかり立てておかないとバランスは崩れやすい。アティチュードだけなら、容易にできることも回るとなるとどうしても力が入りやすいんですね。
 
今回は、床でスゴンからのフェッテ、アラベスクにしっかり決め、腕でしっかり支えて軸脚に乗れる感覚を養うエクササイズを何度も繰り返しました。(バー・アスティエの土台はバレエなので、バレエの基本を確認できるエクササイズがたくさんあるんです)
 
その後直ぐアティチュードターンをやるのではありません。ピルエットアンデダンで、しっかり上に抜けて回る感覚を再確認しました。
 
何故って、種類は違っても、土台は同じだからです。エポールマンをずらさず、体重移動をしっかり確認したうえで、ボディを引き上げて回る感覚が回転には必要だから。
 
崩れたら、又、最初のエクササイズに戻る、これを何回かを繰り返すと、少しずつカラダの感覚がつかめていくんですね。
 
途中、うまくいかない時は、もっとシンプルにアラベスクパンシェをすることも。
アラベスクも脚だけをあげようとすると、体幹はぶれてしまいます。しっかりボディをコントロールして、軸脚に体重移動ができた上でパンシェをする感覚は、アティチュードターンにも必要です。
 
ターンアウトアップ+プラスでは、このように、ボディコントロールのエクササイズをしたり、基本のパに分解したりして、カラダのどこがどう意識できていないのか?を確認していきます。
 
ヴァリエーションの一人自習だと、どうしても一曲さらって、又、繰り返して、なんでうまくいかないんだろうと、、になっていく。これが負のスパイラルにはまってしまう所以。
 
決めたい大技も全てバレエの基礎のパが土台ですよね。そして、そのパを完成させるためには体重移動や引き上げなど、ボディコントロールが欠かせません。当たり前なんだけど、渦中にある時は、そこが見えてない。そこに目を向けさせることがポイント。
 
彼女達のチャレンジはまだまだ続きます。変化はアップだけでなくダウンもある。でも、どこを意識するかに気づけたら、一人でやる自習も内容が変わっていくのです。
 
まだまだ改善中。その中で、単に回ったり飛んだりじゃなく、カラダをコントロールして踊りを作っていくことを体感してほしい。
がんばれ〜
 
 鍼灸スペースあんじゅ
Posted at 11:22
この夏もたくさんのジュニアがアンドゥオールの改善に通ってきています。あんじゅでは初診時に、股関節の可動域など、アンドゥオールに欠かせないカラダの状態を診るのですが、悩んでいる原因、実は股関節ではなく、上半身にあることが大半を占めています。
 
 
先日、アメリカから里帰りの期間中に来院したRさんのお母さまからこんなご連絡をいただきました。
 
『私自身はバレエは経験がなく素人なので、娘の悩みが脚と聞き、脚ばかり気にしていましたが、上半身、肩と腕、がいかに重要であり、バレエを踊るには足だけではないのだと言うことが非常によくわかる内容でした
その点をしっかりご指摘、またご指導頂いたことは非常に価値のあることでした。』
 
バレエ、バレリーナというと、ほっそりしてクロスされた脚にばかり目が行きがちなのですが、殊アンドゥオールについて言うと、開きやすい骨格を持った西洋人と違って、私たち日本人が脚だけでやろうとすると完成されないのです。平成生まれ、2005年生まれ以降のジュニアは手脚は長く、ほっそりしているのですが、アンドゥオールしようとすると膝が曲がってしまったり、伸びなかったりします。
 
特に、胸郭が薄く上半身の力が足りないジュニアの多くにでているのが、前屈すると肩甲骨から下の背中が丸くなってしまうこと。
腕とつながっている肩甲骨がある部分は比較的伸びているのに、その下の背中が丸くなってしまうです。
このようなタイプのジュニアは、うまく脚抜け出来なかたり、カエルができなかったりします。又、開脚した状態で、腰から上がグニャとなってキープできずお腹が抜けてしまう。
脚抜けやカエルのみならず、左右開脚も含め、できない原因は股関節や脚だと思わがちですが、実は大元には上半身のコーディネーション不足があるのです。
 
パーソナルセッション「ターンアウトアップ+プラス」では、先ず股関節の可動域をチェックしますが、それと共にチェックするのが肩のライン。寝た時に肩先が上に上がってしまっている 場合は、腕と体幹のコーディネーションが足りていないのが原因。カエルや上体反りなどを試して更にその部分をチェックします。
 
上体の力不足を修正していくポイントは、肘のコントロールです。
肘を落とさないようにしようとするあまり、腕に力が入っていると手首、肘、肩までガチガチになって、体幹を支える働きがなくなってしまいます。手掌も指に力を入れる必要はないのですが、腕もしっかりアンドゥオール・アンデダンしなくてはなりません。全てがつながると、肩先から指にかけて、水が流れていくようなと言われるバレエ独特のラインが出来上がり、この腕が上半身、体幹とつながって、脚のアンドゥオールを助けてくれるのです。
 
先日受けたRさんも、開かないのは脚だけの問題じゃなかったんだと「先生、ありがとうございました。昨日は何度も繰り返し教えてもらえてよく分かりました。良かったです!頑張ります!」と連絡をくれました。
 
アンドゥオールに悩んでいるジュニアは、先ず肩の位置を確認しましょう。
仰向けになって肩先がグッと持ち上ってしまうとしたら、脚だけで開こうとしている表れです。
 
ジュニアのカラダは成長過程特有の柔軟性があります。カラダが硬いと悩んでいる場合でも、実は、上半身の支えが足りなかったというケースがほとんど。早めに修正することで、脚への負担もグッと減り、筋肉痛や太くなる心配から解放されますよ。
 
Posted at 23:25
バレエストレッチのカエルができない、スプリッツができない、開脚が苦手、ディヴェロッペであがりにくい脚がある。。。などなど、レッスンで苦手なことがあるケースは多々あります。レッスンを受けているのは一人ではないから、できない部分で止めて先に進まないということはほとんどありません。結果、長くレッスンは続けているのに、テクニックが育たないということになってしまいます。その背景に、左右差など、カラダに歪みを作ってしまっているというケースが少なくないのです。

ジュニアの時代は、成長期特有のカラダの柔らかさや、動きを覚える記憶力などもあって、歪みがあってもヴァリエーションが踊れてしまう場合が多いのですが、踊っている本人に聞いてみると、実はとってもやりづらい部分があって、先生の指示通りやろうとしてるのだけど、うまくいかないし、がんばりすぎると痛くなったりする。。。ということがあるのです。

日本人の上半身は、バレエの生まれた国の人の骨格と比べてとても薄く、安定感に欠けます。クラシックバレエの基本からみると、安定した上半身があるからこそ軽やかな脚さばきが可能なのですが、ジュニアの目は、先生やできるお友達の脚や足先にばかり目が行きがち。これが、脚だけで踊るクセになりがちなのです。

小学生くらいまでは体重も軽いので、脚だけで踊っていてもなんとかなるけれど、中学生になりカラダが変わり始めると、重心もずれてきて、脚だけでは踊れなくなっていきます。この段階で、特に上半身が柔らかいタイプのジュニアに、脊柱の歪み、更に骨盤の歪みが定着してしまうケースが出てきます。筋肉が強いタイプだと、太ももやふくらはぎがドンドン太くなっていきます。
10歳から12歳、まだ生理が始まる前、始まったばかりの段階だと、クセによるカラダの歪みも修正が可能です。

普段の生活で、どうも片側だけに寄って立っている座っている、このようなクセを早く見つけること、これがとても大切です。
 
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
 
Posted at 13:09
                  
こんにちは。ご無沙汰しております。
ドイツに来て、3ヶ月が経とうとしてます。
やっとレッスンで注意されていることが理解できるようになってきました。

レッスンはワガノワバレエ学校を卒業した先生が教えてくださっています。難しいですが、正しい筋肉を使えるように意識しています。
今は、シンデレラ公演の最中です!
今回、私はありがたいことに主役をいただけました。

ドイツ留学中 Rさんより
今では沢山のバレエジュニアが留学しています。小学生4,5年生からサマー短期留学を目指すケースも少なくありません。
基礎もできていないのに留学なんて、留学したってうまくなる訳ではない、と言う考え方もあります。
けれど、バレエは西洋から入ってきた文化なのです。
 
その文化が生まれて育まれてきた環境の元で現地のジュニアと一緒になってレッスンをすることで沢山気づけることがあるのです。
カラダの違いや、レッスンに違いにびっくりするケースや逆に現地のジュニアの中で一人でいても平気でやっていける子もいます。
そういう体験は、今だからこそできる事でもあります。
全てのジュニアがバレリーナを目指すものではないけれど、今、できる事に一生懸命になる、これが将来自分で考えて生きていく力にもなっていくと信じています。
 
そうは言っても親元・お教室を離れての生活で、カラダが不安定になることも少なくありません。ホストの家族やチューターがいるケースもありますが、留学中は全て自己責任に近い状態です。
 
そのような場合に役立つサポートをおこなっています。
効果的なストレッチの方法、自分で歪みを見つけて補正できる筋トレ。解剖学とフロアバー、バー・アスティエのエクササイズで、ジュニアの内から自分のカラダを自分でコントロールする術を身につけて欲しい。
 
それが、将来の支えにもなります。
 
バレエ留学サポート
 
Posted at 10:04
45度×2、が何故膝押し防止になるのでしょうか?

そもそも何故、膝押ししてしまうのでしょうか?
レッスンでは膝は伸ばしてと指導されますが、決して押していいとは言われません。先生にもこれが謎なのですよね。

実は、膝を膝蓋骨と考えてしまうことからこの膝押しが始まってしまうと言ってもいいでしょう。
でも膝のお皿って元々でてるんですよ。これをどうやって伸ばせばいいの?と思いますよね。その結果、膝を後ろにおして伸ばそうとする、そういうクセがついてしまうのです。

特にプリエ・ドゥミプリエから1番に戻る、5番に戻る時に知らず知らずに膝を押して伸ばそうとします。でもやっている本人はそのつもりはないのです。脚を真っすぐに膝をきちんと伸ばそうとがんばっているだけだったりする。

そもそも、1番・5番のポジションに立っている時に既に膝を押して立っていることが少なくない。特に両脚をぴったり揃えようとして、内筋をつかってしめようとすると、一番使ってしまいやすいのが大腿四頭筋なのです。

この筋肉は、太ももで一番大きい=力が強いのです。
その筋肉が膝のお皿を通って膝下のついている。そのため、プリエの度に太ももに力が入ると自分で意識しているつもりはないのにこの筋肉が働いてしまう。

この大腿四頭筋、股関節は屈曲=ドゥバンさせますが、膝に関しては伸ばす働きがあります。
つまり、脚を伸ばそう、膝を伸ばそうとすると自然と膝を押しやすい構造なんです。

そのため、太ももに力が入ってしまうと骨盤は前傾する=お尻が突き出るダックの形になる。この(骨盤の)プレースメントはバレエ的にNGなのはみんな分かっているので、踏ん張って骨盤を立てようとすると膝が曲がる。そのため余計に膝を押して伸ばそうとするのです。


プリエが浅い、ドンドンO脚になっている、カエルができない、アンドゥオールに悩んでいる、その原因の根底にこの膝押しが潜んでいます。3,4歳のころからずっとこのクセをつけていると、太ももの下・膝の上の筋肉に固~い層ができてしまい、更にアンドゥオールさせにくくなってしまいます。


そこで役に立つのが45度×2、なのです。

股関節は、一般的に45度は外旋=アンドゥオールします。
このポジションは大腿四頭筋の力がニュートラルでいられる角度なのです。
ニュートラルとなると言うことは、床を踏む=立つことで得られる足部からエネルギーが自然に脊柱に伝わりやすいと言うことでもあるのです。


脊柱には、バレエで一番大切とも言える【大腰筋】がついています。この筋肉がしっかり体幹=トルソーと軸足と動作脚=大腿部とつながっているからこそ骨盤は平らなプレースメントでいられます。

特に日本人の骨盤が西洋人と比べ民族的に狭い構造になっていることが注意点なのです。
ロシア人やイギリス人のカラダは、太ももからアンドゥオールさせてもそれほど抵抗なく開く構造だけれど、狭い骨盤を持つ日本人では同じことをやると股関節や膝関節をロックさせることになってしまう。

けれど、45度という解剖学的にニュートラルな角度だとこの太ももの力は発揮されにくいのです。
3,4歳のジュニアがレッスンでこのから始めるメソッドもあります。これは、まだカラダができていないことを充分考えてのこと。

そして普段の生活で、この角度で立つことで骨盤のプレースメントを崩さない習慣をつけることが、バレエの姿勢を身につけテクニックを育てることにもつながるのです。

バレエの膝は、膝蓋骨をみていていは解決しません。
こちらの動画で示しているように、膝の内側、脛骨の内側がバレエの膝。これはパリオペラ座の先生も同じ場所を指摘している現場をこの目でしっかり見学してきたので、間違いはありません。
ワガノワ系の先生だと、大腿骨のやや上の骨をさすります。指摘する場所は違うけれど、構造的に同じことを示しています。


膝押しは今日からストップ。45度×2、で1番、もしくは3番で、バレリーナのスッキリ伸びた膝に育てていきましょう。

 ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
 
 
Posted at 11:03
膝押しのクセが直らないとどうなるか?
をみていきましょう。
 
「膝を伸ばして!」と耳にした途端、知らぬうちに後ろ体重=膝押しがクセになってしまう。この状態を解剖学的に診ると、こんなことになるのです。
 
膝を後ろに押す
膝上にある筋肉・大腿四頭筋に余分な負荷がかかる
 
膝下後ろにある筋肉・腓腹筋にも余分な負担がかかる
 
その結果、どうなるのかというと、
 
・太ももが硬くなる
・太ももが太くなる
・ふくらはぎが硬くなる
・ふくらはぎが太くなる
・ふくらはぎが下に落ちて長くなる
 
さらに脚にかけている余分な負担、これは本来は上へのアプロンになるはずのもの、です。その力が違うことに使われているということは、
→テクニックが身につかなくなっていく
 
ことにもなります。「中学生になってから、ピルエットが回れなくなってきた」「高校生になったらコンクールで成績が出なくなってしまった、、」こういう声をよく聞きます。この背景に隠れているのが、知らぬうちにやっている「後ろ体重」つまり、膝押し。
 
これを解消していくコツ、それが45度×2、です。
 
では、何故、この角度だと腰が落ちなくて済むのか、何故膝押しにならないのかのメカニズム、そしてそこに至るまでのエピソードなどを次回に紹介します。
Posted at 23:18
では、どうして膝押しになってしまうのか?
です。
 
解剖学的に診ると
◯上に上げるより、後ろに押すが簡単
◯力が入ると、固まってしまう
◯日本人の骨格だと、膝は伸びない
 
 
からです。
 
「膝のお皿をあげてね」とはよく言われることですが、下にあるものを上げるのはとても大変。実際は、足に乗れてしっかり床を踏めていると膝のお皿は自然に上がっていくのですが、ここがとても難しい。
 
となると、どうするかというと、膝のお皿だけをあげようとします。こうすると(足に乗れてしっかり床を踏めているかどうかは後回しになってしまう為)力が入って後ろに押してしまいやすいのです。
 
これ、床に座って壁を床に見立ててゆっくりやると案外できることなのですが、レッスンでは一人だけゆっくり時間をかけて、なんてできませんよね。その為、力を入れるつもりではないのに、力が入って後ろに押しやすいのです。
 
特に、小学3、4年生で未だ姿勢が安定せず、ふらふらしがちなタイプは、姿勢を安定させるためにぎゅっと力を入れて立つことが少なくありません。この時に気がつかないうちに膝押しになっているケースが多く見られます。
 
 
そして、日本人の骨格は、腰高である西欧人の骨格とは逆に臀部が落ちやすい構造になっている、これが大きな要因なのです。
今日本には沢山の外国人観光客が来日していますよね。特に西欧人の姿を後ろからよく見てみてください。大きなお尻をしているのに、腰がぐう〜と高い人が多くありませんか?ダンサーには恰幅のいい人はいませんが、基本的な骨格はこのような腰高なのです。
 
一方、私たち日本人は、骨格的に薄く腰が落ちやすい。膝押しをずっと続けていると、骨盤を押し上げるのとは逆に、腰を後ろに引くことなります。
 
これがやがて「後ろ体重」になっていくのです。
 
バレエの力学は、全て上と下、です。前に移動するパでも、上へのアプロンと床をしっかり踏んでいる張りで、進んでいくので、後ろというベクトルは存在してませんよね。ここがバレエの難しいところでもあります。
後ろに押すジャンプは、これは、ふくらはぎの肉離れの原因でもあります。
 
他、膝押しのクセが直らないとどうなるか?
 
次はこれについて書いていきます。
Posted at 13:33
「キレイに膝を伸ばしたい」がケガの元になっている!

「お膝を伸ばしましょう」はレッスンで必ずと言って言われる注意。舞台写真を見ても膝が曲がったアラベスクになっているプロのダンサーはいません。自分では同じようにやっているのに、どうして膝が伸びないのだろう、、、発表会やコンクールの写真を見てがっかりと言うことも少なくないですね。
 
では、ここで膝押しをしているかどうか、チェックしてみましょう。   

◎膝押し可能性チェックテスト 
 

◇床で膝を抱えて座る(体育座り)
◇骨盤を立てる
◇膝を揃えたまま前に真っ直ぐ伸ばしていく


A膝がぽっこり浮いてしまう      膝押し可能性大
B膝は伸びるけれどつけ根が突っ張る  膝押し可能性中
C膝が伸びて内側が自然に揃う     膝押し可能性小

治療院で診ていても、膝が浮いてしまうケースが少なくありません。そして、膝は伸びてなくてはいけないと思っているため、ほとんどの人が膝を押し込めようとするのです。これは、バー・アスティエのエクササイズの一つ、『床でのディベロペ』でも似たようなことが起きます。左右の脚を真ん中に閉じてくる時に膝が浮いてしまうため、膝を押そうとするのです。
 
では、どうして、膝を押そうとするのか?膝押しになってしまうのか?
そのの原因について、次に書いていきます。

実はCの人でも、実は膝押しをしてしまっている可能性があるので、続きを読んでくださいね。
Posted at 17:13
膝痛だけじゃない、アキレス腱痛、ふくらはぎ肉離れなど、バレエのケガの原因の一つに膝押しがあるのを知っていますか?

皆さんはただ、キレイに伸びた膝でいたいだけなのは充分分かるのです。けれど、膝を押して立っていてもバレエ的に伸びて真っ直ぐな膝にはなりません。

治療院ではこれまで、様々な視点でこの「膝押し」を解消してもらおうとしてきました。その最終形がこの形。
45度×2。これも『骨で踊る』ことと同じです。


でも、これって一体どういうこと?
既に体験している人以外には伝わりにくいこの45度×2、を解説していきます。
Posted at 16:06
バレエジュニアのカラダ作りについて、コラムを上げているところに、思わぬニュースを発見しました。
なんと、小学生、中学生の4割にロコモティブシンドロームが忍び寄っていると言うのです。
 
ロコモティブシンドロームとは、カラダの機能が落ちてきてしまう現象です。一般的には骨や関節などに支障が起きてくる年代が注意しなくてはいけないものと医師会や協会が普及活動をおこなっていますが、普通に考えると、成長期にある小中学生にその恐れがあるなんて想像しにくいのですが、、、、
 
埼玉県医師会が県内の幼稚園から中学生までの子供1343人に運動機能の検診をおこなった結果、約40%の子供にロコモティブシンドロームの兆候が見られたというのです。
現代の子供の運動量が減っていることがその原因と考えられていますが、それだけでなく、運動量は多いけれど、単一運動、つまり一つの運動しかしていない場合、ロコモティブシンドロームに陥りやすいのだそうです。
 
バレエジュニアは、お稽古でカラダを使っています。週5~7通っている子もいます。バレエは全身をつかう運動ですが、これだけしかやっていないと運動はしていても単一運動、と言うことになるのです。
 
スプリッツやカエルができるできない以前に、カラダがゆらゆらして真っ直ぐ立てていないジュニアがいる理由がここにあるのだと痛感しました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
 
Posted at 15:04
​【高校生】
 
本来は太ももやふくらはぎは、ふわっと柔らかくいたいのに、脚の筋肉がとても硬い高校生が少なくありません。
何故そうなるのか?
 
それは筋肉で固めて踊るクセがついてしまっているからです。その傾向が強いと、身長が伸びず、ますます筋肉で踊る傾向が強くなり、脚が太く硬くなったり、関節を歪めていたりすることが少なくありません。
 
もちろん、160cm以下でも、バランスのとれたスタイルであれば良いのですが、160cm以上の子と比べると、どうしても腰から下が発達して来やすくなります。そうすると、ポワントで立っている脚のラインがキレイにでなくなります。また、脚に負担をかけて踊り続けるので、肉離れやアキレス腱炎などを起こしやすくなります。
 
1950年、60年代の写真を見ると、プリエは膝の屈伸運動に似ていると捉えられていた感じもあり、脚が太い人がいましたよね。(それは同年代のイギリスやフランスでも似たような状況だったのですが)それと同じようなことが起きてしまうのです。
 
クライアントのダンサーSさん曰く『きちんとお稽古していたら、脚は太くならないんだけど、、、』なのですが、カンパニーに入れるレベルに至るには様々な障壁があります。
 
一番大きいのは、前述した固めて踊るクセです。
 
5番にいれる、閉めて、もっと開いてとレッスンでの注意は、決してカラダを固めることではないのです。それが証拠に、教えてくれている先生方のカラダはふわっと柔らかいですよね。
 
つまり、先生方が伝えたいことがうまく伝わっていないために、カラダを固める方向に向いてしまうのです。(この状況を少しでも改善しようと始めたのが、バレエの解剖学講座【バレエアナトミー】です)
 
本来、16歳〜18歳は、バレエの訓練の最終段階。なのにこの時期でも、背中がそれなくなった、足首が弱い、ターンアウトが足りない、肩のラインが違う、と悩んでいる高校生が本当に多い。キツイ現実ですが、生理学的解剖学的に診て、この年齢はカラダを固める踊るクセを修正することは、少し難しくなります。
 
セッションで取り上げる内容は、今更なのですが、基本として腹筋や背筋の見直しです。加えて、一人ひとりのカラダや踊っているヴァリエーションに合わせて、バー・アスティエのエクササイズを組んだり、もっとシンプルなエクササイズをおこなったりします。
その際も、どこを意識すれば、カラダが支えやすくなるのかを解剖学的に指摘しています。
 
この年齢になると大切になことは、二つあります。
一つは、言われていることを見たまま動くのではなく、自分のカラダを通し、又、考えながら動かすこと。
そしてもう一つは、試行錯誤を繰り返すチャレンジ精神、自主性です。
 
年齢が上がってくると生活の幅も広がり、いろんなことがあります。そういう生活でも、自分のカラダに向き合いコツコツとトライ&エラーをしながら続けていく、つまり自分で考えながら自分を育てることが大切なのです。そうしていると、レッスン中や、エクササイズの中で、フッと『これかな?』と抜けた感覚が出てくることが増えていきます。
 
そうなって欲しいために、こちらも、解剖学的にいろいろな角度からアドバイスを行っています。
 
何人かのジュニアには、バレリーナになりたい、海外のカンパニーに入りたいと言って通ってくる子がいますが、バレリーナになるこはとても厳しい道。
そのような希望を持つジュニアには、海外や国内で踊っている、又は海外のバレエ学校に通っているクライアントがいるので、オーディションや彼女らがたどってきたエピソードを話すことが少なくありません。現実を聞くことで、自分が何をどうしなくてはいけないかを考えるきっかけにして欲しいと考えているからです。
 
全てのジュニアがバレリーナを目指すものと考えてセッションを行う訳ではありません。ある意味、バレエを踊るという環境だけみると、いろんな年齢でも踊れる場がある日本はとても恵まれています。
 
ただ、それも踊れるカラダがあってこそ。
パーソナルセッション・「ターンアウトアップ+プラス」では、ケガがなく、歪みのないカラダ作りを手伝っています。
 
 
 
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Posted at 10:29
​【12歳〜15歳くらい】
 
小学生から中学生にあたるこの年齢は体格差が出てくる年でもあります。小6なのに165cmはある子がいたり、同じ学年なのに155cmもいかない子もいる。おおよそは、両親の体型が基準になります。
10歳を過ぎて急激に身長が伸びると、そのカラダを支えるために筋肉がついて脚が重くなりやすいですが、身長だけ伸びてひょろっとしているケースもある。本当にそれぞれです。
 
そして、カラダの個性がある反面、あまりそのことを意識せずレッスンをして、関節や筋肉を痛めることも少なくありません。この年頃になると、それより下の学年の時とは違い、どこが弱いのか足りないのかを自分で把握していることがほとんどです。
 
なのに、一番足りていないのは基本の姿勢。
 
そのためお腹がポコッと出ている子が数多くいます。けれど、関節の可動域をみると、ほとんどがバレエを続けるには支障がない。長年の臨床から診て、根っこはそれ以前の稽古で基本の姿勢が作られなかった中で、脚だけで踊っているからだと考えています。
 
どのジュニアも長く続けてきた中で踊りこなす力だけはつけている。この歳になるとほとんどがヴァリエーションを経験しており、多くがコンクールに出た経験を持っています。お腹がポコッと出ているのにコンクールに出ているなんて、昔の感覚からいうと驚きなんですが、それが今の現実です。
お腹がポコッと出ていることは、バレエで一番基本のアプロンに欠かせない腹筋が使えていないこと。そのため、この年齢でも、初めは腹筋や背筋のエクサ
サイズから始めることがほとんどです。
 
12歳〜15歳は、カラダもしっかりしているので、バー・アスティエの講習会への参加を促すこともあります。この11月、ジュニアのためのアスティエクラスに参加したMちゃんは、『受けた後腹筋が痛くなって、、、全然腹筋を使ってなかったんだって分かりました』と感想を話してくれました。
トータルコーディネーションで踊れてしまうため一番基本になる姿勢が作れないでいることが、この言葉からも分かりますね。
 
この年頃は、目的の方向がそれぞれであることが少なくないようです。発表会をため、ピルエットを修正したい、もっと上手くなりたいという目的だけでなく、コンクールや留学、又、新国立の研修所やジュニアバレエ、宝塚受験を目指す子もいます。
 
セッションで取り上げる内容は、それぞれの目的に沿うようにしていますが、基本は、骨を意識した姿勢づくり。そうでないと、足の上にのってポワントで踊り続けられません。
 
一例でみてみます。
ほとんど皆が脚を高く上げたいと言いながら、実際にやっているのは、太ももの力で持ち上げてキープしている力技。こういうケースでは、始めにいつも自分でやっているディペロペをしてもらった後、骨盤のコントロールや寝た姿勢でのプリエ・タンジュ、床でのフェッテ・アラベスクなど、幾つかのエクササイズをやってから、同じディペロペをしてもらいます。
 
すると、どれほど力で上げてきたのか、何が足りないのか、に気づけます。でも、気づいただけでは何も変わりません。ここからが出発点。どうすれば、踊りやすくなるのか、本人たちがどれだけ自分のカラダと向き合うかが、今後につながります。
 
又、目的がコンクールである場合、ヴァリエーションの補習を行うことも少なくありません。
これについては、又別に紹介します。
 
大切なのは、成長期に当たる歳に骨や関節を痛めないカラダの使い方を見つけること。そうすると、どの方向にでも行く道が開けてくるのです。
 
 
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 
 
Posted at 00:26
【小学生 10歳〜11歳くらいまで】
 
幼少3〜4歳くらいでバレエを始めているのにカラダが硬くてできないことがあるジュニアが来院してきます。何故柔軟性に差が出るのか、ですが、解剖学的に診てカラダの個性もあるのですが、現在の生活環境との関係が考えられます。
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
それは普通に立っている姿勢をみてみると分かります。カラダがゆらゆらしたり、ぐにゃぐにゃして、脚をずらしたり、背中を丸めたりして立っているケースが少なくないのです。
 
生理学的に考えて、成長期にある小学生のカラダが大人の同じように硬いかというと、それは違っていて、手足や体幹など、パーツでみると柔らかい、けれど、運動となるとギクシャクして、前屈すると背中がまるくなったり、長座をさせると腰が落ちてしまう、そういうケースが少なくないのです。
 
そういう状態だと、お稽古の中ででよく行われる開脚、スプリッツ、カエルストレッチができなかたり、できても左右で差があったりします。それで、カエルストレッチができないと来院したりするのです。
そもそも、このカエルですが、これができたからといってバレエのアンドゥオールができるのかというと、実はそうではないのですが、クラスの中でできないという状態は、小学生にとってはとても辛いことなのです。
 
生理学的にみて成長期にありカラダ自体は柔らかいはずなのに、何故できないのか?ですが、それは前述の「立っている時にカラダがゆらゆらしたりして姿勢を保持できない」状態が深く関わっています。
 
このような姿勢は、わざとやっているのではなく、立っている時にどうやってカラダを支えていいのかが分からなくて、姿勢をずらすことで、カラダを支えようとしていることからきています。
 
現代の住環境は、とても便利、更にコンクリートに囲まれて広い公園や土も少なく、学校や終業後外で遊ぶ機会がとても少なくなっています。また、教室の掃除で雑巾がけをする習慣もなくなっています。
 
つまり、昔と比べてカラダを大きくつかったり、体幹を安定させて腕を使う習慣がとても少なくなっているのです。その反面、たくさんの教科書が入った重いランドセルを背負っていたりする。そのため、小学生なのに背中が丸い、扁平足や外反母趾を持っている子までいるのです。
 
バレエを習っている子供達は、カラダをつかっているから大丈夫と思っていても、カラダをうまく使えていない可能性が潜んでいるのです。それが、前屈、開脚、スプリッツ、カエルができない、左右差がある、という状況に現れているのです。
 
このような場合、まず、背中のラインを確認すると僅かながら側弯が出ているケースがあります。そういう場合は、学校での検診の状況を確認します。検診で特に言われていない場合、その子なりに一生懸命頑張っているつもりのエクササイズで筋肉のアンバランスを作ってしまっている、ということが少なくありません。
 
しかし、どのジュニアも、股関節にはほとんどの場合で問題がなく、バレエを続けるには充分の可動域を持っているのです。それなのに、できないことがあるのは、つまり、クラシックバレエにおいては、股関節の可動域以外にも大切なことがある、ということなのです。それが、姿勢なのです、
 
上のようなケースでは先ず、フロアバーのエクササイズの前にもっと根本的な、腹筋、背筋のエクササイズをやってもらいます。すると、背中が丸くなっていると、カラダがゆれて続けられなかったりするのです。
 
その時、どうやって支えればいいのかを、その子に合わせて指導していくと、やりやすくなっていき、続けられるようになっていきます。ここでもポイントは、骨で支えることです。
 
自分でカラダを支えている感覚が分かると、本人もこうすればできる!と自信が出てきて、一生懸命やるようになります。そうやって、自宅でも続けてきた子は、背中に出ていた側弯も減り、左右の肩の差も減っていったりします。
 
そのようなカラダの変化が出てくると、できなかったカエルができてきたり、左右のスプリッツに差がなくなっていったりするのです。
 
できるようになる期間には個人差があるので、一回でできるようになったジュニアには、家での課題を渡して終わったり、春休み夏休みなど、時間をおいて姿勢のチェックのためとエクササイズの確認のためにくるというパターンになることもありますが、カラダの歪みが強いケースでは、引き続きセッションを続けるケースが多いです。
 
けれど、成長期にあるということが大きな利点となり、コツコツ家でも練習してくる子は、歪みが多少強い場合でも、姿勢が整っていきます。その期間は、その子一人ひとり違うのですが、諦めず続けることが大切なポイントになります。
 
 
Posted at 00:28
パーソナルセッション「ターンアウトアップ+プラス」を受けているバレエジュニアの目的はさまざまです。
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
 小学生低学年〜高学年までは、脚が開きにくい、左右差がある、カエルができないなどカラダの悩みを解決したいという内容が大半を占めます。
 
高学年以上、中学生になると、プリエが浅い、パッセで左右に違いがある、又、脚の上がり方に差がある、というテクニック的なやりにくさを修正したいという内容が増えていきます。
 
ジュニアよっては、アセスメントでアンドゥオールが足りていないと指摘され、修正したいと来る子もいます。高校生になると、体幹が弱い、引き上げの感覚がつかめない、コンクールでの評価で「つま先が伸びていない」と指摘されてもどう修正していいのかがわからないなど、より深い悩みになっていきます。他には、留学前のボディーコントロールを習得したいという目的で受けているジュニアもいます。
 
驚くことに、いろいろな悩みを抱えているのに、多くのジュニアが発表会だけでなく間近にコンクール出場を控えているのが現状だということ。
 
2〜30年ほど前は、コンクールといえば日本では東京新聞や埼玉や年始にあるNBAのコンクールがあるくらいで、出場するジュニアも、お教室でトップクラスの子供達だったのですが、2016年の今、ダンサーを目指している、留学を目的にしているだけでなくコンクールに出る目的も様々になっています。
 
けれど、基本的なカラダが出来上がっていないまま難しいヴァリエーションを練習することが、カラダには負担になっており、結果ケガだけでなく、開かない、つま先や膝が伸びないだけでなく、脚がどんどん太くなる、お尻が大きくなるなどの悩みにつながるのです。
 
では、そのようなジュニアの悩みを解消するにはどうすればいいのでしょうか?
 
その解決方法の軸がこのコラムのタイトルでもある「骨で踊る感覚をつかむ」ということなのです。
 
次回からは、個々の例を紹介していきます。
 
 
Posted at 21:24
明日、2016年10月27日、大阪で開かれているユースアメリカングランプリのジュニアの予選が行われます。
 
あんじゅに通っている二人のジュニアがこのバレエコンクールに参加しています。この秋、パーソナルセッション「ターンアウトアップ+プラス」の時間で、彼女達のヴァリエーションの補習をサポートしていました。
 
賞をとってバレリーナの道につなげたいと頑張るジュニアがひしめき合うこのコンクール。山ほどあるバレエコンクールの中でも1番過酷と言われています。
 
場当たりの時間から、待機の時間、袖で待つ時間まで、自分で自分のカラダと心をコントロールしなくてはいけません。けれど、本番はあっという間。照りつけるライトの中で、これまで練習してきた成果を見せて思い切り踊りきれるか、ひとえに自分自身のコントロールにかかっています。10代半ばでこの大きなコンクールに出ることは、大きな経験になると思います。
 
二人とも、このコンクールに対して、賞を取る取らないということとは別に、しっかりとした目的を持っています。その目的を果たせるよう、頑張ってほしいと願っています。
 
コンクールに参加する是非は色々言われています。コンクールに沢山出たからと言って、バレリーナになれる訳ではないし、キチンとしたテクニックを身につけないまま出ることで落ち込む原因にもなったりする場合も。逆に、挑戦したいと言う気持ちがきっかけで、もっと練習に励むきっかけにもなる場合もあります。
 
あんじゅでは、コンクールに参加したい、というジュニアには、どうしたいのか?と本人の気持ちを聞いて、ヴァリエーションのサポートをしています。
 
どんな内容なのか、次回少し紹介したいと思います。
 
Posted at 23:46
ロシアに留学中のバレエジュニアAさんが夏休みで帰国しています。
先日お母様からメールでご報告いただきました。
 
 
帰国しました。
ロシアでは、市川先生から習ったトレーニングを続けていました!そのせいか、怪我は全くなく(風邪もひかずに)1年間のカリキュラムが終われました。後期は校内コンクールに選抜で出れまして、ロシア人以外留学生部門で2位をもらえました。

後期の実技試験の成績も割と良かったのですが、細かい欠点が多いのが悩みです。

卒業まであと3年頑張りたいので、改善策・現地でのセルフトレーニング等々、帰国の間にご指導下さい。
冬休みの一時帰国の際にも、ターンアウトアップ+プラスを受けに来ていたAさん。随分スタイルが変わっていました。でも、彼女の希望はもっと先にあってそのためにもっとカラダを変えていこうと頑張っています。
 
ターンアウトアップ+プラスでは、それぞれのバレエジュニアにそっておこなっている内容も実に様々になっています。その点も含め、今のページでは伝え切れていないので、リニューアルを検討しています。
 
簡単にまとめてみると
10歳前後のジュニアでは、スプリッツやカエルが苦手、ポワントで立ちきれない、プリエが硬くて開きにくい、等の悩み以外に、プレコンに出るためのカラダの使い方を知りたいと言う要望もあります。
 
中学生のジュニアでは、圧倒的にアキレス腱やつま先、甲などポワントでの悩みが多くあります。他、今後の進路も考えてのコンクール参加やバレエ留学についての相談なども増えています。
 
高校生になると、発表会で踊るヴァリエーションやパドドゥの振りで苦手な部分を補強するケースもあります。又、体型の変化で崩れてしまっている軸を取り戻すためのエクササイズを組むことも少なくありません。
 
踊るカラダは筋肉だけではなく、脳神経との関係がとても大切。留学する、オーディションを受けるなどプロになることを選ぼうと選ぶまいと、踊るカラダの感覚をかえていきたいなら、18,9歳までのトレーニングがとても大切。これは脳の発達過程との関係があるのです。
 
 
踊るカラダを見直すためのプログラムについてはこちらからご覧ください
 
Posted at 11:09
骨で踊ること それは姿勢 前回の続きです。
 
優れたダンサーの姿勢は、余分な力が抜けていてスッと立っています。そして、そのヒントが日本にある、ことでしたね。
余分な力が抜けてスッと立っている姿勢、ダンサー以外にもいます。一流のスポーツ選手はもちろんそうですが、もっと日本的なものに携わっている方々。
そう、歌舞伎役者さんたちです。

ドラマでちょっと面白い役を演じていても、その姿勢はピンとしていてすごく印象的です。梨園に生まれた彼らは、早くは4歳くらいにで初舞台を踏みます。たった4、5歳でもしっかりした姿勢をしています。
舞台上では大勢の大人が見ている前で、自分の台詞が来るまで、姿勢を正してじっと座って待ち、出番が来たらしっかり立って演技し口上を述べます。一般的な成長過程で考えるとびっくりなことを、梨園で育つジュニアはやってのけます。
何故その歳でできるのか?

それは、ほんの小さな頃から生活の中で自然に正座を身につけていくから。毎日の生活が姿勢教育になっているのです。
そうやって、育っていくことでピンとした背筋でいられカラダが育ちます。だから、舞台だろうとテレビでだろうと、彼らは姿勢がいい。あれは意識してしているのではなく、そういう風に育っているのです。

じゃあ、バレエを習いたいジュニアには正座をやらせればいいのでしょうか?
そういう話ではありません。
 
大切なのは姿勢教育。
 
ジュニアのレッスンでこれをやっていますと教えてくれたのがM先生です。それは、二人一組で脚を持って腕で歩く運動。これは良い方法ですね。歩く側だけでなく脚を持つ側の姿勢作りもできます。
そして日常の生活での姿勢教育も大切です。お教室を出たらはい終わりではちょっと間に合わないのです。

バレエ治療院あんじゅから、お教室の先生にお願いしたいこと、
プリエで脚が開かない場合、開かせようとする前に姿勢をチェックしていただきたいということ。

そして
ご家庭のお母さまにお願いしたいこと、
日常の生活での不良姿勢をチェックして「背中丸いよ!」「横座りしているよ」と教えてあげて欲しいと言うことです。

いずれにせよ、プリエが開かない、カエルができない、スプリッツができないと悩む原因に、姿勢が関係しています。
次は皆んなが望む「高く脚を上げる」について書いてみようと思います。
 
 
ターンアウト改善、バレエ治療院あんじゅ
※カエルができない、スプリッツが出来ない、開脚ができないと言う10歳前後のジュニア。
ピルエットが回れなくなった、背中が反れなくなったのはカラダが硬くなったからだと悩む15,6歳前後のジュニアは沢山います。
 
大切なのは、基本姿勢を見直すこと。それが出来てくると写真のように変わっていきます。
『骨で踊る』感覚を育てていくこと、これが大切。
 
骨で踊る感覚を育てるメニューは、こちらをご覧ください。
 
Posted at 23:20
3月末に続いておこなったバレエジュニアのための講習会。本日4月3日は、バー・アスティエのクラスを行いました。
参加したジュニアの皆さんお疲れ様でした。
 
 
プロで踊っているダンサー達だけでなく、現在のジュニアも股関節の可動域は充分あります。けれど、ケガに泣くことがとても多い。もちろんテクニック習得過程の段階にいるのと終了したのとでは同じではないのですが。
 
それは、何故なのか?理由は
開くこと、これに固執しすぎるからなのです。
 
日本人は、バレエ発祥の国に住んでいる人たちと同じ骨格ではありません。現在では体型が変わり、手脚が長くなっていると言われても、同じにはならないのす。それは民族自体が同じではないから。
 
骨盤の形も違うし、体幹の長さも違う、下腿の骨のラインにも違いがあります
その土台の違いを分かった上で、コントロールして踊っていく。それがケガなく、開きやすいカラダをつくっていくコツでもあります。
 
そのために、ポワント講習会同様、レッスンの前に解剖学の時間を設けました。骨の名前や筋肉の位置を覚えることが解剖学ではありません。踊るために大切なのは、人のカラダがどういう構造になっているか、これを掴むことなのです。
 
何故必要かというと、ボディーイメージを掴むことが踊るために大切だからです。
 
ボディーイメージが掴めてくると、アンドゥオールが股関節だけでつくるものではないと言うのが分かって来ます。
実はそこからが出発点。
 
今日参加してくれた彼女達は、コンクールの予選を突破したり、受賞したり、夏のサマークラスに参加するなど、比較的経験を積んだジュニアでした。でもまだまだ自分たちのボディーイメージが掴み切れていないのです。
 
クラスが進みにつれて、ふっと力が抜ける、楽につま先が伸びる、力を入れなくてもアンドゥオールしていく、背中が伸びていく自分のを感じてくれているようでした。そして、そういう瞬間のラインは立体的で、本当に美しいのです。
 
バレエの解剖学と合わせて体感した「楽に伸びていく感覚」 それが彼女達のカラダを変えていくきっかけになっていって欲しいと思います。
 
この春は、10代前半までのジュニアを対象におこなった内容の基本は、バレエ治療院あんじゅのメニュー「ターンアウトアップ+プラス」。留学を控えたジュニアのボディーコントロールから、ケガをしたダンサーのボディーコントロールまで、パーソナルでおこなっているからこそ多岐にわたった内容をおjこなっています。
 
 
踊るカラダのバランスを取り戻すためのメニュー、土台はバレエの解剖学とバー・アスティエです。
 
 
 
 
 
 
Posted at 19:51