バレエ鍼灸、バレエ整体、ターンアウト改善、解剖学講師兼フロアバレエ資格者による施術、アキレス腱痛、足首の捻挫、三角骨障害、股関節痛、膝痛、アラベスクラインの修正、フィギュア、新体操、シンクロジュニアの開脚改善、東京、代々木、バレエ治療院、鍼灸スペースあんじゅ

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ダンサーズ症例ケース

年末に膝に水がたまってしまった状態でいらしたAさまのケースをご紹介します。
今回はお許しいただき、写真を掲載させていただきます。

分かりますでしょうか?右膝下と外側のふくらんだ写真がいらした段階の状態でした。

このときは、痛みも強くてプリエにするのもツライ状態で、太ももの筋肉にも強い緊張が見られました。こういう時は、最初にマニュピレーションで筋緊張をゆるめると後の鍼も効果的になってくるので、最初にマニュピレーションを行いました。

それが終わった段階が、②の写真です。どうですか、①でふくらんだ感じあったところがスッとしてきているのがお分かりいただけますか?そして、最終的にバレエ鍼灸で、膝の炎症をとりのぞいていくと、どんどん腫れが引いていったのですね。その写真が③です。

その次のご予約でいらした時に伺った喜びの声はこちらです~

膝が痛くて水も溜まってたのに、翌日には腫れてたのがなくなったんです。助かりました。又すぐ痛くなるかな…と思ってたけどお灸が効いたみたいで【プリエ】も楽でした~


今日までなんとかなってホントに良かったです。早く膝治してパーソナルレッスンの方に戻りたい~。

K・Aさま
バレエ鍼灸は痛みや炎症がなくなってプリエがらくになるバレエ鍼灸とは
 
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テーマ:膝痛・半月板 
Posted at 00:05
膝の痛み ②  [2013年11月10日]
 
◇膝の構造の解説
膝は曲がる動作がとても多いため、曲げる際の負担を吸収するように沢山の組織が関わっています。
下に、その筋肉と動きを大まかに紹介します。図と併せて見てくださいね。

膝に関わる筋肉
四頭筋 股関節は曲げる 膝下は伸ばす
外側ハムストリング 股関節は後ろに伸ばす 膝下は曲げてターンアウトさせる
内転筋群 大腿(太もも)を内側に寄せる 大腿(太もも)を内側に寄せる
縫工筋 股関節をターンアウトさせる 膝下は曲げる
 ※これは一部です


膝の動きを支える組織 半月板、前十字靱帯、後十字靱帯、内側外側側副靱帯、膝蓋靱帯、腸徑靱帯
このほかにも沢山あるのですがこれらの筋肉組織が関わっている膝の運動、股関節の運動とも連動していています。膝単体でバレエの動きをするのではないのですが、膝は横!という意識がとても強く、それがねじれを生じさせる要因ともなっています。


◇注意が必要なポイント 痛みの段階が行き着く先
最初のサイン 痛みが消えにくくなる
次のサイン 痛みを抱えて続けると、別のところが痛くなる痛みの連鎖が始まってくる

  右が痛かったなら、左の腰が重くなるなど別の部位に負担かいく
その行き着く先 膝周囲の筋肉が耐えかね、靱帯や半月板に影響が出てくる 靱帯の損傷や半月板の割れを引き起こしかねません。
プロとして沢山のダンサーを診てきた経験から、今の状態を続けるとこうなっていくだろうという先も見えてきます。治療の際には、今どの段階なのか、そのことについてお話しています。

痛みの段階でいくと、二つ目のステージの状態は人によって期間が異なり、長くつづいたりするケースもありますが、その段階が長引けば長引くほど、膝に負担がかかっているということでもあり、最終的に靱帯をきったり、半月板を痛めたりすることに近づいてしまうのです。

一度ハサミで切った布が元の布に戻らない様に、一端カラダの組織にメスをいれると、その後、元の組織に戻ることはありません。だからこそ、痛みを取る治療、筋肉を適度に柔らかくするメンテナンスが大切なのです。


◇バレエ的な視点
1ミリでも外へアンドゥオールしたい、の思いが筋肉を硬くする。

股関節の可動域があっても、四頭筋を強く働かせてしまっていると、膝に負担がかかってしまいます。この状態で、ジャンプから着地すると一気に膝への負担は増してしまいます。

四頭筋には、股関節をターンアウト=アンドゥオールさせる働きはないのでできるなら使いたくない。でもアンドゥオールしたいと、無理に開こうとすると、結果一番使いたくない四頭筋をつかってしまうのです。太ももから回すという意識でいると、四頭筋はどんどん硬くなっていきます。

大切なのは、一部ではなく、カラダ全体でアンドゥオールすること。
最終的には、これが重要なのです。


◇治療でのポイント
まず、一番痛みがおきている部位を中心に、膝に関わる筋肉をゆるめていきます。更に大切なのは、骨盤周囲筋をゆるめること。セラピーのポイントは、痛みのある膝だけを治すのではない、ということです。

先ほども書きましたが、大抵痛みをかかえている時、その上か、又下に問題がある場合が多く、膝だけみていても、実際に踊りやレッスンに戻った時に、治ってなかったということが起きるのです。

曲げても伸ばしていても痛みが強い場合にはしばらくコンスタントに通う必要があります。これは、痛みの連鎖が他に及んでいるためで、この連鎖のサイクルが落ちついてくれば、レッスンやスケジュールを考えて様子をみながらの治療にうつります。

その後、炎症もとれ、周囲の組織や部位にもゆるみがでてくるようになったら、個別に使い方のアドバイスなどを加えたメンテナンスに移行、痛みをおこさないラインをカラダにしみこませていく、これも大切なポイントです。

◇クライアントさまからの声

メイク道具買ったんでんすよ〜膝が痛かったからもう舞台出ないだろうって、断捨離流行ってた時に、旦那と一緒にバンバン捨てちゃってたんですよ〜
もういっぺん出られるって思うと嬉しくていろいろ買っちゃいました。
 
受けた後はスゴく調子いいんですよ。カラダ軽くて。舞台前に又よろしくお願いします。
 
N・Rさま
元々関節が柔らかく、膝の靭帯が緩みやすいタイプのRさま。以前にオペも経験されていました。プリエをすると痛みがでる状態から、治療メンテナンスで、無事発表会に参加されました。


膝が痛くて、もう骨がどうにかなっちゃったのかと心配で、それならバレエは止めた方がいいのかなと思ってたんですが、そうじゃなかったんですね。ホットしました。
 
Kさま
膝が痛い=骨の異常、関節の異常、と感じることも少なくありません。画像審査をしても、痛みの原因が分からない場合がとても多いのですが、バレエの運動学、解剖学で診ると、アンドゥオールがうまくできていないためにねじれがおきているケースがとても多いのです。

筋肉の緊張、硬いところをゆるめていくことに加えて、運動学的な視点に基づいたセラピーがとても重要になってきます。

膝の痛み、プリエやジャンプの着地で感じる膝の違和感が気になる方はご相談ください。
 
 
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テーマ:膝痛・半月板 
Posted at 13:55
膝の痛み ①  [2013年10月27日]
◇よくお問い合わせいただく症状
よくあるお問い合せの一つが膝の痛みです。スネから膝の外側が痛い、グランプリエの途中で痛い、グランプリエで膝が曲がりきらない、膝の内側が痛い、などなどいろんな痛みをかかえて問合せがきます。

大抵は、画像審査で骨には異常ないと言われるケースがほとんどです。けれど、膝の中が引っかかるような感じで痛くて踊れない…中にはこういう声もあります。


◇実際にお聞きする声

ジャンプの着地でヤバって感じたんです、、、次の出番には大丈夫ですよね。。。。
プリエをすると膝のところに違和感がずっとあって。骨がどうにかなったのかと調べたんですが、何ともないと言われて。でもずっと膝が痛いのです。
◇何故起こる?膝の痛み
バレエ・ダンスを踊っていると一度は感じる膝の痛み、違和感。これはどうして起こるのでしょうか?

最初のケースは男性ダンサーに多いパターンです。以前、あるダンサーさんに『どうして舞台を降板したの?』と聞いたことがあったのですが、その答えは『リハーサルで古傷に痛みが出て、ジャンプが飛べなくなったからだよ』でした。ジャンプは男性ダンサーの見せ場的なテクニックの一つ。リハーサルが続いて負担が掛かることも大変多いのです。

この他多いのは、プリエをした時に痛みを抱えているケース。こちらは女性に多い症状です。こういう症状がある時、ご本人は気づかない内に太ももと膝下にねじれがおきていることがほとんど。バレエのプリエは膝と足の方向は同じでなければならないのですが、これがうまくいっていない時に膝に負担が掛かかり痛みを起こさせるのです。

◇鑑別のポイント
膝痛の時も注意しなければならない基本はやはり部位の特定。
そして炎症の程度を診ることも大切です。

膝の構造には沢山の筋肉・靱帯・骨が関わっているので、
同じ膝の痛みと言ってもどこが痛いのかで、原因となっている筋肉や
腱も違ってくるのです。

A 膝上  大腿四頭筋  ・・・男性>女性
B 膝下  大腿四頭筋の腱・・・男性>女性
C 膝外  腸徑靱帯・ハムストリング・・・女性≦男性
D 膝内  内側のハムストリング・関節の裂隙・・・女性>男性
E 膝裏  股関節・・・女性>男性

体重を支えるため脚の筋肉には大きな負担が掛かります。そのためジャンプ系の多い男性の場合、膝上や膝下に痛みが出るケースが多い。

膝の外や膝の内側が痛い場合、太ももの筋肉も硬くなっています。これは膝にかかる負担を脚の筋肉でカバーしようとしているせいなのです。又、膝痛の場合、腰にも硬い固まりがあるケースがとても多い。つまり、膝痛は、骨盤周囲筋の硬さから始まっていたというケースも多いのです。なので、膝だけを部分的に処置しても治らないのです。更に、ひとり一人の骨格や筋肉はそれぞれ違うため、ねじれがおきている場合、膝のどこに負担がいくかは、それぞれ違ってくるのです。

今回も、長くなってきたので、分けてお届けします。次回は、膝の構造から、注意が必要なポイント、バレエ的なポイントの視点から
書いていきますね。
 
 
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テーマ:膝痛・半月板 
Posted at 18:48
厚みのある足を育てるエクササイズ
さて、この最終回では実際にやっているところの画像をつかって解説していきますね。

まず*フレックス

壁に向かって長座して、↓の画像のように壁に足の裏を付けてみましょう。このときのポイント足の裏を緊張させないこと

バレエセラピーあんじゅ


































そして 次指の力をぬきつつ、ゆっくりフレックスしていきましょう。このときのポイントは、甲側の指の筋を緊張させないこと意識したいのは、足底にむかって走っていく指の筋肉なのです。片方の手で足の指を手前に引いてくる時に抵抗を感じたら、それは甲側の筋肉をつかっている証拠。指はあくまでリラックスさせてフレックスさせましょう。


バレエセラピーあんじゅ



































************************************************

次は*ポワント です。
まず、ボールの上に足をのせます。
このとき意識するのは内くるぶし・外くるぶし。
このときのポイントは、甲や足首をリラックスさせておくこと

バレエセラピーあんじゅ



































次は、足裏の凹むところを指で確認しながら意識してみましょう。ここは足をポワンテにする時に凹むところでもあります。このときのポイントは 両方のくるぶしが平行になっているこ小指側や親指側に傾いたりしないことです。


バレエセラピーあんじゅ



































そして、二つのくるぶしと足裏の凹みをつなげるように前に伸ばしていきましょう。
この時のポイントは、甲側の指はリラックスさせておくこと



バレエセラピーあんじゅ

































特に意識したい場所に●がついています


そして、下のような形になっていたら、甲側の指に力がはいっていることになります。


バレエセラピーあんじゅ



































いかがでしょうか。画像があると少しはイメージしやすいと思います。あんじゅでは、一つ一つ場所や筋肉を確認しながらやってもらっているので、より実感しやすいという声が上がっています。画像を見ながらの場合も同じように、上のチェックポイントを一つ一つ確認しながら進めてみて欲しいです。


このエクササイズを今回、掲載したのには、訳があるんです。一般的によく紹介されている甲だしのエクササイズ。これは気をつけないと、アキレス腱をつめてしまうエクササイズになりかねないのです。

形だけまねてしまうとどうしても、甲側の指の筋肉に力が入り、結果的にアキレス腱を固めてしまうのです。。。。沢山のクライアントさんにやってみてもらったのですが、やっぱりアキレス側を固めている。。。



『え~。。。そんな。。。逆に固めてたなんて知らなかった』という方は、
実際にはもっと多いのでは、ということで、
今回このエクササイズをご紹介しました。
是非参考にしてみてください。


甲がでない ポワントで立ちきれない①
 
 
テーマ:ダンサーの甲 
Posted at 20:51
前回前々回で、バレエにおける甲の話しを書いてきました。
今回は先ず簡単におさらいから。

◆バレリーナの甲とポワントで立つ、ことについて
◇ひとり一人骨格が違う
◇ポワントで立つために大切なのは甲ではなくて、アライメント
◇甲の土台となるのは距骨から楔状骨までのライン
◇甲の厚みをつくっているのは骨だけではなく、足底の筋肉
◇脛骨と距骨の角度が一般的なのにポワントでたちきれないのは、
足底の筋肉不足の場合が大きい

では、私の足ってどうなのかしら?気になるところですよね。
ここで、簡単にできるチェックをお教えします。


◆セルフチェック
・普段はいている靴の幅が広い場合…甲薄
・たくさん歩くと足裏がつりそうになる…甲薄

な方が多いです。

逆に
・普段の靴は幅狭…甲高
・ヒールをはくと足がでてしまいそうな感じ…甲高

なタイプであることが多いです。



どうですか?
甲高・甲薄、その中間の方もいるでしょう。実は・・・・


甲があればポワントがはける、というのではなくて、アライメントとそれを支える筋肉たちが大切だ、ということなんです。


だからプリエから始まってタンジュ・デガジェと続く毎日のレッスンがあるのですね。床を感じて、床を滑らせて、床を掘るようにと言われるのは、この足底を支える筋肉を育てるためにとっても大切なのです。


Angeが提唱するのは『甲を育てる』こと。そのために、大切なのは、普段のレッスン。しっかり足裏をつかう意識を持つことです。

そして
少しずつ甲を支えている筋肉たちを育てていく、しっかり立てるアライメントを育てていく。これがポワントで立つ、コツなのです。

このコツ、コツと言っても
『じゃあ、どうすればいいんですか?』
『レッスン以外、何か方法はないのですか?』

という質問も出てきますよね。よくこの質問が出てくるのです。


なので

今回はこちらをお伝えします~


◆甲を育てる足づくり
-きちんとしたフレックス・ポワントができるようになるために-

*フレックス
①壁に向かって長座する
②壁に足の裏を付ける
③壁を押して足底筋を感じる
④指の力をぬきつつ、ゆっくりフレックスしていく

ポイント
フレックスをしたいばかりに、表側の指の筋肉を
つかっていると指の力が抜けません。
指の力をぬいたところでフレックスができるのが
ポイント!!

*ポワント
①ボールの上に足を載せる
②内くるぶし・外くるぶしを意識する
③足裏の凹むところを意識する
④二つのくるぶしと足裏の凹みをつなげるように
前に伸ばしていく

ポイント
甲をのばしたいばかりに、表側の指の筋肉で伸ばしていかないこと。足裏の筋肉でボールを包むように丸くなっていくのがポイント!!

つまり、二つとも基本は同じなのです。足の表側ではなく、足裏の筋肉が大切ということなのです。


さて、
ここまで、甲について、ポワントで立つことについて書いてきました。
そして
甲をい育てていくエクササイズも紹介しましたが・・・

やはり、根底となっている解剖学的視点やエクササイズの写真などがあった方がより具体的に分かっていただけますよね~


ということで、
連載をもう一回増やして、次回その解説をしていきますね~


甲がでない ポワントで立ちきれない①
 
 
 



クライアントボイスなうでは
『ポワントエクササイズ』にトライされたお二人の感想がみられます。

>>>ポワントエクササイズ ハッピーボイス
テーマ:ダンサーの甲 
Posted at 14:45
甲についてバレエセラピストから診た、バレエ解剖学講師から診た内容を紹介しています。
今回はその第2回目。

医学的な解剖学の視点で診る『甲』とは?バレエの解剖学・バレエアナトミーから診るとどうなのか?について書いていきますね。


◆解剖学的視点
足の甲を構成しているのは、足部でいうと距骨から舟状骨、楔状骨までの部分です。距骨は、下肢の骨(脛骨と腓骨)の下にあり、足首が回転する時の軸になっています。この距骨の形にはヴァリエーションがあります。

この距骨から楔状骨までのラインが、出っ張ったようにが並んでいる、そういうラインだと、しなやかに反って甲が出ていると見えるのです。


足の甲




















で、
先ほど、骨の形は一人ひとり違っていて、ヴァリエーションがある、と言いました。そうなんです。誰ひとり同じ形をしている訳ではないんです。そして一人の個人をとっても左右違ってたりする。

ひとり一人のカラダの構造、骨の形、並びはそれそれ違っているので、甲の形も違ってきますよね!

でも、ここでおきる疑問もあります。

Q ダンサーさんは、皆さん足がすっとのびて甲が出てきれいに見えます。
これは、どういうことなんですか?



彼女たち・彼らに共通しているところは何なのでしょうか?どこなのでしょうか?
バレエの解剖学的に診てみましょう。



◆バレエの解剖学・バレエアナトミーの視点
先ほども言いましたが、プロのダンサーさんの甲は、『豊な足』の結果なのです。男女変わらずどのダンサーさんもとても『分厚い足』をしています。そしてそれはバレエ学校に在籍し主役をやるようなバレリーナの卵達にも共通しています。

こちらの写真を見てみましょう。
100年に一人と言われたダンサー S・ギエムの足です。
ラインの美しさがパッと目にはいると思いますが、注意して見て欲しいのは、足の厚み。すごくないですか?
大リーグのイチロー選手もそうですが、優れたスポーツ選手の足部も厚みがあります。



ダンサーの甲




















 
 
 
 
 
 
 
この厚み、何でできているか?

そう、それが主に足から足底に走っている筋肉なのです。長年のレッスンで鍛えられた筋肉は、足底からググッと骨を持ち上げて足を支えている。だから足に厚みが出てくる。足底からしっかり持ち上げられているので、甲に高さが出てくるのです。

そして子供の頃から足部を鍛えていくと、それぞれの足の骨も太く成長していくのです。ダンサーさんの足の骨の特徴は、一本一本に厚みがある。これがダンサーに共通する甲・足のラインなのです。足が豊なので、ラインも美しく見えるのです。


甲をつくる足の筋肉は↓

甲を支える筋肉たち













 
 
 
 





足の後ろから、内くるぶし・外くるぶしの外を通って足裏にいく筋肉達、これがとても大切なのです!!!

◆鑑別のポイント
さて、一回目に出てきた脛骨と距骨。この角度はだいたい150度くらいあるのですが、稀にこの角度が狭い場合もあります。

そうするとポワントをはきこなすのは少し難しいかもしれません。実際にどうなのかは、動かしたりなどして診てみないと分かりませんが、こういう場合は、更に足部から上に向かう引き上げ=アプロンで立つことが大切になってきます

でも、そうでないのに、足首が硬いという場合は、骨の問題というより、筋肉やカラダの使い方の問題ということが多いのです。つまり、足の裏足底の筋肉が使えていないということ。

ということは、何を意味するか?
それは、レッスン、トレーニングを積んで足を豊かにしていく、つまり、甲をしっかり支える筋肉を育てていくことが、バレリーナの美しい足部をつくっていくことになる、のです。


第2回目はここまで。次回、最終回では、じゃあどうすればいいのか?について書いていきますね。



甲がでない ポワントで立ちきれない①
 
 
テーマ:ダンサーの甲 
Posted at 13:27
◆よくいただくお問い合せ
よくいただく疑問・質問の一つに『甲』の話があります。

きれいな甲のあるダンサーになりたい
もっと甲が出てるといいんだけれどな…
甲がないので、ポワントで立ちきれない…
というものがあります

クラシックバレエを習っていると気になってしまう甲。


確かに、『白鳥の湖』の第3幕、ジークフリードを誘惑しようと登場したオディール役の
バレリーナが脚を出すシーン。スッと伸びたダンサーの甲はとても魅力的ですね。


◆実際の声
トゥシューズ(ポワントシューズ)をはき始めて、最初はとても喜んでいたんですが、そのうち足が痛いと言いだして。ストレッチとかするのですが、あまり変わらず。これはどうにかならないのでしょうか?




 
 
 
 



このようなお問い合せをよくお母様からいただきます。

また

うまくのりきれなくて、ふくらはぎがパンパンになってしまうのです。
トウシューズをはく度に甲がないのが気になって…
 
このような声は趣味で踊っていらっしゃる大人の方からよくいただきます。


お教室の先生方からは

甲が伸びきらなくて、膝が曲がってしまう子がいるんです・・・・





とお聞きします。
実際にどうなのでしょうか?


Q甲があればポワントにのれるのでしょうか?
Qストレッチをすれば甲が出るのでしょうか?


◆バレエ的な視点
バレエ的な視点で診ると、答えはいずれもノン・イイエです

確かに甲の出ているダンサーの足はラインがとても美しい。
けれど、実際に甲の出ているダンサーからよく聞くのは、『重心が前にいきすぎてしまうから、
逆に上に引き上げてなくちゃいけないのよね』という声なのです。

そしてストレッチを欠かさないプロのダンサーさん達全員が、誰もがあこがれる
シルビー・ギエムやスヴェトラーナ・ザハロワのような甲をもっているのか?
というとどうでしょうか?
ひとり一人のカラダの構造が違っているのですから、甲の形も違ってくるのは当然ですよね


バレエ的な視点で大切なのは、しっかりポワントで立てること。
ポワントで立たせてもらっているのではダメなのです。
そのために大切なのはアライメント。腰から足部へのラインがずれて腰が引けたままの状態では
アテールではなんとかタンルヴェできてもポワントでは立てないのです。


では、ポワントで立つにはどうすればいいのでしょうか?何が違うのでしょうか?

プロのダンサーさんの大きな違いは、甲の形ではなく『足の厚み』
厚みのある足から上へ、アライメントががしっかりしているので、
ポワントワークが安定しているのです。これは大きな意味があります。



今回は内容が盛りだくさん。3回に分けてご紹介していきますね。

甲がでない ポワントで立ちきれない②
 
 
 
 
テーマ:ダンサーの甲 
Posted at 14:59
アキレス腱が痛い  [2013年08月30日]
◆よくお問い合せいただく症状
よくあるお問い合せの一つがアキレス腱のトラブル。ダンサーに本当に多いです。
ビッグジャンプやプティソーテ、ジャンプはバレエ・ダンスに欠かせません。
又、近年多いコンテンポラリー系の振り付けには、多様な動きを見せようと
これまでにないステップを組んだりすることがあるのですが、
それは=足首への大きな負担になることも多いのです。

◆カルテに書かれているや実際の声

プリエをしたり、ポワンテにしたりするとアキレスが痛い。
ポワントを履いたら大丈夫なんだけど。。。がまんしてたんですが、切れそうな感じになっちゃってこわかったです。   
アキレス腱が痛い。
ジャンプの着地のときにブチッという音が聞こえた感じで、それ以来飛ぶたびに痛かったり気になったりしてたんです。
◆鑑別のポイント
『アキレス腱が痛い』という場合、注意しなければならない基本はやはり部位の特定です。アキレス腱は人間の中で一番強くて太い腱で、かなりの巾があります。

 腱の真ん中=アキレス腱炎
 腱の外側、もしくは内側=アキレス腱周囲炎


アキレス腱そのものは、腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)とヒラメ筋(その内側にある筋肉)の腱が重なって踵の骨に付く二重構造になっているためとても強いのです。腱の真ん中に強い痛みがある場合は、かなりの衝撃を受けて腱に亀裂が入っている場合も考えられ、これがいわゆる真性のアキレス腱炎で、どちらかというとビッグジャンプをする男性ダンサーに多い症状です。


腱の外側と内側の窪んでいる部分、ここを触ると強い痛みを感じるケース。これがアキレス腱周囲炎です。
アキレス腱そのものに炎症があるのではなく、アキレス腱の脇を通る後脛骨筋もしくは長腓骨筋のどちらかの炎症であるケースで、つま先の細かい動きが求められる女性ダンサーに多い症状です。


◆解剖学的視点
この二つに共通している状態、それは、アキレス腱以外にも、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)がオーバーユースで非常に硬くなっていること。何故そうなるのか?解剖図でその構造を診てみるとわかりやすいです。

膝から下は、輪切りにすると三層構造になっています。


前脛骨筋と足指を伸ばす(フレックスにする)筋肉
下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋)
真ん中(奥)後脛骨筋と長腓骨筋と足指を曲げる(ポワントにする)筋肉=深部底屈筋
 
 アキレス腱痛、原因、ダンス
ふくらはぎの一番太いところでは、実に半分近くを後面にある下腿三頭筋が占めています。この構造がポイントでもあるのです。ふくらはぎの筋肉=腓腹筋とヒラメ筋が硬くなっていくと、その負担が別の筋肉に及んでいくんです。その方向にはふたつパターンがあります。

一つが真っ直ぐ踵の骨に付くアキレス腱そのもの これがAのパターン
高さのあるジャンプの着地で、引き上げが足りない状態が続くとふくらはぎへの負担は増大し、アキレス腱に大きな負荷がかかっている状態。

そして、もう一つが、足の奥にある後脛骨筋、そして長腓骨筋に負担がかかる。これがBのパターンです
硬くなったふくらはぎに圧迫され、奥にある指の筋肉は柔らかさを失ってしまうのです。この筋肉は、ふくらはぎの筋肉の下を通り、足底に向かう途中で、アキレス腱の脇を通る、この構造から、両脇が痛くてもアキレス腱が痛いと感じる。これがアキレス腱周囲炎です。


◆バレエ的な視点
ポワンテにする時に大切な筋肉で、アキレス腱の内側を通るのが=後脛骨筋 
エシャペをする時に大切な筋肉で、アキレス腱の外側を通るのが=長腓骨筋

◆治療でのポイント
ではセラピーではどういう治療をするか?ですが、
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎、両方とも治癒へのアプローチはほぼ同じになります。
基本は、
◎腱の炎症を取りのぞく
◎腓腹筋の深部に潜むコリをほぐしていく
◎骨盤から足部までのコーディネーションを調えていく

炎症の程度によりますが、アキレス腱そのものの断裂(部分断裂)ではない場合、リハーサル・レッスンをしながらでも2ヶ月ほどで回復していきます。
ただ、踊っている時には痛みは感じないのに、イスやものにぶつかった時に痛みを感じる、と言う場合は未だ炎症が残っているサイン。表面上の痛みがなくなっただけでは、アキレス腱関連の痛みは解決しないのです。

その理由はこちら
1)腱の成分=コラーゲンであること。 筋肉より治癒に時間がかかります
2)踊りの姿勢(ポジション)が同じままだとふくらはぎにかかる負担が変わらないため


ケガを治すことに加えて、アライメントの調整をしっかりすることがポイントなのです。


◆クライアント様からの実際の声
Cさま ジャズ・モダンダンスの舞台後に故障 
足がある~ちゃんと立っている感じが分かります           
Yさま 舞台リハの合間に故障 PDDの舞台復帰
もう舞台に間に合わないと思ってました。痛くなくて踊れるのがホントに嬉しいです
Aさま 以前から痛みが発表会前に痛みがマックスになる
他では湿布だけとか、休めとしか言われなかったのに…舞台に出られるって分かってホットしました。

バレエの先生へのメッセージ
骨盤の下に足部がくる、という基本のアライメントをしっかりつたえてあげてください。
膝下の美しさはバレリーナの特徴。生徒達はきれいな膝を目指して一生懸命レッスンしています。けれど、伸びた膝を意識するあまり、逆に膝を押しつけてしまうケースがとても増えています。

しっかりアンドゥオールできているか確認しようと、1番から5番のポジションを目で見て確認しようとすることもあります。それではすでにアライメントはずれてしまっています。
ぎゅうぎゅうに固めた膝周辺の筋肉は柔らかさを失い、結果的にアンドゥオールがしにくくなりますよね。
伸びた膝で1番~5番のポジションを保とうとするあまり、後ろ体重の姿勢になっているケースも少なくありません。すると、知らず知らずにふくらはぎの筋肉に付加をかけていることになってしまいますよね。

骨盤の下に足部。基本のアライメントをしっかり伝えてあげてください!!

バレエのための解剖学、バレエアナトミーはバレエ教師・インストラクターのための講座です。基本の解剖学に加えて、バレエの運動学、そして何故生徒達がそういう動きになるのか?が分かると生徒達の踊りの質が確実のアップしていきます。

>>>バレエのための解剖学 バレエアナトミー
 
 
 
テーマ:アキレス腱 
Posted at 11:49
いろんな位置にずらしてストレッチしてもだめだし、座っていても痛い
スゴンのグランバットマンが全然あがらなくなってしまったんです
 
 ハムストリングの故障にはいろんなケースがあります
・足をドゥヴァンに90度ちかくあげると突っ張って痛い
・前後のスプリッツはいけるけれど、左右開脚だと突っ張ってしまう
・グランバットマンでは大丈夫だけれど、パンシェの軸足になると痛くてのれない


どういうことがおきているんでしょうか?
アンドゥオールに関わる骨盤周りの筋肉の緊張が続くと、脚の筋肉が緊張してくるんです。

何故なんでしょうか?

よく質問されますが、それは『脚の筋肉は骨盤から始まっているから』

バレエ・ダンスではアンドゥオールが動きの基本。
そのために骨盤のプレースメントを厳しく指摘されるのです。
けれど、リハーサルやレッスンがたてこんで筋肉の緊張が続いてしまうと
表層だけじゃなく、深層筋にコリがたまっていってしまうのです。

多少痛くても最初の内は動いてしまえば大丈夫→続けていたら骨盤周りが硬くなる→脚の筋肉にまで筋緊張が及ぶ
こういう状態になっているのです。

この時大切なのは、患部の痛みがどのレベルにあるか?
そして、他のどの筋肉に筋肉の緊張があるのか
をしっかり診ること。


一般の施術でほぐしても直ぐ元に戻ってしまうのは、
バレエ・ダンスの動きという視点で診ることがないからでもあります。

ハムストリングをほぐすのは基本。でも、それだけではバレエ・ダンスではダメ。
痛みをおこす姿勢やポーズを特定して、バレエの運動学的にずれを調整してながら痛みをとる
これが踊りの戻っていくには重要なんです



◎いろんな位置にずらしてストレッチしてもだめだし、座っていても痛い
2年ほどハムストリングの違和感を感じていろいろ試すけれど改善が診られない状態で来院。踊り以外に振り付けもあるため、座位での筋緊張も非常に高い。
ドゥバン・ディアゴナル・スゴンのうちドゥバンでの痛みが一番強く、その姿勢でおきる深層筋のコリをとりのぞいくと深層筋のコリが少しずつゆるむにつれ、ドゥヴァンでのストレッチが大きく改善しています。
◎スゴンのグランバットマンが全然あがらなくなってしまったんです
非常にカラダが柔わかく股関節の可動域も高いタイプ。発表会に向けてのリハーサル中に、ハムストリングの違和感が始まり、スゴンがあがらなくなってしまった。
内側のハムストリングと内転筋の筋緊張が一番つよく、これを緩和させ、整体鍼にて動きの調整をおこない90度も上がらなかったスゴンのグランバットマンが元の135度まであがるように改善しました。


どのポーズをすればどこが痛いのかピンポイントで分かってもらえるのは、やっぱり踊っていた方だからですね。バレエ用語で説明しても直ぐ分かってもらえるからホントに安心です。
ハムストリングの肉離れをしっかり治してレッスン・リハーサルに復帰しましょう。
 
 

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テーマ:肉離れ 
Posted at 12:39
『今治療しているところは左足なのに、このところプリエすると右側もちゃんと踏めないんです』   
『一ヶ月くらいなんとかしのいできたけれど、背中のハリが邪魔してカンブレで反れないんです』






こういうことはありませんか?

何故なんですか?とよく質問されます。
そうですよね。

だって
『いつもと変わったことをした訳ではないのに…』
『ストレッチしたりマッサージしたり、いつもと同じようにしてるのに…』

皆さんそう思ってやってきます


最初に今までの経過を伺いながら、さまざまな点をチェックをします。
痛みがあるところでは、まずその痛みの原因を調べます。
打撲痛なのか?筋膜性の痛みなのか?神経性の痛みなのか?内臓からくるものなのか?

炎症が起きている場合は、炎症の度合いを調べます。
痛みもあるものなのか?熱感がある炎症なのか?圧をかけた時に感じるものなのか?

他にもいろんな方向から診てセラピーを始めるのですが、『季節性の要因』も考慮にいれます。


普段はあまり気づかないけれど、私たち人間は住んでいる環境からの影響を受けて生きています。
ジメジメ肌にまとわりつく湿気、梅雨なのに小寒い、など、湿性の大気はカラダにも影響があります。
以前怪我をしたところ、
肉離れの痕があるふくらはぎ、アキレス腱のつっぱり、ハムストリングの奥の方など、
湿気はカラダの奥の方にたまっていって、
昔の古傷を攻撃したりします。また、深層筋にコリをつくったりするのです。


―むち打ちを経験したことのあると、梅雨時期がツライ―と聞きますが、これも原因は同じ【湿邪】
日本だと5月末から7月末くらい間での梅雨や9月の長雨の時、
ヨーロッパだと雨の多い4月や12月には同じような症状が出てくることがあります。



紹介した症例ケースを振ってみましょう                

◎右側もプリエしにくい     
右側にも、以前、ふくらはぎ(腓腹筋腱)を痛めた病歴があり、左側と同じように鍼+お灸で治療をおこないました。この時のポイントがツボ療 法。季節的な要因を考慮してツボを選び、カラダの内側から調えていくことで、筋肉は驚くほど柔らかくなります。加えて、徒手整体で腰から下の筋肉をほぐし ていくと、柔らかくプリエが出来るように戻っていきました。
◎背中がつっぱってカンブレできない
カンブレをする時に一番痛みがでるのは、肩甲骨のやや下の位置。ピンとはった突っ張りがここから首までつづいていました。鍼でや や深めにあるコリを取りのぞき、首肩のコリに抜群の効果がある脊柱灸で更にほぐしていきます。状態を診るとやはり【湿邪】の影響がでているため、湿気対策 のツボを選び、カラダを調えていきました。最後に、動かす鍼・整体鍼で腰から上をほぐすと、しっかりトルソからカンブレで反れるようになりました。
 過去の肉離れ、アキレス腱痛、膝痛、坐骨神経痛れが気になってきたら
 
 
 
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Posted at 12:35
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