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ダンサーズ症例ケース

ダンサーが悩むケガの症例と治療について紹介しています。
【テーマ】
■■O脚■■
■■アキレス腱■■
■■膝痛・半月板■■
■■腰痛、ぎっくり腰、ヘルニア■■
■■股関節痛■■
■■側湾■■
■■肉離れ■■
■■有痛性外脛骨・三角骨■■
■■ダンサーの甲■■
■■肋骨の痛み■■
■■バレエ留学への道■■
■■バレエ整体■■
■■過去のケガの再発■■
■■冷え性による血流障害■■

タグ:「バレエのケガ」の記事一覧

膝は曲げたり伸ばしたり、膝下は回旋したり複雑な動きをするため、お膝のお皿(膝蓋骨)を中心に、何重にも腱や靭帯が張り巡らされています。又、体重をしっかり受け止めるために大腿骨と膝下の骨(脛骨)との間に半月板が挟まっています。
 
元からカラダの柔らかいダンサーの中には、この膝蓋骨が緩くて膝が左右にぶれやすいタイプが少なからずいます。
 
両方の脚が5番でいる時は安定していても、ジャンプやアレグロのパは、軸脚と動作脚に分かれて踊る。つまり、片足で着地することがとても多い。しかも、ビッグジャンプの着地では体重の何倍もの荷重がかかります。
 
多種多様な動きを含むコンテンポラリーダンスの場合、ふとしたことでうまく重力をコントロールしきれなかった時、膝への負担がかかりすぎることもあります。
 
踊る量が半端ないダンサーや教えで長時間立ち続けている先生の中には、緩い膝に負担がかかって、半月板が傷ついてしまうことがあるのです。本人はそんなつもりはなかったと言うレッスン内容で傷がついてしまうケースもありました。
 
半月板は外側と内側の半円状になっています。
 
 
半月板損傷、バレエ
 
今までに診た中で、繰り返す刺激に損傷していた半月板が消滅していたという例もありました。他、半月板に亀裂が入ったり、ささくれのようにめくれたり、割れてしまうケースもあります。
 
損傷度合いによってオペが必要になってきますが、血管で栄養されている外側の損傷の場合は比較的軽症と考えられ、オペをしなくて済むことがあります。いずれもしっかり画像診断を受けることが大切です。
 
半月板の損傷時には、大抵の場合、膝周囲の靭帯や腱にも炎症が出ており、これが痛みの原因である場合もあります。
 
診断を受けた後は、適切な鍼灸治療を受けることで回復は劇的に早くなります。
 
更に、しばらく通常のレッスンができないため、脚の筋肉が少しずつ衰えていってしまうのも見逃せないポイント。ここを軽く見てレッスンに復帰すると、筋肉のバランスが取れず又膝に負担がかかってしまうことになります。
 
 
 
他、ジャンプの着地でケガをした場合など、復帰したレッスンでジャンプをする度に、恐怖心がおき、そのわずかな心理的な負担からカラダのバランスが崩れ、痛めた箇所に負担をかけてしまう、というメンタル的な葛藤が起きることもままあります。
 
大切なのは、
1)画像診断をとり、現状を把握すること。
2)適切な治療を受けて、膝周囲の炎症を取り除くこと
3)レッスン、リハーサルへの復帰を念頭に置いた適切な筋トレを行うこと
です。
 
心理的なストレスがかかっている場合は、なかなか自分で解消できない場合もありますので、バレエ治療院でも東洋医学的・西洋医学的な面からアドバイスとしています。
 
実際ケガをしてみると、そう言えば、ああいう時にいつもここが崩れやすい、脚だけで飛んでいたなど、ケガをしたからこそ見直せることに沢山気づけます。
 
実は、そういう視点こそがとても大切。現状をしっかり見つめ直し、治療やトレーニングを加えながら復帰すると、ケガをする前よりカラダの感覚が鋭くなっていくことが少なくありません。
 
ケガをマイナスに捉えないで、色々な視点を取り入れていくことで、踊るカラダのバランスはとりもどせていきます。
 
バレエ治療院あんじゅは、治療でトレーニングで、解剖学講座で、半月板損傷から回復を願うダンサーのサポートをしています。
 
膝痛の治療は   >>>バレエ鍼灸
膝痛を克服してバレエに戻っていくための解剖学講座は   >>>バレエにアナトミー
 
 
Posted at 11:45
3、4歳からバレエをつづけていても、早い子で、10歳〜11歳、遅くても13、4歳で伸び悩みが出てきます。
 
例えば、コンクールの評価シートで、つま先が伸びていない、膝が伸びきらない、アンドゥオールができていないと指摘される、とか、ディヴェロペやアラベスクをすると股関節や腰が痛くなるなど。又、せっかくコンクールで賞を取ったのにその後直ぐケガをするなど。
そのようなジュニアを診ると、股関節、膝関節、足首の関節に必ずと言っていいほど、捻れがあって、その状態で踊っているのです。
 
治療では、炎症がある部分や筋肉の組織が硬くなっているところを中心にバレエのラインを取り戻せるように治療しますが、傷は治っても、捻れや歪みをそのままにしていると、結果、また同じところを痛める結果になる。そのため、いつも「関節を揃えて、歪みや捻れをなくして立つこと』を伝えています。
 
というのも、内側と外側のくるぶしをしっかり平行にたてて、ポジションに立っていないジュニアがほとんどだからなのです。そして、そういうジュニアにO脚で悩んでいる子が少なくないのです。
 
くるぶしは、膝下の骨、脛骨と腓骨の末端なのですが、この二つには高さに差があります。外側の骨である腓骨の終わり=外くるぶしと、内側にある脛骨の終わり=内くるぶしの高さは一緒ではなく、外くるぶしの方が下に位置しているため、どうしても重心が外に流れやすい。この高さに差があるからこそ、足首が回るのですが、この構造が、足首が安定しない原因にもなってしまうのです。
 
※下の写真の内側と外側のくるぶし、その高さを比べてみてください。
 
 
Ballet Cllinic Ange
高さに差があるけれど、差がないようにしっかり引き上げて立てるようになればいいのですが、1番、5番のポジションにするとき、足部や脚だけで、締めて固めて立ってしまうことが少なくない。けれど、そうやって踏ん張って形だけ、脚を開いているように見せていても、結局関節に捻れが残ったままだと、きちんとしたアンドゥオールにはならない。
更に、不安定な足部で立って膝を伸ばそうととするため、膝押しが加速して、脚全体が外後方に流れてしまう。これがO脚を加速させる原因となるのです。
 
10歳前のジュニアはまだまだ筋肉も柔らかく、対応性があるので、ごまかして立っていてもなんとなくできてしまうし、外から見ても、できているように見えてしまうことがあります。けれど、お尻をモゴモゴ動かしてポジションを作っていたり、踵をずらして立つ、踊るクセが直らないまま成長すると、レッスンそのものが太ももやふくらはぎの筋トレとなって、O脚をつくってしまうだけでなく、中高生になると太くて丸い脚になります。
 
 
更に、揃ったくるぶしで立っていない状態でポワントをはくと、ボックスで安定しないため力を入れて立つことを覚えてしまいます。
そうすると、少し難しい振りを踊るようになると更に力で押して立つクセが加速し、本来持っていないはずの三角骨ができ、骨折になってしまったりするケースになるのです。
 
こうなってしまうと、どんなに訓練を積んでも、上級のテクニックに行き着けないことがほとんど。
 
どうしても5番に入れたい気持ちは、同じくバレエをやっているものだからこそ、すごく理解できます。けれど、捻って立って踊っていても、結局は、バレエのラインを育てることにはつながりません。
 
ターンアウトアップ+プラスでは、『きちんと立てる、踏めるカラダ』のための見直しをしています。それが、バレエ本来の美しいラインを作っていく土台になるのです。
 
 
 
Posted at 23:48
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