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ダンサーズ症例ケース

ダンサーが悩むケガの症例と治療について紹介しています。
【テーマ】
■■アキレス腱■■
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■■ダンサーの甲■■
■■過去のケガの再発■■

バレエ・ダンス障害 急性腰痛 II  [2016年03月26日]
いきなりやってくる腰の痛み。そう、ぎっくり腰は踊っていたってなるのです。
 
バレエダンスでは、基本のレッスンに以外に、いろんな振り付けがあります。しかも、現在の公演ではクラシック以外の振り付けも沢山。その中には大きく上体を丸めたり反らしたり、左右に揺れてみたり、ムーブメントは多様化しています。
 
そんなリハーサルが続いている時に、突然襲ってくるぎっくり腰。
きっかけは様々ですね。。。
 
冷たい床に座っていたりするのが原因だったり、風邪で少し休んでいた後に踊りだしたらぎっくり腰になることもあります。セットの道具をちょっと持ち上げた後、腰に違和感を感じて、そのまま気づかずにリハーサルしていたら、動けなくなった、、、こんなケースもあります。
 
ぎっくり腰には、先に紹介した、筋筋膜性腰痛のように、比較的表層の筋膜に炎症があるもの以外にも、筋膜の下にある筋肉が硬く固まってしまい、動きづらくなっているタイプもあります。
 
 
ぎっくり腰は分けてみるとこんな感じと言えます。
筋膜に炎症があるタイプは、表層雪崩。積もった雪のうちズルッと移動してしまう表層の雪が筋肉を包んでいる筋膜と考えてください。
 
でも、表層の雪の下には、以前に積もって硬くなっている雪もありますよね。それが大きな塊になって雪崩になることもあります。そうなると、そのまま規模は大きかったりしますね。これが、筋性防御を起こしているぎっくり腰です。
 
この時の状態を一言で言うと、腰ががっちり固められたようになっていて、動かせない。。。。前に動かせないない場合も後ろに動かせない場合もあります。
 
この時、カラダには何が起こっているのでしょうか?
 
背中にある骨、脊柱には大切な神経が走っています。運動神経のみならず、感覚神経も、自律神経も含まれていて、これが働かなくなるのが脊髄損傷です。だからこそ、腰に異変がおきたら、大切な神経を守ろうと、天然のコルセットのように腰の筋肉を固めて守ろうとするのです。そのため、腰の動きが制限されてしまう。これがぎっくり腰のもう一つのタイプです。これが筋性防御なのですが、これはカラダを守ろうとする生体の反応なのですが、これが起きていると、踊るどころではなくなってしまうのです。
 
このタイプのぎっくり腰では、まず深層で固まっている筋肉をほぐしていくことが第一になります。腰にある脊柱起立筋は、表層から深層まで何層もの層になっており、又、骨盤を介して、骨盤周囲の筋肉にも影響が出ていることがほとんどなので、そこも緩めていきます。
 
この両方が緩んでくると、かなり楽になった感じが出ます。人によっては、すくっと立ち上がりやすくなっていたり、靴下を履くのに屈んでも気にならない、というケースもあります。
 
けれど、バレエダンスはこれだけでは足りないのです。
特にリハーサルや舞台直接前の場合は、振り付けが求める動きに対応できるように戻すことがポイント
 
動きの調整では、鍼を用いて行う方法とバレエの解剖学にそって手技で調整する方法と使い分けて行います。
特に、股関節の深い屈曲や、膝の曲げ伸ばし、体幹の前屈などで動きが止まらないように、調整していくことで、挫傷の程度や年齢や踊りの種類によりますが、早ければ1回、2回で舞台に戻っていくことが可能です。
 
さて、突然やってくる腰痛はぎっくり腰だけではありません。
中でも少なくないのが、腰椎ヘルニアによる腰の痛み。このタイプだと、腰だけではなく、腰から下の脚に痺れや痛みが出てきます。
 
次回は、このヘルニアについて取り上げます。
 
Posted at 21:15