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バレエ・ダンスの腰痛 Ⅲ 仙腸関節痛  [2018年11月27日]
仙腸関節とは、仙骨と腸骨(骨盤の広がっている部分)が合わさっている箇所を指します。
 
 
 仙腸関節痛、バレエ・ダンスの腰痛
 
 
□仙腸関節痛とは、どんなものなのでしょうか?
仙腸関節は、関節としてはそれほど動かない関節です。普通に生活している状態であれば、生理時に痛くなることがある程度です。
というのも、股関節や肘の関節のように脚や手がよく動かせるような大きく動く必要がないからです。仙腸関節関節は、骨盤と仙骨の隙間にある関節で、一番動くのは、出産時。
けれど、これがダンス、ことにバレエでは、仙腸関節痛は起きやすい症状になっています。
 
痛みの種類
◯鈍痛
◯ヒリヒリした痛み
◯動かすと痛い
◯仙骨が床に当たる痛い
などがあります。
 
痛みの原因は、炎症です。
仙腸関節が痛いときは、仙骨の際、腰骨の後ろから真ん中にかけて炎症がでていることが多く、これが痛みの原因になっているのです。
 
痛み共に出る症状
◯腰骨から上の筋肉がつっぱる
◯お尻が硬くなる
◯腰痛(L1〜L5)の上が痛くなる
◯背中を反らせなくなってくる
などの症状が合わせて出てきやすい。時には、腰の筋肉はガチガチなのに、仙骨周囲はゆるゆるという、急性筋筋膜性腰痛と似たような症状が出ることもあります。
 
では、
□何故、バレエやダンスにおいて仙腸関節痛が起きるのでしょうか?
考えられる原因
 
◯ターンアウトの間違い
◯オーバーユース
バレエ治療10年の臨床で、この二つに集約されると痛感しています。
 
ターンアウトの間違い
バレエにおいて股関節から脚を外旋させる=ターンアウトは我々日本人にとって本当に難しい。しっかり引き上げて股関節(ヒップソケット)から脚を外旋させていれば、それほど仙腸関節に負担はかかりませんが、それがうまくいかない時に、仙骨に負担がかかってしまいやすいのです。
では、海外のジュニアやプロのダンサーなら簡単にできるのか?というと、そうでないケースもあり、ジュニアのうちは5番ポジションではしっかりターンアウトしているのに、パのつなぎだったり、走って下手、上手へ移動するときなどを診ていおると、脚が縦になっている人は少なからず見られます。
 
オーバーユース
プロのダンサーでも仙腸関節痛をおこすことはあります。例えばディヴェロペでしっかり上半身を引き上げていれば、骨盤は安定した状態で必要な角度を保てるのですが、リハーサルが続いていたり、他の公演も重なっていたりすると、どうしてもコントロールが効かなくなってきて、腰にのっかってしまいやすくなってしまいます。その時負担がかかりやすいのが股関節とこの仙腸関節なのです。
 
ターンアウトの間違いみられる状況
人間のカラダはバレエを踊るようにできるいるわけではないため、全てのパを脚を外旋してできるようになるには長〜い訓練が必要だ、ということなのですが、その過程で起きやすいのが、このような状態です。
 
◯無理にお尻に力を入れてポジションに立つ
◯仙骨を立てようとして、骨盤ごと動かしている
◯プリエをする度に、お尻が出ないように腰回りに力をいれる
◯上半身を固めてアンシェヌマンをこなしている
 
オーバーユースで診られる状況
トッププロであっても、又、バレエ教師でも、カラダのコントロールをキープできなくなる場合もあります。ホルモンバランスの乱れや、長時間の移動、又、特に最近多い、多方面に動くコンテンポラリー作品などの影響もあります。プロの場合、仙腸関節に痛みが出ている時、柔軟なカラダだからこそ、他の箇所にひずみがでていたりします。
 
◯骨盤・トルソーの歪み
◯一過性の側弯
◯大転子の落下
◯膝と足首の捻れ
仙腸関節痛を伴う腰痛になったケースでは、上のような状態が多くみられます。
では、バレエダンスでの仙腸関節痛、どうやって治療するか?
これは、長くなったので、次回に紹介します。
 
 
 
 
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Posted at 10:33