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カエル・ストレッチを解剖学的に診ると  [2015年07月19日]
「カエルのストレッチは、やらせない方がいいのですか?」
 
「カエルのストレッチでお尻を押さえると子供達は痛がるのですが・・・」
解剖学講座を受けているバレエの先生方、バレエジュニアのお母様お父様から、「バレエクラスにおけるカエルストレッチ」についての質問をいただきます。
 
 カエル・ストレッチ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あんじゅのサイトのトップページに載せているこのポーズ。
この時、カエルをしているYちゃんのお尻を私が押したから出来た、のではありません
と言うと「えっ・・・?」と言う方もいます。
 
カエルのポーズができないジュニアのカラダにはどこかに歪みが潜んでいる、それを診ることが大切なのです。

歪みを整えるように意識させてから、ゆっくりカエルをやっていくとほとんどのジュニアで脚の角度は改善します。と言っても17,8歳以上の成長過程の終盤にある年頃だと、簡単に成果が出ないケースもあります。けれど、8歳から11歳くらいまでのジュニアでは、よほど股関節の可動域や脊柱に先天性の問題を抱えていない限り、改善の余地があります。これはこれまで診てきた結果で書いています。

ここで、大切なのは、このカエルが一時的に出来たらと言って、バレエのアンドゥオールが完成するのではないと言うことです。カエルのストレッチはあくまでも「バレエの姿勢作り」の一つであるということ。
 

クラシックバレエのアンドゥオールは、ポーズではなく「ムーブメント」なので、例えばグリッサードにおいて、どのパの過程でもアンドゥオールであるからパに流れが生まれ、それがバレエ独特の美につながるのです。それがバレエなのです。

けれど、カエルのストレッチはジュニアにとっては、バレエが出来るようになると言う一つの基準のようになっていると感じます。決してこの形ができることがバレエ上達のポイントではないのですが。。。
 
ポイントは、太ももや脚だけの力でプリエの形を作らないこと。

太ももの主な筋肉「大腿四頭筋」には股関節や大腿をアンドゥオールさせる働きはないのです。そして何より大切なのは、カエルのストレッチにおいても、バレエ特有のアプロンである引き上げを忘れないことです。

 
カエルをやらせない方が良いのではないか?と言う見方も最近はあるようですが、バレエの本場・ワガノワバレエ学校では、ジュニアのレッスンで欠かせない姿勢作りの一つになっています。もちろん体型的に選抜された子供達だからこそ出来るのだという考え方もありますが、解剖学的に診て本当に無理があるのであれば、骨が柔らかい成長期のジュニアにやらせ続けるでしょうか?(※1)
 
 
大切な点は、ポーズの出来る出来ないではなく、どうカラダをつかったら出来るのか「その過程」。あんじゅでは、その過程をバレエの解剖学講座で伝えています。
 
 
 
※1 参考 『バレエの姿勢づくり』ストレッチを体型の矯正 タマーラ・ワシーリエワ著P29 
 
 
Posted at 10:14