踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
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腰のくぼみが痛い その原因とは

モダンな作品だと、クラシック特有のリフトではないものがいっぱいあります。

振付家との仕事では、いろいろな動きをやって試行錯誤するものも多く、その後に、カラダのコーディネーションがうまくいかない、ということがおきてきます。

腰のくぼみが痛くて、腰が伸びない、と来院されたMさん。他に、同じ側の首にも強いつっぱりが出ていました。

左軸のドゥヴァン、スゴンと右軸のデリエールがうまくいかない原因は、脊柱起立筋のバランスの崩れにありました。

腰が痛い=腰が原因ではないケース

診てみると、腰椎と頚椎に軽い側弯が出ています

原因は一過性の側弯
脊柱起立筋の筋緊張が原因でした

脊柱起立筋は、骨盤から肩、首の上まで伸びる長〜い筋肉で、おおよそ3層に分かれています。

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この脊柱起立筋の上に、広背筋や菱形筋、僧帽筋などの背中の筋肉がのっているのです。

一番下の深層は、細かく脊柱に張り巡らされているとでもいうか、煮魚の背骨の周りのある身と似ている構造担っています。

トルソーを右に左に回旋させるには、この背骨につながっている筋肉も使われているのですが、筋肉の特性から言うと、より外側にある大きな筋肉の方が力が強いのです。

そのため、外側ばかりが動いてしまうと、トルソーの微妙な捻りはつくれないどころか、外側の大きな筋肉に引っ張られて、脊柱そのものが所々左に右にずれたりする。

これが一過性の側弯です。

こうなるといつも床を踏んでいる土台の足側の骨盤にも、ズレが生じていきやすい

Mさんの場合は、腰のくぼみに痛みを感じてしましたが、骨盤にも左右差が出ていました。

このようなケースでは、痛みのある箇所以外、脊柱起立筋のバランスを整える必要があります。

脊柱へのアプローチとしては、カイロプラクティックが有名ですが、お灸と鍼によるバレエ鍼灸も大きな効果を発揮します。

同じ脊柱起立筋の症状でも、ダンスの種類や年齢によって別のアプローチを加えた方が良い場合があります。

いずれにせよ、バレエ、ダンスでは、動きの中心となる脊柱のバランスが大切です。腰痛、首の痛みの陰にも脊柱起立筋のアンバランスが隠れています。

女性の場合は、生理周期によって靭帯ば緩みやすくなるため、常にバランスを整えておくことが大切です。

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【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)

バレエ治療院あんじゅ院長/日本バレエワークアウト協会理事/芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

バレエ鍼灸を2008年にスタート、踊る治療家として施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
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