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バレエ治療院あんじゅ
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カフレイズで小さな歪みを修整しよう ハイルルヴェへの道

カフレイズ、アキレス腱痛、ハイルルヴェ、バレエ治療院あんじゅ

お家で自主トレを続けていますが、ほぼ毎日一回はやるのが、両足をそろえて(6番で)立ち、足を交互にルルヴェするカフレイズです。

 

レッスン前のアップでもやりますが、自分のカラダのコントロールにもなるとてもいいエクササイズです。you tubeにあがっているレッスン動画がを見ると、かなりの確立でこのカフレイズは取り上げられているのが分かります。

 

一見簡単に見えるけれど、実に奥が深いのがこのカフレイズ。

 

バレエのムーブメントとカラダの構造をつなげて解剖してみると、いろいろ見えてくることがあります。そしてこのカフレイズを分解していくと、ハイルルヴェやポワントでしっかり立ちきるための訓練にもなるのです。今回はそれをみていきましょう。

 

【Contents】

◎単なる足の踏み替えにあらずカフレイズ

 

◎足ゆび?足底?かかと?膝?どこを意識するの?ハイルルヴェのコツとは?

 

◎ポワントでのカフレイズはどうすればいいのか?

 

 

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バレエ・ダンスのレッスンでよくやるカフレイズですが、一寸したことでもったいないになっている例を撮ってみました。 上は膝が内側に入っているように見えるけれど、坐骨ラインと膝のラインはほぼ直線。この状態だとハイ・ルルヴェになれます。 下の例がよくみられる『もったいない』パターン。膝頭を前に持ってこようとした結果、膝下が外にはみ出てしまったパターンで、バレエジュニアのトレーニング【ターンアウトアップ】ではこのケースがよく診られます。 ・ルルヴェの時に高く上がりたいと足に力をいれる ・ルルヴェの土台である中足骨定(≒MP関節)よりも先に膝を真ん中の位置にもってくる ・あしゆびの力でルルヴェしようとする などが原因にあるのですが、これを続けてしまうと、股関節と膝と足首の関節の捻れが固定化してしまう可能性があります。 ほとんどの人が自分では気づかぬうちにこれをやっていたりするんですね(もったいないです) 関節を捻ったままバーレッスンを続けても、ターンアウトにはつながりにくかったりするのです。 どうしたらターンアウトしますか?という質問を沢山いただくのですが、その質問の後に、このカフレイズをやって修正していくんですが、ジュニアなら比較的短期で変化が出てきます。 今は細かく診て触れて修正できないけれど、この状況下で時間があるのだから、後ろから撮ってみて確認してみるのがオススメ。 思っていたより外に外れていたと気づけることが=カラダが変わるステップになりますよ。 カフライズについてはこちらのコラムで取り上げました。 https://acucare-ange.com/3206 #バレエのためのトレーニング #バレエのためのコンディショニング #バレエ #ballet #balletfeet #ターンアウト #ターンアウトできてますか #カフレイズ #calfraise #calfraising #calfraises #ルルヴェ #ドゥミ #demi #ハイルルヴェ #関節の捻れ #足首のねじれを取る #バレエ治療院 #バレエ鍼灸

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◎単なる足の踏み替えにあらずカフレイズ

 

両足を揃えて6番に立つ、とてもシンプルですが、実は足やスネの形によって難しいケースもあります。

例えば、足のゆびが斜めに流れているタイプ(ギリシャ型とも言われます)は、小指(第5趾)が親指(第1趾)に比べるととても短いので体重が外に流れやすいので真っ直ぐ立つのに苦労します。するとどうするかと言うと、足のアーチをつぶしても真っ直ぐ立とうするのです。結果、アーチがつぶれて有痛性外脛骨になる可能性も出てきます。

 

O脚タイプも6番に立とうとすると、スネが外側に張っているので外くるぶしが下に落ちやすくなります。そのまま膝を伸ばそうと脚に力をいれると、一見足首でしっかり立てているようで、重心は外に流れ、坐骨が割れて島やすくなります。

 

その状態から、このカフレイズをすると足首や膝が安定せず、グラグラしたり膝が外側に流れて言ったりします。それでもしっかりあがろうとすると力がいるので、上にあがる意識より、下に向かう意識の方が強くなってカフレイズの目的とは真逆になってしまうのです。

 

軸を真ん中に集めてあがっていくのではなく、カーフ=ふくらはぎをつかって上がるので足がパンパンになる人は、上に向かっているつもりで下に向かう意識でおこなっていると診ていいでしょう。

 

まだ体幹が弱いジュニアの場合は、軸を真ん中に集める意識よりもどうやったら高くルルヴェできるか?に意識がいくようで、結果足首をグラグラさせながらカフレイズしています。アキレス腱痛で来院するジュニアには、この状態になっているタイプが多く診られます。

 

一見、単なる足の踏み替えに見えて、しっかり体重が足底から頭までつながっているかが見えてしまうのがこのカフレイズなのです。

 

 

◎みんなどこを意識してる?

 

みんな、カフレイズでどこを意識しているのでしょうか?治療院で診ていると多いのは、『足のゆび、膝、踵』など。腰から下のパーツに意識が行くようです。

 

先ほども挙げましたが、ジュニアや大人ビギナーでは、足の指を意識しているタイプが多く診られます。そして、どうしても膝を外に向けようとしている人が本当に多い。

 

6番でおこなっているのだから、膝の向きは変えずにそのまま上にあがればいいのですが、【お膝は外】と言う刷り込みに近い思い込みがあるようです。膝を外に向けると足首も外へ引っ張られるので、足下は余計グラグラする。これでは、カフレイズの意味はなくなってしまいます。

 

実は、ダンサーでもケガをしている人にはズレが起きている状態が診られます。膝や足首のケガの治療で来ているダンサーのリハビリとしてカフレイズの修正をするのですが、中足骨底(=MP関節)はしっかり押せているのに、高くルルヴェしようとして足首を捻っているのです。

 

ハイルルヴェのコツは、軸にあり

 

もちろんMP関節や、踵は意識して微妙なズレを修正することはあると思いますが、大切なのは、インナーとつながった軸で真っ直ぐ上に上っていく、この意識なのです。

 

足裏が床についている状態で、あし指から、中足骨、踵、坐骨、骨盤、肩甲骨、腕(=体幹)そして頭が一つにつながっている、これは軸で動いていると言うこと。そうすると軸であがっているので、ハイルルヴェになっていく訳です。

 

 

◎ポワントでのカフレイズはどうすればいいのか?

 

このカフレイズ、ポワントレッスンの中でもおこなわれます。6番でドゥミからポワント・アテールと繰り返して、最後に両足6番ポワントでバランス、やりますね。

 

このポワント・バランスで後ろに倒れてしまうのは足の指に力をいれている証拠。ポワントはルルヴェよりも一歩以上高い位置にいなくてはいけない。足指の力で踏ん張ってポワントに立っている状態は重心が真ん中にはない状態です。そこからアテールに降りると一気に重心は後ろに傾きやすい。そのため、又踏ん張ってアテールにもってこようとするのです。

 

ポワントで立てない理由、ポワントで立たせてもらわない、ポワントで立つために必要なこと、バレエ治療院あんじゅ

 

これではポワントの訓練というより、ふくらはぎの筋トレをわざわざしていることになっているんですね。ポワントをはく前からこのカフレイズでしっかり重心を真ん中に集める訓練を積んでおくことが、最終的にポワントですんなり立てることにつながっていくのです。

 

足を踏みかえるだけに見えるカフレイズ、とても奥深いと思いませんか?私が参考にしているオランダ国立バレエのBarre lessonの最後には6番片足のライズとターンアウトした1番でのカフレイズが組まれています。Ernst Meisnerさんの姿はどこにもブレがなくすくっと片足でカフレイズしています。目指すのはここです。

今はスマホで後ろから自分の姿を撮って確認できる時代。Stay homeの今の時間をつかって、軸を確認してハイルルヴェ、ポワントでスッキリ立てる方向を目指しましょう。

 

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