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バレエ治療院あんじゅ
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カラダの成長で踊りづらくなる、その解消法とは

開脚改善、ターンアウト改善、コンクールサポート、バレエ治療院あんじゅ

「股関節が詰まる」が、最初に来院したきっかけだったKさん。受験でレッスンを減らした期間にカラダが成長し、とても踊りにくくなったと話していました。以前は軽々できていた開脚やスプリッツも硬くなってできなくなっていました。

 

以前はやれていたことが今はできない、という状態は心の中ですごく葛藤がうまれます。どうしてできないの?前はちがっていたのに…という思いが逆に力味となると更に伸びやすいカラダとは逆の方向にいってしまいます。

 

Kさん以外にも成長期のカラダの変化に追いつけず踊りにくくなってしまったというケースは沢山あります。

 

小学3年4年生くらいまでは全体的にほっそりしていて体重も軽い。そのカラダの感覚のままレッスンを続け、トウシューズをはいていると、5年生6年背になって身長が伸び、体重が増えてくると以前のカラダの感覚のままでは踊りづらくなってしまうのです。

 

 

 

アラベスクの改善、ターンアウトアップ、バレエ治療院あんじゅ

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◆成長期のカラダの変化で踊りづらくなるタイプ 足・脚の形も関係あります

 

13歳~18歳の女子はカラダが大きく変化する時期です。その時期は一人ひとり差がありますが、小学6年生の体型のままというタイプは(ごくまれにいることもありますが)ほとんどいません。

 

中に、5年生6年生になっても体重や体型が変わらっていないタイプがいます。このタイプはそれ程影響が少ないようにみえて、中学生になり一気にカラダが変化すると軸の感覚が変わってしまう場合が少なくありません。

 

これも『脳』の仕組みの一つです。脳は「比較的おなじ状態が続くことを好のむ」傾向にあるので、小学生高学年になっても体型があまり変わらず中学生で一気に変わった場合、以前の感覚とすっかり変わってしまって踊りづらくなる傾向が診られます。

 

他に、軽い体重だったからあまり問題になっていなかったけれど、体型が変化することでカラダの個性が際立ってしまうケースもあります。

 

例えば
◉脚のライン O脚やX脚 左右の脚のどちらかが外にでいている(O脚)タイプ

 

O脚の修正、バレエ治療院あんじゅ

◉足の趾の形 小指(第5趾)が極端に短い斜め足ラインのタイプや足幅が狭いタイプ

 

足の形の分類、バレエ・トウシューズのはきやすさとの関連、バレエ治療院あんじゅ

 

踊りづらそうにしているジュニアのカラダをチェックしてみると、かなりの割合で斜め足だったり、幅が狭い足をしていたりします。

 

バレエ・ダンスは、足底(足裏)が安定していることが大切なのですが、足の趾が斜めになっているとどうしても体重が外の流れてしまいやすくなります。
又、足の幅が狭いと後ろだけでなく前にも体重がながれてしまいやすいので、脚全体に力をいれて踏ん張ってしまう傾向が診られます。

 

体重が軽い時は、この足のタイプでも何とか踊れていたのが、体重や身長が変化し重心のバランスが以前と違ってしまうと、支えきれなくなってしまうのです。

 

そのため腰から下の脚で踏ん張って立つクセを知らず知らずに身につけてしまうのです。

 

O脚やX脚も同様で、重心が変化することで今まで立てていた位置で立ちづらくなってしまいます。そのため膝にぐっと力をいれて後ろに押して立つクセをつけてしまいます。

 

こうなると、細く長く上に伸びる軸が必要な特にクラシックバレエとは真逆のカラダの使い方になるため、学年があがるごとにドンドン踊りづらくなってしまうのです。

 

このカラダの変化をものみこめてしまうのが筋肉の力が強いタイプです。このタイプは踏ん張って5番にしていても、ギュッと力をいれて脚をあげたとしても動けてしまうタイプです。実際にそういうジュニアは少なくありません。

 

けれど、力をいれてドゥミで立つトウで立ち続けていると、腰から下の関節に大きな負担をかけ続けていることになります。

 

高校生になって三角骨やアキレス腱痛、股関節痛などで来院するジュニアに少なくないのがこの筋肉タイプです。このタイプの脚は、成長期特有のぱあ~と張った脚というより、筋肉でガチガチに固めていますという状態が多い。脚だけでなく肩も張っていて、器械体操の選手に似たようなラインになっていたりします。

 

この状態でも踊れてしまうタイプもいますが、環境の変化とカラダの変化が追いつかなくなった時にケガになりやすいのも、このタイプなのです。(三角骨の症例

 

では、成長期を乗りこえていくのはどんなタイプでしょうか?

 

 

開脚改善、ターンアウト改善、コンクールサポート、バレエ治療院あんじゅ

◆成長期を乗りこえていきやすいタイプ

 

長期を乗りこえていくタイプなんてあるのでしょうか?はい、あります。そして、どのジュニアも乗りこえていくことは可能です。

 

乗りこえていきやすいタイプとして言えるのは、体型や足・脚の形でこのタイプと分類されているのではありません。

 

敢えてカラダのタイプで言うと、足の趾が比較的揃っているスクエア型タイプは乗りこえていきやすいといえます。これは足趾に重心が均等に乗りやすいからです。

 

けれど、このスクエアタイプは足の力が強炒め、逆に足の力だけで立ってしまうことも少なくありません。そのためスクエアタイプなら乗りこえやすいとも言えないのです。

 

それでは、成長期にでも乗りこえていけるには何が大切かというと、これは先の症例ケースで紹介した内容とも共通するのですが(コラム)、新しいカラダをつくり直そうとするタイプ、そしてそれを続けるのが面白いと感じられるタイプ、です。

 

別の言葉で言うと、カラダのつながりを意識して踊っているタイプ、です。踵を回さなくては、つま先はどうしてももっと伸ばさないとダメ、脚も高くあげないと違うし、という形や型にこだわらず、手と脚がどうつながると床を踏みやすいのか、頭の位置はどこが一番軽くなるのだろうか、とカラダの問いかけるタイプです。

 

小学生、中学生を越えて、高校生になってもコンクールで実績を残せているタイプはほとんどがこのタイプです。なので一見難しいようにみえます。

 

多くのジュニアが学年があがるにつれ成績が伸びなくなっていきます。そういうタイプは、小学生の頃のカラダの感覚まま、もしくは成績がよかった時の踊りを一番いい感覚だと思って、又同じように踊りたいと考えている傾向が診られます。その時から既に3年、5年経っているとはあまり実感していないのですね。

 

一見難しいようにみえる、今のカラダに問いかけて自分のカラダをコントロールすることは、指導者がちゃんと伝えればほとんどのジュニアでできるようになっていきます。

 

足のゆびが斜めでドゥミが立ちにくいタイプでも、左右差が強くて弱い脚があるタイプでも、少しずつ変ってきて、踊りやすくなっています。

 

多くのジュニアには、変わる力が備わっているのです。

 

けれど、どうしても変えられないものもあります。
それは、前のように踊りたい、という思考パターンから抜け出すこと。これはジュニア自身で乗り越えていくしかないものです。

 

そして、それは自分のカラダを変えていくためのエクササイズをコツコツ、修正を加えながら続けていく力にも通じます。前はもっと踊りやすかったのに、こうやったら回れたのに、というような拘りから抜け出せるか?ここが大きな分かれ目で、ある意味思考パターンでもあります。

 

今の自分でこうなりない!こう踊りたい、と言う強い気持ちを保ちつづけることができたら、人のカラダは変わっていけるのです。それを今体現してくれているジュニアがいます。

 

写真Kちゃん他、初めて来院した際にはポロポロ涙をこぼしていたのに、地道にコツコツ続けてスタイルまで変わってきているYちゃん、カラダの使い方だけでなくバレエという文化についても考え始めたMちゃん。みんなこの一年で本当に成長しています。

 

めんどくさいな、、となってしまいがちな日々でもコツコツ続ける、そのための気持ちを引き出したり、モチベーションを持ち続けるために、言葉を選んでサポートしています。続けるためのコツは、単に課題とpなるエクササイズを教えるというスタイルではありません。

 

コンクールの成果や留学、オーディション合格などは、ジュニア一人ひとりがコツコツ続けてきた成果なのです。

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