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NYSBWインストラクター資格更新講習 終了しました

本日、4月23日、日本バレエワークアウト協会の指導者資格更新のための講習会をおこなってまいりました。

 

今回で5回目になる講習会テーマは、【ダンスにおける下肢・足部の解剖】

 

このバレエワークアウは、元々はニューヨークシティバレエ団の芸術監督であるピーター・マーティンスが作り上げたエクササイズ。ダンス初心者から、ダンス経験者まで幅広く、楽しく参加できるように組まれています。現在は、JBWAが引き継いでおこなわれています。

 

このエクササイズの特徴は、
プリエやタンジュ、グランバットマンなどのバレエの要素を含みながら、間に体幹トレーニングのためのエクササイズも入っていること、そして、最後には、音楽にのって振り付けしたダンスパートを踊る部分がしっかり入っていること、です。

 

私は2012年からこちらの指導者資格更新のための講習会で解剖学を担当させていただいていています。
最初は、骨や筋肉の構造など全般的なことから解説をおこなっていたのですが、私自身、このエクササイズに参加する機会があり、実際に踊ってみると解剖学的にいろいろな発見がありました。

 

そのひとつが、プログラム途中におこなわれる体幹トレーニング。

 

バレエクラスでは、バーの後、センターに移るのが流れで、途中にあるのはリンバリングくらい。腹筋や背筋、側筋などのトレーニングは入っていません。けれど、ダンス・バレエではこの体幹こそが大切。そして、ダンサーのように長年訓練を続けていない初心者にとっては、この体幹をキープする事がとても大変なんです。彼は、その点を解剖学的にしっかり理解していたからこそ、間に体幹トレーニングを取り入れていれた構成にした、んですね。さすがです。昨年は、この部分に焦点を絞って講習会をおこないました。

 

そして、今年取り上げたのが、脚と足の構造、です。
足部で一番重要なことは、間違った使い方をしていると、外反母趾や内反小趾、捻挫や半月板の損傷などのケガにつながってしまうこと、です。その部分も含め解剖学的な解説をおこないました。

 

今回、これを取り上げた理由は、このエクササイズ、バレエシューズでも受けられるのですが、インストラクターの皆さんはジャズシューズでおこなっていることがほとんどだからなのです。ニューヨークで出されたDVDでも、見本を見せるダンサー達はジャズシューズ。
彼らはバレエダンサーなのに何故なの?とずっと疑問に思っていたのです。

 

けれど、大腿部から足部に至る構造を解剖学と神経生理学、そしてケガの臨床から見ていくとその理由がはっきりしたのです。

 

それは、足指の力の配分をコントロールすることが初心者にはとても難しく、時間がかかるから、なんですね。バレエが長年の訓練を必要とする理由のひとつでもあります。

 

ソールがソフトに出来ているバレエシューズは、足指の訓練ができていない段階では床を踏むのが難しいのです、足底のアーチがしっかりしなるように出来ている上に、ソールが安定しているジャズシューズは床を踏みやすいんですね。

 

ダンス初心者にとっては、下手をすると最初のつまづきにもなりなねない要素をしっかり理解して、このプログラムは作られていると思いました。

 

 バレエの解剖学

 

後記)
講習会では、インストラクターの方々から様々な質問がでます。今回のテーマについては、足指のトレーニング法でよく紹介される「タオルギャザー」についてでした。そして、ダンス人口の広がりと共に増えている高齢の方のカラダについての質問もありました。ダンス人口の高齢化、ジュニアに増えている三角骨やアキレス腱炎など足部のケガ同様、これは見逃せない点になっていると感じています。