先日、行われたコンクールに初めて参加したIちゃん。初コンクールで優秀賞!
あんじゅに通って半年、どうしても伸びにくかった膝が伸びるようになり、先生に指摘される注意の意味も理解して取り組めるようになりました。
バレエジュニアのコンクールサポートでは、それぞれが苦手とするパを振り返ります。この振り返りとは?何かを紹介します。
ジュニア自身もアティテュードが苦手、フェッテアラベスクが苦手、バットマンが苦手と言うのはわかっています。
そして、膝を伸ばしなさい、行く方向をしっかり向きなさい、あげる脚だけじゃなく軸脚を伸ばしなさい、と言う指摘や教えもちゃんと聞こえていてやろうとするのです。
ただ先生に言われたことをそのまま修正できる小学生2、3年生は本当に少ないです。
自分ではやってるつもりなんだけれど、先生にはいつも同じことを言われてしまうは、普通に起きるのです。
情報の整理がきちんとできていないから
です。
人の脳は大きく動いているものに目がいくようにできています。パッと目に入ったものにとらわれるのです。
更に、人の脳はたくさんの情報を一度に処理するのはどちらかというと苦手、なのです。
つま先は伸ばして、外を向けて、お腹を落とさずに背中を伸ばして、肩が内側にいかないようにして顔もつける…本当に沢山の項目を意識して、できるだけコントロールして動く(踊る)のが舞踊、バレエです。
上にあげただけでも6項目あります。マルチタスクに似ていますよね。
もし、その内の一つに意識がいっている時に、別の項目を注意されたしても、脳の仕組み的になかなか追加で注意された新しい別の項目に意識がいかないのです。
では情報を整理して、一つ一つ意識をして初めて成り立つヴァリエーションをどうサポートするのかですが。
この時、あんじゅは違う方向からアプローチをしていきます。
軸脚も動脚も膝が伸びないと言う事は、やはり基本の開脚から見直す
腰が立って開脚した足左右どちらもがしっかり伸びるようになるとポジションについたときの膝の伸び方も変わってきます。
つま先が固まっていると、どうしても膝が曲がってきます。
膝を伸ばすためにもつま先を伸ばすエクササイズ
をおこないます。
腕がぶらぶらしていると腰もふらつき、脚の力だけで振り上げようとします。
腰を安定させれるために腕のエクササイズ
もおこないます。これらすべてポジションを安定させるための訓練です。
ジュニアでも、パの名前はしっかり憶えている。
けれど、そのパをやろうとしてもうまういかない理由がポジションや姿勢の崩れにあるとは気づけないのです。
小学2,3年生なので、たくさんの量を行うのではありません。どのエクササイズも毎回毎回少しずつ組み合わせて、レベルを上げていきます。
これらが情報を整理して納得して、一つ一つどこに注意すればいいかを整頓する過程になります。
こうやってカラダに落とし込み、間違ったら修正する、を繰り返していきます。
コンクールレッスンは一般的に20分から30分くらいで、どんどん進んでいく。10代のジュニアでも消化しきれないことがある内容に小学2,3年生で反応するには難しい点や内容でもあるのです。
情報を整理して、納得して、カラダづくりを補強していった先に踊りやすいが出てきて、先生がなぜそういうふうに注意をするのがレッスン中にもカラダでわかるようになってきます。
たくさんコンクールに出てもなかなかうまく思い通り踊れないと悩んでいるジュニアは一度情報を整理してみませんか?あんじゅがサポートしています。
ジュニアのコンクールサポートについて、こちらの記事でも紹介しています。