脚が開かないんです
開脚が全然できないんです
股関節が硬くて開けないんです
これは多くの大人バレエの方が悩んでいるポイントです。
大人解決策はどこにあるでしょうか?
骨盤が立って開脚すること=ポジションに立っている腰
これは最終的に同じです、とコラムで紹介しました。
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ジュニアの例ですが、大人でも40代以降でもこれは同じなのです。
こちらを見てくださいね。
開脚本を読んでくださって、エクササイズを実際に習いたいといらっしゃったSさんです。
一番ポジションに立っている横のライン。骨盤立っていますね。
骨盤が傾かないで立てているので、その後パッセが開いたのです。
つまりターンアウトしたのです。
この時おこなったのが、あんじゅの開脚本で紹介しているエクササイズです。
骨盤回りと脚の筋肉に関わる関節と筋肉を大きく動かして緩めていくダイナミックストレッチを用いた開脚エクササイズです。
まず、バーで上体を安定さえせてスタート
次に 寄りかかったり、ズレたり、外にはずしたりする部分をその人に合わせて修正
そして、効果の出やすいラインでくり返す
を続けた結果、写真のように仕上がりました。
大人のターンアウトを改善するには、脚と股関節+アルファ―が大切です。
足部で床をぐいぐい押して捻って回すと膝が捻じれてきます。
膝に力を入れて5番をキープしてても脚を横に出すと踵が後ろを向きます。
つけ根から回そうとすると、骨盤が動いてしまいます。(骨盤の前傾や後傾、タックインやダック)
これらはバレエあるあるです。
でもよく見ると全部、足、脚、膝、つけ根(骨盤)つまり腰から下でばかりですよね?
股関節から回せるターンアウトに大切なのは、腰から下だけじゃない。腰から上も大切です。
骨盤を傾けずに、膝にも力を入れずに足部でも踏ん張らなくてすむターンアウトのヒントは、あんじゅの開脚本「骨盤が立てばあなたの開脚が変わる」にあります。
このタイトルの開脚をターンアウトに替えると
↓
「骨盤が立つとあなたのターンアウトは変わる」になります。
それを実践してくれたのがSさんです。
ターンアウトに悩んでいる方、股関節が硬いは原因は別のところにあるだけかもしれませんよ。
あんじゅは、大人専科アンドゥオール・プラスでサポートしています。ご相談くださいね。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
▶ プロフィール詳細はこちら
▶ Instagram:ballet.ange
本記事は、長年バレエジュニアのターンアウト改善を診てきた筆者が、今一番ホットな大人でバレエ・ダンスを踊る方向けに書いています。カラダを固めずにターンアウトするコツ、筋肉を伸びやすくするコツの他、膝が伸びない、ターンアウトしにくい、脚があがらないなど踊りにくさの原因とその解決法を紹介します。