バトントワリングを続けていたHさん。
しつこいアキレス腱痛が8年も続いていたそうです
整形外科で画像を撮っても何も出てこなかった。
でもアキレス腱痛は変わらない。
つま先を伸ばす時も痛いけれども、あんじゅが気になったのはこれです。
段差や凸凹したものの上を歩くときにもアキレス腱が痛くなること
画像を撮ることはできませんが、足首やアキレス腱の痛身については、いろいろと確認してから治療をスタートします。
・関節の動き
・アキレス腱の状態
・三角骨による独特の動きがあるかないか
これらです。
この時つま先を伸ばそうとするとアキレス腱に痛みが出ていました。
けれど、先にフレックスがしっかりはまるようにしてから、つま先を伸ばすと痛みはかなり軽減されている。
一般的につま先を伸ばすときに、どうしてもふくらはぎに力が入るため、ふくらはぎの筋肉が硬いことがアキレス腱の原因になっていることが多いです。
バレエでもダンスでも同じことが起きます。
Hさんの場合はふくらはぎはそれほど硬くはありませんでした。
どちらかと言うと膝下のすねの硬さの方が際立っていました。
このすねの前には、つま先のほうに向かう筋肉が走っています。
そして、彼女が踊っていたダンスがバトントワリングであったことが関係していました。
アキレス腱痛と膝下脛の関係
バトントワリングで履く靴はかなり周りの皮が硬く、つま先を伸ばしたいけれども、なかなかうまくいかなかったと言うお話を聞いてぴんときました。
シューズの中の足ゆびがうまく伸びずに、力が入れてつま先を伸ばしていた。
これが原因でアキレス腱に大きな負荷がかかった可能性が分かってきました。
治療はバレエ鍼灸で硬くなっている脛の筋肉を緩め、関節を緩め、足のゆびが伸びやすくすることで、アキレス腱痛は解消されました。
一般的な治療院の診方とバレエダンス専門治療院であるあんじゅの診方の違いはこのようなところに現れます。
場所だけ見て治療するのではなく、その人の踊りや動きから分析する
踊り続けていて、痛みを抱えている。昔の傷がなかなか治らないなど悩んでいる方はご相談くださいね。