日本バレエワークアウト協会のインストラクター更新研修の後、今度は私がチェアバレエエクササイズの更新研修を受講しました。
◆チェアバレエエクササイズR開発の経緯
チェアバレエエクササイズRは、代表の稲垣さん自らの術後(股関節)のリハビリ経験を通して感じた「音楽と一緒に動く(リハビリする)」が元になっています。
平均寿命が延びるなか、健康寿命をどう延ばしていくかがポイントになっている今の日本。介護予防、フレイル予防の運動として安全に、楽しみ永r音楽と共におこなえるプログラムとして、開発されました。
◆チェアバレエエクササイズR内容
チェアバレエエクササイズRは土台にニューヨークスタイルバレエワークアウトがあります。最初にウオームアップをした後、筋トレパートがあり、ストレッチをして、最後振り付けパートを組み入れることもできます。
中でも、筋トレに脳トレを合わせたのが特徴。様々な施設でも手や足を動かして脳を活性化させるプログラムを組んでいますが、受けている方から「ー単調で楽しくない…」という感想が出ることも少なくないそうです。
手の平を広げたり丸めたり、腕を伸ばしたり曲げたりと言う動作、これを音にあわせておこなうだけで脳が活性化されるのは、様々な研究がされています。左右違う方向に出す、違う動きを組み合わせる内容も、音と一緒におこなうと自然とできる様になっていくのです。
チェアバレエなので、イスに座っておこなうから、姿勢が安定しやすく、年齢が高い方でも参加できます。
研修で、港区での高齢者プログラムの発表会のビデオを拝見したのですが、参加者の方々が生き生き踊りを楽しんでいる様子に感動させらました。
見本のビデオを何回も繰り返しみて自主連する方も少なくなかったそうで、ラストのレベランスを自分で研究した方もいたそうです。
ダンスは、自主性も育てることができる、これが高齢者の意欲を引き出すことにつながるのはとても有意義です。
◆新たな発見
月イチのあんじゅのアスティエクラスでも、導入部分でイスのエクササイズを取り入れています。最初から床に座ることで、骨盤と股関節にかかりやすい負担を減らして、上半身を動かしやすくするためなのですが、昨年始めて受けてみてこれとも通じるものを感じていました。
アスティエクラスとの違いは、アームスの使い方でよりバレエのポールドブラの動きを取りれていることです。後、音楽の選択。「白鳥の湖」の「黒鳥のヴァリエーション」「カルメン」「ロミジュリ」などバレエの舞台作品の音楽を使うことが多いので、動き自体は簡単なのに、舞台で踊っているように感じるのです。これが音楽の力というものなのかな~と。
そう思っていたら、あの音楽を使ってみたい~というアイディアが生まれてきたので、振り付けパートをつくっていこうと思いました。
まだまだ勉強中なので、クラスをおこなうのは先の話ですが、1つ新しい目標として取り組みたいと思っています。
※チェアバレエエクササイズRについては、こちらの協会にお問合せください。