新年初のフロアバレエクラス、終わりました~
初参加の方も含めて、寒い中たくさん動いて終わった後は背筋もすっきり脚が軽くなった、腰が重かったのが軽くなったと感想もいただきました。
2024年の9月には10周年になるこのクラス、年明け初は体幹を意識しようをテーマにクラスを進めました。
もちろん最終目的はターンアウトして自由に脚を動かしたいのですが、そのためには何が大切かというと、やっぱり「体幹」なんです。
バー・アスティエでは特に「肋骨下と骨盤の間をあけて動きましょう」とお伝えするのですが、これも体幹を維持するためのキーワードです。
脚を自由に動かすために大切な「体幹」について紹介します。
この記事の内容は
・動きの中の体幹と姿勢の体幹の違い
・プランクだとどうして足りないのか?
・体幹と膝伸ばしの関係
について紹介しています。
そして、この記事は以下のようなタイプの方の参考になりますよ。
・バーレッスンは大丈夫だけど、センターになるとグラグラする
・バーのアダジオでは脚はあげられるけれど、センターになるとどうしても脚が上がらない
体幹が大事、体幹を鍛えないと、といろいろなところで耳にすることが多くなりました。
体幹を鍛えるというと多くの人は「プランク」を思い起こすかもしれませんね。
プランクは確かに体幹トレーニングの手法の一つなんです。
その姿をみるとこれですよね。
床に伏せてじっと耐えている状態
確かに背中も丸くなくお尻もでないまっすぐな姿勢をキープしようとすることで、体幹の筋肉は鍛えられそうです。
ただ、このプランクはある意味ポーズに近いです。
つまりカラダは動いていない。
膝のところで紹介したこと。
>>>すっきり膝がの伸びてきれいな脚のラインになるには
膝のお皿(膝蓋骨)を上げるのに太もも前の筋肉を使うというのは間違っていない
けれど動きの中でずっと太もも前の筋肉を使ってあげているのは難しい
と書きましたが、この体幹も同じです。
プランクのポーズだとじっと耐えるための力はついてくると思います。
一方、バレエ、ダンス、スポーツの基本はムーブメントの中で行われているもの。
なので、動きの中で体幹を保つ力、これが必要なのです。
実は、膝のお皿を上げて膝を伸ばすためにも、体幹力が必要になります。
お膝のお皿アップはあくまで膝伸ばしのファーストステップ。
床の上に立って踊る動いている時にお皿をもってはいられませんよね。
膝蓋骨は骨なので、自分で動かすことはできません。
太もも前の筋肉に挟まれているので、太もも前の筋肉をずっと緊張させていればお皿は上がります。
けれど太もも前がずっと緊張していてスムーズに動けるか?というと動けません。
だからお皿を上げるための他の力・動力にあたるものがいるんです。
それをカウンターパート(対になるもの)と言います。
テニスのボールが地面に置いてあるだけではボール事体は動きません。
人が腕で投げる、ラケットで打つなどしないと遠くには飛ばない、運動力学の土台です。
この対になるのものが「体幹」になります。
先生がた指導者が「お腹!」「下腹」というのはこのことなのです。
お腹と言われてお腹にぐっと力を入れるのは、どちからというとプランクに近い状態。
力が抜けたとたんお腹は又崩れます。
つまり、常に動いているカラダを支える体幹力を鍛えるには動きの中でおこなうのが大切になります。
バーレッスンでバーに頼っていることは、ある意味バーを体幹の代わりにしているわけです。
だからセンターではグラグラする。
バーのアダジオでは脚は上がるのに、センターでは上げられないのも同じことです。
バレエのレッスンではバーがあるのでわかりづらいけれど、フロアバレエは椅子や床に座って寝て行うのでバーを頼れない、ここにもフロアバレエの利点があるのです。
カラダが軽くなり、苦手な左も大丈夫でした~
が初参加のOさんの感想です。
あんじゅのフロアバレエクラス、2月は第二日曜日11日。
ムーブメントの中で体幹力をアップする、チャンスですよ~
申し込みはこちらからどうぞ
【院長プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
○毎月一回フロアバレエクラス開催中
カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~
○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)