2024年8月14日
あんじゅ的には初な話題―パリ・オリンピック2024版です。
ふと流し見していた動画で見えたアスリートの強さの秘密。
あんじゅらしく解剖学的にご紹介したいと思いました。
何故かというと、ほんとにすごいからなんです
金メダル・北口榛花選手のもぐもぐタイムの姿勢に彼女の強さの秘密が表れていました。
正面からなので見えづらいけれど、フィールドに寝そべっている彼女の姿勢。
一般的に床に寝そべって両肘をつくと、たいていは両肩があがってしまいます。
でも、肩が上がって首がすくんでいたら、カステラを飲み込むのはとっても大変。
カラダの仕組みから考えると、食べ物を飲み込むためには、肺へ続く気道は閉じた上で胃につながる食道に飲み込んだものが流れていくシステムが必要です。
首がすくんでしまうと一気に食べ物は飲み込みにくくなります。
つまり、もぐもぐしている間、首はすくんでいないのです。
これが正面から見ると分かりづらいんですが、ごく自然にカステラを食べているので、首はすくんでいないのです。
秒が進むと、もぐもぐしながら手を動かしながらシューズのつま先で下半身を支えながら、股関節からゆるゆる脚が動かせている様子が映ります。
さらに、もぐもぐしながら後ろを振り返り、その後両脚を外に内に回して体幹がびくともしない。
これがリラックスタイムとは!
これが体幹の強さ、なんですね。
その強い体幹の支えがあるからこそ、股関節の柔軟性と肩関節の柔軟性が生み出される訳です。
陸上は槍投げは踊りと関係ないではなく、踊りともつながるポイント満載なので、ぜひ観てみてくださいね。