踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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ダンス障害 膝痛 ケース II

Aさんが初めて来院された時は、痛みがマックスで、膝を伸ばすことも曲げることも辛かった状態でした。バレエだけでなくどのダンスでも柔らかい膝はとても重要。なのに、常時4日は教えを続けてきたのです。

ダンスの先生は、元々のカラダのキャパシティーが比較的に高いことや「痛いのなんか当たり前」的なちょい体育会的忍耐力も持っているので、治療したほうがいいよという状態でも続けて踊っていたりします。

バレエやダンスの障害、膝の場合、膝だけを治していていても、踊りに戻れるようにはなりません。

Aさんの場合、膝周りにある炎症を抑えることが最優先でした

踊りに戻っていくためには、それに加え必要な治療があります。

・骨盤周囲筋や大腿、下腿の筋肉の硬さをほぐすこと
・炎症による筋性防御をおこさないようにすること

最初は週一、その後は2週間に一度、10回ほど治療が進んだところで、伸びきらなかった膝が伸びるようになっていきました。

ここまでに約3ヶ月半ほどの時間でしたが、遅いというよりむしろ早い位な感じの症状だったので、やはり元からの力があるんだなと思います。

そこで、4ヶ月目からは、 ご本人の希望もあり、バレエ鍼灸とパーソナルセッション「ターンアウトアップ」を交互に受ける組み立てで、ムーブメントの調整と治療を並行して続けてきました。

バレエ鍼灸による治療は、膝に関わる組織を修復することはできるのですが、バレエダンスは、膝の炎症が治まってもそれで即踊りの戻れないこともあります。

し ばらくの間最小限の動きに留めていたことで、自然なダンスの動きを忘れてしまう。

さあ膝が楽になってきたからガンガン踊れると思いきやなんかぎこちな いという状態は、脳の仕組みによるものなのですが、だからこそ踊りへのリハビリが必要なのです。

さらに、治療が終わって必要なことがあります。それは

・骨盤から大腿、膝下のコーディネーションを取り戻すこと
・動きのリハビリ

です。

ターンアウトアップでは、何故膝 を痛めたのか、その根底にある歪みを実感してもらうところから始めます。そして歪みのでないラインで立つ、プリエする、伸ばすなどの動きを取り入れていき ます。すると、自然に骨盤が立つポジションがかんじられ、カラダが支えられている感覚が少しずつよみがえっていくのです。

バレエ鍼灸とターンアウトアップを併用して受けている中でAさんが感じていたのは「こんなに力で固めて使ってきたんだ。。。。だ」ということ。

そして「骨で踊るとそんなに力を使わないで、しかも楽に踊れるんだ!!!」ということです。現在は自身がつかんだ感覚をクラスの教えで生徒さんにも伝えているそうです。

元からの力があるダンサーは、不調で踊りにくくなると、大抵、テクニックの問題だと思って、更にレッスンを積んでいくことが少なくありません。

しかし、それが、結果ケガを引き起こしてしまうことになっていくのは、その根底に歪みが潜んでいるから。

もう一度、自らのカラダを見つめ直してみると、そこには前より楽に踊っている自分を発見できます。

そのためにも、痛い箇所はしっかり治す、そして、動くカラダの仕組みを知って動く、これが大切です。

ダンス障害、膝痛の治療は

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【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
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