【はじめに】
このコラムの内容は、以下の方を対象にしています。
大人からバレエ・ダンスを始めた方、何年、何十年もお休みしていたバレエを大人になって再開した方
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バレエを踊っていて気になるつま先、足のライン、甲。
どうせならもう少し何とかしたい…みんなそう思っています。
これはプロさんやバレエの先生でも同じなのですよ~
で、SNSや動画サイトで紹介されているやり方を試してみた。けれどうまくいかない…これはよ~く起きることです。
何故なら
スタート地点が違う
からです。
3,4歳から始めてずっと踊り続けてダンサーになった方の今のカラダは、多くの大人バレエの方のカラダとは全然違っています。
完成されているダンサーさんの足に一足飛びになるか?というと、カラダはそう簡単に反応してくれないことが多いのです。
まず、大人バレエの方に診られる甲だし・つま先伸ばしの邪魔になっていることを紹介します。
それは・・・
・力が抜けてない
・とにかく固める
・踏ん張る
この3つがとても多いのです。
力を入れて伸びやすくなるかならないか?はよく考えれば分かるのに、どうしても力を入れたり踏ん張ったりしてします。その理由はこれです。
つま先や甲は足の先にある、一番遠い部位
カラダの一番遠い先の先にある場所を意識して生活している人は、やはりダンスを長く続けている人です。
子供の頃に習っていても、それから10何20年踊らずにいるとつま先や甲の存在はほぼなくなってしまいます。
これが大人再開組を悩ませるところ。
そして大人になって初めてバレエを習う人には、つま先、甲はほぼ意識にのったことがないはずです。ぶつけた時以外は。
ここが大人から初めてバレエを習う人を悩ませる点になるのです。
あんじゅの開脚本でも紹介していますが、南国沖縄では、プールがないところもあり、海が近くても遠浅で岩がごつごつしているから泳いだ経験がない人もいます。
>>>骨盤が立てばあなたの開脚は変わる【バレエ治療院あんじゅの開脚本】
泳いだ経験がないままだと泳げない人がいる、のは、泳ぐカラダの使い方を知らないと言うことでもあります。
つまり
カラダは今まで使ってこなかった場所は、なかなか動いてくれないのです。
まして、動かしたいところがカラダの一番遠い場所だったら?
しかも参考にしている動画やSNS情報は何年も何十年も踊ってきた人達が見本になっています。
ね、同じことをしようとして効果が出ない理由にはこう言う背景があるのです。
じゃあどうするか?です。
ずっと先にいる人を参考にするより前に、自分のカラダを知ること、これが大切です。
1.自分の足ゆびがどんなふうに動いているのかを知ること
2.力を入れないで伸ばす練習をすること
つまり、ひとつずつステップを踏みながらつま先を伸ばし、ルルヴェに立ち、それから甲を出す、と進むことです。
そうすると立ちやすい場所がつかめてきます。
ここで大事なのポイント、それは
曲げ伸ばしのリセット
です。
・つま先を伸ばしたかったら、足ゆびを握らない
・甲を出したかったら、甲に力を入れない
太ももと違って、足首から先は筋肉がとても細かい。だからこそ、力を使うのではなく、力を抜くように伸ばすことが大切なんです。
大人の甲出し、つま先伸ばしに必要な曲げ伸ばしのリセットは、大人専科・アンドゥオールプラスへどうぞ。
次はもう少し、曲げ伸ばしのリセットについて紹介します。
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