骨で踊ろうのコーナーです。
「力を抜いてと伝えても難しいみたいです…」「伸ばしてって言うと力入れてしまうみたいで…」
バレエの先生方からお聞きする、こんな声。
一番のポイントは
伸ばす時に、筋肉を固めて伸ばさないこと
生徒さんの気持ちはすごくよく分かります。
先生のように、動画で見るダンサーのように、すっと脚が伸びていけばどんなにいいだろう、、、
自分だけ伸びていないように見えるのはイヤだ。。。で
その気持ちが力みになる
んです。
例えばハムストリング。この筋肉を伸ばそうと力をいれて膝を押してみたり、太ももを強くひっぱってみたりしてませんか?それはバレエで必要なストレッチではないのです。伸ばしたいのに膝を固めてしまうって、よく考えると逆効果じゃないですか。
このザハロワの動画を見てみてください。もちろんあのザハロワですから当たり前なんですが、ぎゅーと筋肉を引き伸ばしているようにみえるでしょうか?
ここで意識して見て欲しいのは、上がっている伸びている脚の角度ではなくて、どうやって伸びていくのか?です。すぅっと引き抜いているように見えませんか?
そう、骨。これを意識してストレッチしていきたいのです。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
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▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。