2014年にスタートしたバレエ整体、進化している内容は前回紹介しました。
今回はその感想をシェアします。
まずこちら。
スゴイ!つけ根から回っている感じがででます。これか!自分のカラダじゃないみたい~
こんなに開くんだって、嬉しいです。
これ、新しい整体ですね。S・Iさん
左右差があるずっと気にしていた股関節。
実際は、そうではありませんでした。
原因はいろいろあるのですが、Sさんの場合は、左右の大腿部の硬さの違いが関係していました。
どうしても利き足は力が入りやすい。それに外に引っ張っていきやすいんです。
レッスンで、毎回外に引っ張っていたら、チリも積もれば…で、左右の大腿部、股関節に影響が出てもおかしくないです。
でも自分ではなかな、引っ張っていることに気づけない。
それは、脚(大腿部)自体は、ケガがあるわけじゃなく、動かせるから。
ケガじゃないから動ける、このようなケースで大切なポイントとは
屈筋と伸筋のリセット
です。
曲げる、伸ばす、張る、筋肉のそれぞれの仕事、作用がうまく噛み合ってないと、曲げる力の微調整やコントロールがうまくいかず、パッセしようとした瞬間に外に引っ張っていく、がおきやすいんです。
曲げる筋肉の反対側が適切に伸びなくなっている時は、マッサージより、固まっている関節をほぐずのがポイント。
今は、PNFストレッチや筋膜リリースなどを取り入れていますが、ほぐす以外に大切なポイントがあります。
それが、「足首・膝・股関節のねじれを整えて、脚を一本につなげること」
どの関節をどうつなげるか、それには、これまで培ってきた「解剖学」と、バレエクラスのレッスンでの様々な試みがベースになっています。
運動やダンス経験のない施術者だと、理論に偏りやすい傾向があります。
バレエやダンスやスポーツでは、基礎訓練においては理論的な土台があるのは助けになってくれます。
例えば「ハムストリングスは坐骨から始まるから」「首のうしろにある脊柱起立筋が大切」と知っているのとそうでないのでは、動かし方に差がでてくる場合があります。
でも、実際に踊りやパフォーマンスで動く時にも理論的な土台で動けるか?と言うとそうでないことの方が多いのです。
と言うのも、実際のムーブメントでは、それぞれ人のカラダの個性や動きのクセが大きく関わってくるから、です。
解剖学、運動学の理論に加えて、実際のムーブメント上で引っかかる理由は、実際に現場で動いているからこそ掴める訳です。
さて、整体といいつつ、ごりごり押したり、関節バキッと鳴らすも、いまだ少なくないのが現状です。
でもあんじゅのバレエ整体は、真逆です。
その感想がこちら。
ごりごりやるのかな?と思っていたけれど、ソフトで伸びる感じが味わえました。
伸びてるところが今まで自分でやっているところと違います。K・Yさん
普通に生活しているとどうしても左右差やゆがみが出てきます。
ラクに踊れる動ける人は、素直な姿勢とはよくいわれることですが、その真逆になる訳です。
そうすると、本来伸びるはずのところが伸びにくくなってしまう。そして更に固めて伸ばそうとするんです。
自分でも気づかないゆがみが原因でやりにくさが続くと、カラダのゆがみが定着しかねません。
その前にさっと整えておきましょう。
あんじゅのバレエ整体がサポートします。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange