『感動です~毎回教わることが目からウロコなんですが、すごくうれしかったのは生徒さんのことなんです。』
と話してくださったのはNさん。
子供の頃にモダンを習っていた大人の生徒さんで踊り自体はとてもうまいのに、どうしても膝が伸びきらない方がいるのだそうです。一番のタンジュで戻した時に脚と脚の間がどうしても空いてしまう。骨格的にO脚ではないのに、どうして膝が伸びないのだろう、先生も生徒さんもいろいろ取り組んでいたのだそうです。
原因は骨盤の位置ではなく、
「関節どうしの間におきていたひずみ」
でした。
生徒は先生の出す指示の通りに動こうとします。けれど、『骨盤を立てましょう』と伝えても、それがそのまま伝わるかと言うとそうでないことがほとんどです。
それは、脳の仕組みと優位感覚の違いに原因があります。
もちろん、骨盤の位置という具体的な場所が伝わっていないと言うケースも多いです。先生と生徒さんのイメージする骨盤が同じとは限らないからです。
バレエの解剖学『バレエアナトミー』では、骨や筋肉の名前を学ぶ以外にも、何故先生の伝えたいことが伝わらないのか、どうすれば分かりやすく伝えられるのかについて解説しています。それがあんじゅの解剖学の大きな違いでもあります。
カラダのパーツが分かれば解剖学を知っているかというとそうではありません。それだけで踊れるなら誰もがプロのダンサーになれているはず。踊るだめの解剖学はそんなものじゃないんです。一般的な運動とクラシックバレエを代表とするダンスのムーブメントを決定的に分けるのが、カラダのシステム。
人間がどうやって動くのか?何故動きを止めてしまうことがおきるのか?何故、同じレッスンを受けているのに踊りに見える子と運動に見える子ができのか?ダンサーの芸術的な細かい動きをこなすにはどんなことが必要なのか?
3回の講座は盛りだくさん。けれど、その後に見えてくるのは生徒さん達の喜びの顔です。それがお教室の発展につながります。
踊るカラダの仕組みを知る
【院長プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
○毎月一回フロアバレエクラス開催中
カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~
○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)