レッスンで、いつも膝を伸ばしてと言われてしまうんです。でもなかなか膝が伸びないんです
というHさん。
大人から始めたバレエ6年目の方です。
これまでに膝を伸ばすことについては、たくさん記事を書いてきました。
紹介したポイントもいくつもあります。
1つは膝のお皿を上げること
お腹を意識すること
足の指の力を抜くこと
この3つひとつひとつゆっくりやるエクササイズもあるけれど、全部が1つでできてしまうエクササイズがあるんです。
それがこれ
イスルルヴェ
です。

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写真では足だけを写していますが、椅子に座っているときの姿勢を直すと骨盤が立つようになります。
骨盤が立つようになると言う事は、お腹がしっかり引き上がって、トルソーのスクエアが安定してくることになります。
そして、骨盤が立って上半身が安定しているから、足の指で床をしっかり踏むことができるようになるんです。
特にポワントでやってみると、お腹がしっかり入るとポワントの足が軽くなるのが分かります。
お二人のように膝が伸びてポジションに立てる。
ポワントアップでしっかり膝を伸ばして立つことができるようになってきます。
このイスを使ったルルヴェのエクササイズはもうずいぶん長いことを行っています。
最初は足首が痛いクライアントさんのリハビリエクササイズでしたが、今では膝伸ばしからポワント立ちのサポートまで幅広い内容に使っています。
・どうしても膝が伸びない
・ポワントで立つとかかとが落ちてしまう
・膝が伸びない
・ボックスの下がしっかりつかない
こんな悩みがある方ははぜひ試してみて欲しいです。
わからない方は大人専科・アンドゥオールプラスへどうぞ。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
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▶ Instagram:ballet.ange
本記事は、長年バレエジュニアのターンアウト改善を診てきた筆者が、今一番ホットな大人でバレエ・ダンスを踊る方向けに書いています。カラダを固めずにターンアウトするコツ、筋肉を伸びやすくするコツの他、膝が伸びない、ターンアウトしにくい、脚があがらないなど踊りにくさの原因とその解決法を紹介します。
