『受験の後踊りに戻ったらカラダが変わっていてびっくり。前の様に踊ろうと思ってがんばっていたら、、、なんだか調子が悪くなってきた…』
長期間のおやすみの後、こんな経験をした方も少なくないはず。
しばらくお稽古を休む、又、減らした後には若干注意が必要です。
これまで、週4~6、ほぼ毎日レッスンしていた日々から、座りっぱなしの日常に変わり、カラダを動かすのは週1回、もしくは全くレッスンをしない生活。
自分ではさあ踊れると意気込んでも、カラダの感覚が戻らないことが多いのです。その時に無理を重ねてしまうと、筋肉が硬くなり、カラダに歪みが出てきてしまいます。
いったい何がおきているのでしょうか?
・カラダの芯を支える筋肉がお休み状態になっている
・代わりに外側の筋肉ばかりががんばってしまう
・ふんばって踊るので筋肉痛になりやすい
バレエやダンスのカラダの使い方は日常生活のカラダの使い方とは全く異なります。
何年もの訓練を経ているダンサーでも、夏休み明けはゆっくり調整したりするものです。
取り戻そうとがんばってしまうと、力みから無駄な力で踊ることになりかねません。
このような時必要なことは、
踊らない生活でできてしまったカラダの歪みを整えること。
立つ、座るだけでなく、机に向かう姿勢やスマホを見ている姿勢が歪みをもたらすことが多々あります。
クラシックバレエは、一本の軸に集めることがとても重要な踊り。歪みがあるとカラダが集まらず軸のないまま外側の筋肉で踊りがちになります。
肩関節股関節だけでなく、手や脚の小さな関節も含めて、固まっている関節をほぐし、バランスのとれるバレエボディーに戻すことが大切です。
バレエ整体は、バレエの解剖学に沿ってバレエのラインを取り戻すためのメニュー。
本番前の調整だけでなく、リハビリにも使える整体です。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange