腰が痛いという場合、側弯が診られることが少なくありません。
首の骨、頚椎周囲から起きているケース、上部の胸椎と腰椎でカーブがあるケースなどそれぞれです。
中には、健康診断で側弯を指摘され、診断を受けているケースもあります。
こちらの記事(症例ケース 側弯)で詳しく書いていますが、女性ホルモンの影響で側弯になるタイプがあります。
その場合は、ご家族で同じ症状をもっている方がいるなど、遺伝性である場合が少なくありません。
一過性の側弯 疼痛性の側弯
です。
ただ、案外多いのは、ホルモンの関係による側弯ではなく、一過性の側弯です。
坐骨神経痛、股関節痛などでも側弯が出ることが少なくありません。それは、腰部と体幹が繋がっているからです。
その場合は、出ている炎症を抑え、筋肉の緊張を緩めていくことで、坐骨神経痛や股関節痛と共に側弯も解消されることが殆どです。
一方、片一方によった使い方に末に側弯をつくってしまったケース、これが案外深刻で治るにも時間がかかるケースが少なくありません。
左があげやすいから左ばかりあげていた
など、踊り方のクセがもたらす側弯
これまでの踊り方のクセは、簡単に直せないからです。特に、背中が柔らかく、腰を反らせてアラベスクをしているタイプの方は、それが側弯の原因になっていると自覚したとしても、腰を反らせれば脚は上がるので、なかなかそのクセを修正することはできません。
治療では痛みがある部分に出ている炎症をとりのぞき、筋肉の緊張を緩めることで、側弯も解消されていきますが、又踊りだすと痛みが出てくる場合は、整体でラインを整えることがオススメです。
あんじゅのバレエ整体は、バレエの解剖学的に診る施術なので、ズレが起きている部分を修正していくのに最適です。
側弯を伴った腰痛は、まず最初に
その後にラインの修正は
バレエ整体でおこなっています。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange