バレエ鍼灸で何故筋肉が緩むのかを知りたくありませんか?
ぎっくり腰やふくらはぎの肉離れ、アキレス腱の治療ではバレエ鍼灸がオススメと何度も話しています。
では何故効果が出るのか?については、治療メソッドにもメニューページにも書いているのですが、そのことをまとめてくれている記事を発見しましたので、ここでシェアしますね。
目次
このバナーに書いているように、バレエ・ダンスをする人、ダンサーのケガや不調に特化した鍼灸治療のことをバレエ鍼灸と名付けました。2008年のことです。新体操やフィギュアスケートで痛めた膝の治療にもこのバレエ鍼灸がとても効果的です。
鍼灸治療は、首肩腰の治療だけでなく、アトピー性皮膚炎、眼精疲労、不妊治療などいろんな分野でおこなわれていて、一般的な接骨院で施術するところもありますが、多くは鍼灸院がおこなっています。鍼灸治療も様々で、電気鍼だけの施術もあれば、伝統的な中国鍼の施術をすることもあります。
鍼も太いタイプ、長いタイプ、細いタイプがあり、それぞれどのタイプをつかうかは施術によって違ったりします。
鍼=痛いと言われる所以は、皮下に入るからなんですが、あんじゅでは「皮下に鍼が入るからこそ引き出せる効果が大きいのです」とお話ししています。
先日、筋膜について別の視点から調べ物をしていたら、こんな記事を見つけたのです。
ふむふむと読み進めでいたら、最後にこんな文章があったのです。下にリンク貼ってあります。
https://m.huffingtonpost.jp/medical-note/mps_b_7524356.html
可能性と書かれているのは、この記事を書かれた医師の先生が鍼治療について、ご自分で施術してエビデンスをしっかり集めいるのではないからでしょう。
でも、鍼灸師なら、筋膜が緩んでいく様子を間近で診ていて実感しているはずです。治療効果の出方は症状によりけりですが、靴下をはくのに下を向けなかったダンサーが、スッと腰を折りたためている、ふくらはぎがパンパンだった方が楽々歩いている。
そして、施術が終わると視界が開けると言う感想も多くいただきます。これも鍼治療の治癒効果の大きさだと痛感しています。
今ではいろんな所でおこなわれていますが、2005年、国家試験前、いろいろ調べてもバレエ鍼灸は出てきませんでした。
だからこそ、2008年にあんじゅを立ち上げてバレエ鍼灸を始めたのですが、では色々あるバレエ鍼灸、何がちがうのか?あんじゅには何ができるのか?です。
あんじゅが施術しているバレエ鍼灸は、鍼灸治療という効果に加えて、院長自身が積み上げてきたバレエのための運動学とバレエの実践、フロアバレエの指導、そして昨年から学び始めたワガノワメソッドの基礎から得た部分が大きな範囲を占めている、というのが大きな違いの1つです。
医療の知識、解剖学の知識があれは(もちろん資格を取った上で)治療はできると思います。
特に解剖学にハマった先生方は解剖学と言う理論からバレエのムーブメントを解き明かそうとしているのは分かります。
でもね、理論と実践は全然違うんですよね。
それはどのダンスでも、実際に踊っている人なら感じることだと思います。
それともう一つは、お灸の効果。お灸はデリケートな施術なので神経をつかいますが、筋膜や腱や靭帯などにある炎症を抑えるのに大きな効果を発揮してくれるのです。
もちろん合う合わないがあるケースも考えられるますが、ダンスのケガでなかなか治らない、何処行っても変わらないと感じているなら、一度あんじゅにご相談くださいね。
最後にバレエ鍼灸ですごく効果が出ている症例をご紹介しておきます。
そして、同じ踊るものとして、踊ることをやめたくない、その気持ちを痛感するからこそ診えるものもあります。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange