踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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これを続けていると踊りづらくなる2つのこと

コロナ禍で次々中止、延期されていたバレエコンクールですが、再び開催されています。そんな中、トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】にきているジュニアのお母さまから、嬉しい報告をいただきました。

NBAジュニアバレエコンクール所沢は、何と3-1で入賞しました。ありがとうございます!娘のバレエに対する意識も変わり、先生から教えていただいた重心や姿勢も、自分から色々探したりするようになりました。Mさんのお母さまより


これまでのがんばりが評価されたMちゃん。

最初来院した時は、どうしても長座で骨盤が経たず、左右開脚でお腹がでてしまうので前屈すると、背中が丸くなってしまう姿勢でした。

他のジュニア同様、股関節の可動域は充分なのに、骨盤が立たない。

そのため、脚の力で踏ん張って踊ってしまっていました。

骨盤が立たない状態で、プロのダンサーが踊るヴァリエーションを踊るのですから、どうしても脚の力に頼らざる得ません。

結果もっと軽く踊りたいのに重くなる、ジャンプの着地音が大きいなど、小学3年生から5年生によく見られるもったいない部分がありました。

股関節の可動域が充分あったとしても、骨盤が立っていなければ、床をしっかり踏むことができません。ターンアウトアップでは、骨盤を立たせるために必要な筋力、同時に強い体幹を育てるためのサポートを行っているのです。

どんなにヴァリエーションの練習をしたとしても、元々の姿勢が保てなければ成果につながらないからです。

2014年にこのメニューが始まってから、来院するジュニアに合わせていろいろなエクササイズをおこなってきましたが、土台はほぼ同じです。

・骨盤を立てること
・腕と体幹をつなげること

今のジュニアは、ひと世代前と比べると格段に股関節の可動域は高くなっています。けれどそれが活かされないのは、この2つができていないからです。

踊りたいのにうまくいかない時、何が起きているかと言うと

多くの人は力をいれて踊れている

んです。

その典型例はこれ

足のゆびを丸めた状態でピケをする
バットマンで脚を高くあげようと膝から上を力いっぱい放り投げる

これをやり続けているとどんどん踊りづらくなっていきます。何故なら、この状態では骨盤が落ちたまま、体幹と腕はつながっていないまま、脚だけで動いているからです。

脚だけでも踊れるには踊れますが、おおよそ小学3年生くらいまでで、カラダの成長にそってドンドン踊りづらくなっていく。そのため、更に力をいれてしまう…の悪循環になっていくのです。

その状態で来院するジュニアはほとんどが、長座でしっかり腰を立てていられません。3,4歳からバレエを続けているのにです。そしてその状態でヴァリエーションを踊っているのです。

骨盤が立っていないのに大人のダンサーと同じように踊ろうとすると、カラダには無理な力がはいります。その結果、成長期のどこかで骨や関節に悪い影響が出てしまうことも起きるのです。遺伝性はないのに側弯になってしまった、膝のラインが極端に変わってしまった、そのようなケースを診ているからこそ、『骨盤を立たせること』が急務だと伝えています。

骨盤が立つこと、腕と体幹が繋がってくること、この2つが改善されてくると、一人ひとりがもっている股関節の可動域や手脚の長さが活かされていきます。

骨盤を立てる、バレエがうまくなる基本、バレエ治療院あんじゅ

O脚タイプ、反張膝で膝が入りやすいタイプ、内足タイプなど一人ひとりのカラダには違いがありますが、骨盤が立ち、体幹がしっかりしてくれば、確実に踊りやすくなってきます。そうなるとアラベスクやアティチュードのラインがぐっとバレエらしくなり、ピルエットやアティチュードターンも周りやすくなります。

コンクールシートで膝を伸ばしましょう、基本を見直しましょうと言われてしまったと悩んでるなら今がチャンス。まず骨盤を立っているのかをしっかり見直すことが優先です。

【ターンアウトアップ】であんじゅがサポートしています。

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