昨年、いろいろ考えて、またコンクールに挑戦しようと頑張ってきたSさんから嬉しいお知らせをいただきました。
『市川先生こんにちはSです。
今回の東京新聞コンクールで五位入賞いたしました。沢山のご指導ありがとうございました。決戦は『◎◎で』ジゼルになりきれました!本当に有難うございました。』
『市川先生
この度、先生のご指導のもと大変有難い賞を戴く事ができました。予選を終え、先生のアドバイスで改めて気づき踊りやすくなったようでした。本当に感謝致しております。有難うございます。また、お伺いさせて戴きます。』
コンクールには規模の大小がありますが、全てバレリーナになるためのものではありません。これまでレッスンしてきた成果をバレエの専門家である先生方に観てもらう機会。
でも、沢山の審査員の先生がいたり沢山の参加者がいると、だんだん一生懸命になりすぎてしまって、本来の作品を踊る、という目的が薄らいでしまうことも多々あります。
プロが参加するコンクールを観たことがありますが、昇進がかかっているだけあって、その緊張感は半端ではありませんでした。プロだって緊張するようなコンクールの場。そのような空間で自分を律して踊りを披露するのは並大抵のことではありません。
どうしても力が入って、ポワントの足がトントンとなったり、軸がぐらついたり、回転がうまくいかなかったり、、、
涙をする生徒さんも沢山いますよね。
どうしたって力が入りやすい緊張の瞬間を、踊りの時間に変えるための魔法の言葉を彼女には伝授しました。
『◎◎』はフランス語のet un
音取りの合い言葉です
です。
出のタイミング、音取りのタイミングはとても大切だからです。
これは前にも伝えていたのですが、やっぱり予選は緊張したのですね。でも、本選では思い出して、ジゼルになれたそうです。
五位受賞、本当におめでとうです。
そして、それ以上に『ジゼルになりきれました!』この言葉がとても嬉しかった。
踊る場はコンクールですが、作品を踊るせっかくの機会なんですもの。
いろんな目的をもってコンクールで頑張りたい、そういうジュニアをあんじゅはこれからもサポートしていきます。
>>>電話:090-9362-0080