バレエ整体がリニューアルしてから、このメニューを選択する方が増えています。
捻挫や膝痛、筋膜性腰痛など、炎症があるケースではバレエ鍼灸になるのですが、定期的なメンテナンスやケガから踊りに戻るための調整などは、こちらのバレエ整体がオススメです。
今回、メールでいただいた感想も併せて、バレエ整体・ドローインプラスがどんな効果を引き出せるのか、ご紹介していきます。
【Contents】
リニューアルしたバレエ整体・ドローインプラスが引き出す効果とは
2020年バレエ整体の内容をリニューアルしました。自粛期間にいろいろ試していたことがきっかけになっているのですが、土台はバレエの解剖学です。
ただ、筋肉の名前や骨の名前などはほとんど使わないのもこの整体の特徴です。プロのダンサーやバレエの先生が受けている時にはそういう内容の話もしますが、基本は同じように名称を使いません。
と言うのも、外旋6筋と名前を出しただけで、踊っている人の意識は、殿部に集中してしまうからです。けれど、実際踊る時には、外旋6筋ばかりに意識がいっていたら固まってしまうことが少なくないからです。
先日ちょうどある動画を見ていて似たような場面を見つけたのでシェアします。
コンクールで踊るヴァリエーションを練習している場面なのですが、所属している学校でのリハーサルで、回転するときのつま先を指摘され続けた生徒さん。
自分では一生懸命つま先を伸ばしているはずなのに、どうしてもそれが実際の踊りに反映されていない。とうとう先生から次の参加演目に移りましょう、と古典作品の練習を打ち切られてしまいました…こういう場面はプロフェッショナル度が高いところではよくあるシーンです。
その後、実際のコンクールで同じヴァリエーションを指導してもらっている場面が下。つま先という言葉ではなく、「回転は空に向かって少し渦を巻くように」とかのエトワール、モニク・ルディエールさんにアドバイスをもらった後、彼女の踊りに大きな変化が生まれたのです。(写真にリンクを貼っておきます)
先生方の言いたいことは同じなのです。そしてどちらの先生も間違ったことを言っているのではありません。ただ、表現の仕方が違うのです。
もちろん、つま先の訓練は必要で、普段の基礎訓練では厳しく伸ばすように指導されるのが普通です。ただ、実際の踊りの場面では、つま先ばかりに意識がいきすぎることで、逆にカラダ全体が固くなってしまうことも起きる、と言うことなのです。
あんじゅが求めているのは、
一人ひとりのカラダ全体へのイメージを踊りやすい方向へもっていくこと
これと同じです。
特にカラダがまだできあがっていない10代のジュニアや成長した後にバレエを始めた大人の方には、ボディーイメージを描くことは、ある意味難しいと言えます。
けれど、レッスンやリハーサルでは「お腹引っ込める」「肩下げる」「膝伸ばす」「つま先伸ばす」とカラダのパーツの指摘が多いです。
これはバレエにとって必要な要素で、大切なことなのですが、そればかりに意識がいくとカラダが縮こまってしまいやすいのが、また人のカラダの仕組みなのです。
バレエ整体では、縮こまりやすいカラダを解放し、踊りやすいボディーイメージを描いてもらうことで、今現在のカラダのラインを整えていきます。
そうすることで
腕をあげても肩はあがらない
背中がすくっとして腰が立つ
足の三点で踏みやすい
状態になっていきます。
これは実際に目の前で診ていると本当に変わっていくので、施術する側も驚くことがあるのですが、カラダと脳は、本当に密接につながっているのだと実感してます。
そして、ホルモンバランスが崩れるとどうしても腰に症状が出るタイプのNさん。いつもはバレエ鍼灸で施術していますが、症状がとても落ち着いてきているので、初めてバレエ整体を受けたのです。
彼女の感想から、上で書いた「バレエ整体・ドローインプラスが引き出せる効果」の一端を見ていただけると思うので、ご紹介しますね。
今日はありがとうございました。施術の後、午後から2クラスに参加しましたが、整体の効果が持続して、いつもよりも楽にできました。いつもは比較的早く脚とかお尻の辺りが固まってしまってました。また自分では気がつかなかったのですが顎が下がっていたことがわかりました。なるべく顎が下がらないように注意してやってたら抜けていく感じがしました。次回も痛いところがなければ今日と同じ整体をお願いしたいです。早く身体に馴染む様に出来たらいいです。N・Wさん
Nさんが言ってくれているように、「いつもは、比較的早く固まってしまうカラダが、この整体を受けた後だったので、楽にレッスンできた」
これなんです。
新しいバレエ整体・ドローインプラスは、効果が比較的に長くもつ、これは決して過大に言っているのではないんです。実際に、受けた方の感想から分かってもらえればと思います。
他にもこの整体で楽になった~という喜びの声が集まっているので、これからも紹介していきますね。
ドローインエクササイズの効果を引き出すバレエ整体で、踊るカラダ目覚めさせる、あんじゅがサポートします!
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange