あんじゅでは、2000年にバレエ整体をバレエ整体・ドローインプラスに替えました。
バレエ整体は、もともと痛みはないんだけれど、動きづらいカラダのラインを整える目的で始めたのですが、どちらかと言うと玄人さん向けの内容で、ダンサーさんや先生方に好評でした。
けれど、股関節周りや肩周りが硬い、うまく動きづらいと悩んでいる人の方が実は多いんですよね…
そんなバレエ 再開組のAさんからの感想をアップします。
そんな時に閃いたのがこのドローインテクニックです。
関節周りが固まっているタイプは、どちらかと言うと「運動神経より」のカラダの使い方をしているんです。
カラダを動かすのはもちろん運動神経なんですが、実は運動神経メインの動きは、難しい言葉で言うと「粗雑運動」と分類されます。
簡単に言うと「大雑把な動き」
バレエやダンスでも「大きな動き」は求められれるけれど、それ以上に大切なのはカラダの各部位をコントロールすること。
カラダをコントロールすることは運動神経ではなく「感覚神経」の役割が大きい
のです。
これは、バレエの解剖学講座で先生方にお話ししている内容です。
頭では先生の指示通り動いているつもりなのに、なぜ先生の指示通りに足がでないのか?の背景には、カラダを動かす神経的な仕組みが関係しているんです。
一日のうちの大半でバレエ・ダンスのための姿勢をとれている人は、プロフェッショナルにほぼ限られます。
ほとんどの人は、レッスンやリハーサルがあっても日常生活の時間の方が多い。
その落差を埋めるのに、呼吸がとても役に立つのです。
けれど、息を吸ってはくと言うシンプルな呼吸もいざ意識してするとなると、なかなか難しい。
呼吸の仕組みや呼吸に関係する筋肉や骨って?と聞かれても難しいですよね。
この呼吸の仕組みを土台に皮膚感覚を目覚めさせるタッチングなどを入れたらと閃いたのです。
もともとのバレエ整体でも強く揉む施術ではなく、タッチングやリリーステクニックがメインだったからです。
それから2年ほど。
ほんと、このドローイン整体に変更して、ほんとによかったと思います。
この整体、小学生低学年(3年生くらい)〜大人バレエ の方まで、もちろんプロフェッショナルも含め、どのジャンルのダンスにも幅広く対応できています。
怪我明けの方、踊りを再開した方、どうしてもカラダに力が抜けない方、スルッと抜ける感覚、足裏がぺったりつく感覚、背筋が伸びてるのにきつくない感覚を体感してください〜
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange