踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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O脚を直すために大切なこと

3、4歳からバレエをつづけていても、早い子で、10歳〜11歳、遅くても13、4歳で伸び悩みが出てきます。

例えば、コンクールの評価シートで、つま先が伸びていない、膝が伸びきらない、アンドゥオールができていないと指摘される、とか、ディヴェロペやアラベスクをすると股関節や腰が痛くなるなど。

又、せっかくコンクールで賞を取ったのにその後直ぐケガをするなど。

そのようなジュニアを診ると、股関節、膝関節、足首の関節に必ずと言っていいほど、捻れがあります。そしてその状態で踊っているのです。

治療では、炎症がある部分や筋肉の組織が硬くなっているところを中心にバレエのラインを取り戻せるように治療しますが、傷は治っても、捻れや歪みをそのままにしていると、結果、また同じところを痛める結果になる。

そのため、いつも「関節を揃えて、歪みや捻れをなくして立つこと』を伝えています。

O脚タイプに診られる特徴とは

内側と外側のくるぶしをしっかり平行にたてて、ポジションに立てていない

ことです。

そして、このタイプにO脚で悩んでいる人が少なくないのです。

くるぶしは、膝下の骨、脛骨と腓骨の末端なのですが、この二つには高さに差があります。

O脚矯正、足首
外側のくるぶしの方が
低い位置にあるのが
見て分かります

外側の骨である腓骨の終わり=外くるぶしと、内側にある脛骨の終わり=内くるぶしの高さは一緒ではなく、外くるぶしの方が下に位置しているため、どうしても重心が外に流れやすい。

この高さに差があるからこそ、足首が回るのですが、この構造が、足首が安定しない原因にもなってしまうのです。

高さに差があるけれど、差がないようにしっかり引き上げて立てるようになればいいのですが、1番、5番のポジションにするとき、足部や脚だけで、締めて固めて立ってしまうことが少なくない。

けれど、そうやって踏ん張って形だけ、脚を開いているように見せていても、結局関節に捻れが残ったままだと、きちんとしたアンドゥオールにはならない。

そして、O脚を加速させる要因にもなります。

不安定な足部で立って膝を伸ばそうととするため、膝押しが加速して、脚全体が外後方に流れてしまう。

これがO脚を加速させる原因となるのです。

膝押し立ち。O脚になる原因のひとつ。ターンアウトがしにくくなる原因でもあります。
左の方が外くるぶしを後ろにながしているのがみてとれます

10歳前のジュニアはまだまだ筋肉も柔らかく、対応性があるので、ごまかして立っていてもなんとなくできてしまうし、外から見ても、できているように見えてしまうことがあります。

けれど、お尻をモゴモゴ動かしてポジションを作っていたり、踵をずらして立つ、踊るクセが直らないまま成長すると、レッスンそのものが太ももやふくらはぎの筋トレとなって、O脚をつくってしまうだけでなく、中高生になると太くて丸い脚になります。

更に、揃ったくるぶしで立っていない状態でポワントをはくと、ボックスで安定しないため力を入れて立つことを覚えてしまいます。

そうすると、少し難しい振りを踊るようになると更に力で押して立つクセが加速し、本来持っていないはずの三角骨ができ、骨折になってしまったりするケースになるのです。

こうなってしまうと、どんなに訓練を積んでも、上級のテクニックに行き着けないことがほとんど。

どうしても5番に入れたい気持ちは、同じくバレエをやっているものだからこそ、すごく理解できます。けれど、捻って立って踊っていても、結局は、バレエのラインを育てることにはつながりません。

ターンアウトアップでは、『きちんと立てる、踏めるカラダ』のための見直しをしています。それが、バレエ本来の美しいラインを作っていく土台になるのです。

O脚改善については、こちらからお問い合わせください。

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【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)

バレエ治療院あんじゅ院長

○毎月一回フロアバレエクラス開催中

カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~

○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』

○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)