今年初めらからバレエのジュニアのカラダづくりメニュー【ターンアウトアップ】を受けてきたMちゃん。小学生ながら、コツコツと自分のカラダを変えていくためのエクササイズに取り組んでいました。そのがんばりが、嬉しい結果に繋がりました。
2019年チャリティーバレエコンクール プレコンクールAで銅賞をいただいたそうです。おめでとう!!
最初のうちは、開脚も自分のカラダをどうコントロールしていくのかがつかみにくかったようですが、時間がかかってもいいのです。コツコツと続けていく先に、踊れて楽しい!が見えてくるのです。
ジュニアなので、結果につながらない時にはどうしても気持ちもダウンしがちなのですが、トレーニングでは、カラダの感覚を掴んでいく過程はしっかり診えていました。これまでのコツコツが実っての今回の結果。
先日のトレーニングでは、手と体幹がもっとつながってくると、ターンアウトもしやすい、と言う感覚が育ってきているのが診えました。これから、カラダはどんどん成長していくので、時にはバランスを崩したりということも起きるのが、ジュニアの女子。
けれど、カラダが変わっても、ここで支えると安定するという感覚を掴んでいると迷いが減ってくるのです。来年のコンクールを目指している彼女をこれからもサポートしていきます。
あんじゅでは、開脚やターンアウト、膝の伸びやつま先で悩んでいるバレエジュニアのサポートを行っています。まず大切なのは、脚だけで開くのではなくターンアウトしやすくなる姿勢を育てること、です。
膝は上から押さなくても伸びます
つま先を固めないでも甲はでます
お尻をガチガチにしなくてもターンアウトはできます
多くのジュニアが『つま先は固めてでも趾を伸ばさなくてはいけない』と思い込んでいます。
その思い込みが逆に膝を固めされる原因になっていることを指導者の先生方には気づいてほしいと思います。
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【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
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▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。