仙腸関節痛について、紹介しています。その前の記事で、とっさの時の対処を少し書きました。
今回は、仙腸関節痛の治療について紹介します。
一般の治療院と違いバレエ・ダンスの専門治療院であるあんじゅではどう対応しているかを紹介します。
・炎症を抑える
・筋膜・筋肉の硬さをとる
・スムースに動きを出せるように調整する
1つずつ詳しく解説します。
○仙腸関節を含め、炎症のでている部分にお灸と鍼をおこないます
-特にお灸の効果は高く、ロキソニンテープを貼るよりも楽になっていきます
○仙骨・骨盤・大腿部・腰部を含め筋膜や筋肉が硬くなっている部分を鍼で緩めていきます
-あんじゅでは鍼+血流をアップさせるのに効果大の温熱療法も加え、硬くなっている筋肉を緩めていきます。
○マニュピレーションを加え、スムーズに関節が動かせるように整えていきます
-炎症の度合いにも寄りますが、炎症が収まって筋肉が緩んでくると関節の動きも滑らかになっていきます。
(参考 治療メソッド)
これらの治療は、バレエの解剖学と運動学が土台となっているので、軽傷の場合であれば一回で収まることも少なくありません。
ぶり返す仙腸関節痛のケースは、少し様子を診る必要も出てきますが、治療をしっかり受けることで、痛みはなくなり踊りに戻っていけます。
仙腸関節痛の解剖から痛みの分析、治療を診てきました。
大切なのは,最初の痛みを見逃さないこと。そして簡単にできる対処をおこないアライメントを見直すことです。
それでも、治らない痛み(これがかなり多いのですが)は、しっかり治療をおこなうことが大切です。
腰の後ろが痛い、ずっと治らない、それは仙腸関節痛かもしれません。
さて、実は、繰り返す仙腸関節痛にもう一つの要因があることが最近見えてきました。
それは、骨盤とは違う意外な箇所が関係していたのです。
仙腸関節痛の最後に、それを取り上げます。
>>>電話:090-9362-0080
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange