踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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バレエダンスの腰痛 Ⅱ 仙腸関節痛はなぜおきる?

では、
何故、バレエやダンスにおいて仙腸関節痛が起きるのでしょうか?

仙腸関節痛の考えられる原因

・ターンアウトの間違い
・オーバーユース

バレエ治療10年の臨床で、この二つに集約されると痛感しています。

ターンアウトの間違い

バレエにおいて股関節から脚を外旋させる=ターンアウトは我々日本人にとって本当に難しい。しっかり引き上げて股関節(ヒップソケット)から脚を外旋させていれば、それほど仙腸関節に負担はかかりませんが、それがうまくいかない時に、仙骨に負担がかかってしまいやすいのです。

では、海外のジュニアやプロのダンサーなら簡単にできるのか?というと、そうでないケースもあり、ジュニアのうちは5番ポジションではしっかりターンアウトしているのに、パのつなぎだったり、走って下手、上手へ移動するときなどを診ていおると、脚が縦になっている人は少なからず見られます。

オーバーユース

プロのダンサーでも仙腸関節痛をおこすことはあります。例えばディヴェロペでスクエアが安定していれば、骨盤は安定した状態で必要な角度を保てるのですが、リハーサルが続いていたり、他の公演も重なっていたりすると、どうしてもコントロールが効かなくなってきて、腰にのっかってしまいやすくなってしまいます。

その時負担がかかりやすいのが股関節とこの仙腸関節なのです。


ターンアウトの間違いがみられるケースとは


人間のカラダはバレエを踊るようにできるいるわけではないため、全てのパを脚を外旋してできるようになるには長〜い訓練が必要だ、ということなのですが、その過程で起きやすいのが、このような状態です。

・無理にお尻に力を入れてポジションに立つ
・仙骨を立てようとして、骨盤ごと動かしている
・プリエをする度に、お尻が出ないように腰回りに力をいれる
・スクエアをキープする代わりに上半身を固めてアンシェヌマンをこなしている

オーバーユースが考えられるケースとは
トッププロであっても、又、バレエ教師でも、カラダのコントロールをキープできなくなる場合もあります。

ホルモンバランスの乱れや、長時間の移動、又、特に最近多い、多方面に動くコンテンポラリー作品などの影響もあります。

プロの場合、仙腸関節に痛みが出ている時、柔軟なカラダだからこそ、他の箇所にひずみがでていたりします。

・骨盤・トルソーの歪み
・一過性の側弯
・大転子の落下
・膝と足首の捻れ


仙腸関節痛を伴う腰痛になったケースでは、上のような状態が多くみられます。

では、バレエダンスでの仙腸関節痛、どうやって治療するか?に移ります。

>>バレエ・ダンスの仙腸関節痛 Ⅰ 仙腸関節痛とは

>>バレエ・ダンスの仙腸関節痛 Ⅱ 何故起きる?

>>バレエ・ダンスの仙腸関節痛 Ⅲ 痛い時の対処方

>>バレエ・ダンスの仙腸関節痛 Ⅳ その治療と復帰

>>バレエ・ダンスの仙腸関節痛 Ⅴ 意外な原因


【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
インスタグラム ballet.ange  

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