タイトルにあるようにヘルニアで腰が痛い方、腰痛がなかなか直らない方は参考にしてくださいね。
2年間ハムストリングスが痛いのが治らないので、MRIを撮ってみたところヘルニアが見つかったんです。
4番と5番の間でした。それほど大きなものではないとは言われているんですが、どうしてもハムストリングスが痛くて前屈ができないし、足も上げにくいんです。
とご連絡があったのがKさんでした。
以前からも腰が痛いと言う事はあったそうですが、ハムストリングスが伸びにくくなって、痛みが続くようになったのは2年前の発表会の頃だそうです。
これは、バレエダンス、専門治療院あんじゅとして見る大切なポイントになります、
発表会となると、普段のお稽古が増えてリハーサルが続きます。それは=カラダへの負担が増えると言うことだからです。
ただ発表会が終わっても腰が痛いのとハムストリングスの痛みが治らない。
これはヘルニアがあって痛みを引き起こしている可能性は大いにあるので、あんじゅとしてもしっかり診ていきます。
1番わかりやすいチェックは足を90度以上上げていくこと。
SLRと呼ばれるテストです。
上の写真はストレッチですが、これと似ています。
このテストで確認したところ、「あれ痛くない伸びます」と言う感想になりました。
ヘルニアが原因の腰痛ということであれば90度近くなってくると、もうビリビリしびれてこれ以上は無理ですと言う反応になります。
Kさんの反応は違いますよね。
つまり、バレエダンス、専門治療院あんじゅとしての診立てはヘルニアはあるかもしれないけれど、腰とハムストリングスが痛いのは他に原因があるであろうです。
この他にあるかもしれない腰痛・ハムストリングス痛の要因をバレエ・ダンス的に探していくのがあんじゅの診方です。
そこでKさんの関節の可動域や動きをしっかりチェックしてみると、原因はヘルニアではないところにありました。
それは
トルソー(胸郭)の落下
です。
教師をしているKさんは生徒さんに対する時にかがむ姿勢が多いそうです。
かがむときに肋骨が落ちる
↓
後の背骨(胸椎から上部の腰椎)が丸くなる
↓
その姿勢が続くことで腰の筋肉やハムストリングスはより筋緊張が高くなる
+
発表会のリハーサルやレッスン増の負担も加わった
このような過程が考えられます。
Kさんのようなケースは非常に多く見られます、
痛みがあるのが腰やハムストリングスでも、痛みを引き起こしている。大元の原因は別のところにある。
Kさんの筋肉はそこまで固まってはいませんでした。そして炎症もなかったので、バレエ整体で施術を行いました。
股関節が柔らかくなり、膝のお皿が上がりやすくなり、膝と足首のねじれが取れてくると、肋骨の下にはまっている体幹の筋肉が少しずつ働き出して、90度以上上げても痛くないし、最後には長座前屈で「伸びます~」と言う状態まで仕上がりました。
Kさんのように長年の腰が痛い…
ハムストリングスがつっぱって前屈ができない…
という方
ヘルニアがあって腰が痛いのが治らないけれど踊り続けたい…という方
原因は別のところにある可能性があります。
一度、バレエ・ダンス専門治療院あんじゅへご相談くださいね。
ヘルニアについての外の記事はこちらを参考にしてください