この春、コンクールに参加したジュニア達の様子を少しシェアします。
コンクールというと、どうしても「入賞できたかどうか」に目がいきやすいですよね。
あんじゅがバレエ治療院として、大切にしているのは、ジュニアがコンクールに向かっていくその過程です。
あんじゅでコンクールサポートをする時、こんなことをおこなっています。
コンクールレッスンは週一回二回とあります。その中で出た課題、実はジュニア一人で解決できるか?というと本音のところは「もやもやしている」ことがほとんどです。
何故か?というと、自分では「先生に言われたポイントをやっているつもり」だから。
なので、あんじゅでは、コンクールサポートでは毎回これをやっています。
ヒアリング
です。
このコンクールに出ると決めた時に「何を目標にしてるの?」から始まり、コンクールレッスンが進んでいく過程で、「先生から何を直してと言われた?」まで、毎回ヒアリングからスタートします。
多くの場合、ジュニアの目標は分類するとこの二つになります。
一つは、テクニック系。例えば「ピルエット」「アラベスク」など。
もうひとつは、「入賞したい」というばくぜんとした希望です。
入賞するには、それこそいろんなポイントをチェックされ、今の学年でこれなら◎という基準が厳然とあるんですが、ジュニアはその厳しさを知らないことが多いので、やっぱり入賞したいな~と思うんです。
あんじゅでは、そういうジュニアの希望や、達成したいテクニックをホワイトボードを使って一緒に分解していきます。
たとえば、ピルエットならプレパラシオン、アラベスクならその前の重心移動などなど。。。
他には、入賞したいなら、審査員は何を見ているのか(これは極秘ポイントです)だから、そのために今何が必要なのか?などにブレイクダウンします。
そうやって、「今の自分に必要なこと」を見える形にしていきます。
ジュニア自身が「なあんだ、だからここが必要なんだ」と分かると、次にやることがただの練習じゃなくなってきて、目の色が変わってくるんです。
そこで初めて、必要なエクササイズに落とし込んでいきます。
バリエーションの練習はお稽古場でやっています。
なので、あんじゅでは課題を整理して、何をどう変えていけばいいかを見える可してサポートしてるんです。
ジュニアの場合、お教室の先生の指摘を分解して練習するのは難しいです。
なので、大抵はうまくいかないと、ただ技の練習を繰り返してしまうパターンになりやすい。
テクニックがなんで決まらないの?のポイントを整理して「今やること」をはっきりさせる
これが、あんじゅのコンクールサポートでいつも行っていることです。
こうやって分解して一緒にステップを上ってきたジュニアは、終わった後の反応にも変化が出るんですね。
入賞してもしなくても「次はここが課題なんだ」と自分で気づいたり「あ、これがまだできていなかったんだ」と分かって次のコンクールに向かう姿勢が変わるんです。
目標を一緒に分解する、これが大切だと感じています。
コンクール参加で見えてくるこの姿勢が次のステップアップにつながります
学年が上がると、年上のお姉さん達と一緒のグループで踊るので、なかなか成果も出ない場合があります。
順位がつくのがコンクールだれど、審査員の先生方からフィードバックがもらえること、これが新しい刺激になります。
そのシートのフィードバックもホワイトボードで分解しています。
レッスンでもそれぞれの先生から沢山注意はもらっているんですが、自分が一生懸命練習してきたバリエーションそのものの評価をもらうことで、ジュニア自身のやる気をさらにアップさせる。
コンクール参加にはこんな一面があります。
あんじゅも、ますますこれからコンクールサポート頑張っていきたいと気持ちがアップしました。
【専門領域】
解剖学的な知識に留まらず「アンシェヌマンで動きやすい身体感覚を統合する独自アプローチ」を専門としています。大人リーナやカラダの硬いジュニアの「一生懸命なのに動きにくい」の背景から分析して施術。日仏露独のカンパニーダンサーから、ジュニア、大人まで幅広い臨床歴があります。
