解剖学たのしかったです。こういうのが知りたいとずっと思っていて、子供のころから本とか分かろうとして読んでたし、勉強もしたけれど、バレエの動きとつながらなかったんです。
来て良かった~今度は先生のアスティエのクラスもうけてみたいです。ダンスインストラクターHさま
バレエの解剖学を知りたいと、西は九州からいらしたHさま。
子供のころから解剖学に興味があって本を読んでいたそうです。けれど、先生の教えと本の内容がつながらなかった・・・
インストラクターHさんの疑問とは
何故膝は横を向くのかしら
何故もっと集めなさいと言われるのかしら
何故足指で床を掴んでと言われるのか
自分自身のカラダでやりやすいことと、そうでないことがあって悩むこともあったそうです。
私自身も経験していますが、一昔前の稽古場では、今のようにカラダの場所や使い方を具体的に指示するようなレッスンはとても少なかった。
先生の教えを聞いて先生の動くのをみてそれをまねる。けれどそれが直ぐできない。。。何故出来ないのか悩んでレッスンの後、自主練をして掴んでいこうとして。。。
解剖学的なアプローチからレッスンをつくる先生が少しずつ増えたのは2000年代近くになってから。
お尻はここ、骨盤のここを意識して使うのよ、と教えてもらうと、具体的に自分のカラダに置き換えられやすいので、踊りのラインが変わっていきやすいのです。
海外に出て踊っていたダンサー達が日本に戻ってきて教えをするようになってから、この傾向が増えてきたと感じています。私に解剖学の目を開かせてくれたのも、イギリスでRADを勉強されてきたゆに先生です。
ただ、このような傾向にある今でも、『解剖学的アプローチ』に懐疑的な先生もいるのが日本の現状。
けれど、ここ最近のバレエレッスンにみられる傾向は、10年前とは劇的に変わっています。
子供の骨格の変化、10歳前後でコンクールに何度も参加する流れ。大人でバレエを再開する人や、初めて大人になってバレエに取り組む人の増加。
バレエを習う環境も、以前のお稽古場のような場所から、スポーツクラブやヒップホップ系のダンススクールなどに広がり、クラシックバレエに取り組む人の層がドンドン広がっているのです。
私自身も、パリとロンドンでレッスンを受けた経験があるので分かりますが、子供が習う環境は海外でも変わりません。
けれど、日本のように子供から大人まで世代を越えてレッスンをする国は他にはないと思います。
ニューヨークで大人のバレエが増えきて定着しているという状況は耳にしていますが、やはり日本の比ではないようです。
クラスによっては、高校生から60代まで一緒にレッスンを受けるところもある。
それこそ、カラダの状態がバラバラな生徒がクラスにいる、そういう今の日本の環境において、誰にでも伝わる共通の言語として、カラダの仕組みである『解剖学』を押さえておくことは、今後ますます必要とされてくると痛感しています。
解剖学と言っても、『バレエアナトミー』は、ついている先生方の教えと違うことを伝える講座ではありません。
筋肉や骨の名前や場所を知るだけでなく、カラダが動く仕組みを脳神経や感覚神経からみていくなど、バレエというムーブメントを総合的な解剖学から見直してみるワークショップです。
すると、何故、膝は横と言われていたのか、集めるとは、床を踏む感覚をどう伝えればいいのかが見えてくるのです。それは=先生方の新たな視点になっていきます。
講座の中で良く聞かれるのが、『なんだ~そうだったの!!だから、(習ってきた)先生はそう言っていたのね!!!!』の言葉。
これは、自分のカラダで分かっていることが、理論としても腑に落ちた瞬間。だから参加している先生方が面白いと感じるのです。
カラダってどうなっているの?どうすれば伝わりやすくなるの?と思っているバレエの先生と生徒さんをつなぐ講座。それがバレエの解剖学講座、バレエアナトミーです。
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【院長プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
○毎月一回フロアバレエクラス開催中
カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~
○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)