『鍼は、すごいですよね』とMさんから言われたので、『何がすごかったの?』と聞いてみました。
『いや、ほんとにころっとゆるまるのよね。マッサージやストレッチをしたりしてもどうにも伸びないのに、ほっこりした後、すごく伸びるんですよ』だそうです。
こちらはMさんの個人的な感想ですが、実はその裏には根拠があります。
簡単に言うと東洋医学4000年の歴史?ではありません。
もちろん、鍼灸にはそれだけの歴史はありますが、戦後たくさんの科学的研究がなされ、鍼を打った後に筋肉の血流が劇的に改善されるという結果報告が上がっているのです。
その内容を受けて、WHO世界保健機構でも、鍼灸治療にについて言及しており、アメリカ、カナダ、オーストリアでは医療の一部として病院で取り入れられているケースがが多いのです。
日本では個人の治療院形式が少なくありませんが、その効果自体は、世界的に認められています。
バレエ鍼灸は、バレエのケガで苦しんだ院長自らの体験と解剖学への研鑽が土台になった鍼灸スペースあんじゅオリジナルの鍼灸治療です。
と言っても、ベースには、伝統医学研修センターの内臓疾患を治す鍼灸治療があります。
組織が傷ついた時におこる炎症を取り除く、血流を失ってカチコチに硬くなった筋肉を緩めるのには、最適の治療法が鍼灸だと考えています。
その手法に院長が25年来追求する研究してきたバレエの解剖学的視点が加わっています。
今年開業10周年、夏にはオフになったダンサーが海外からもやってくる治療院になりました。
ダンサーのカラダは、ヴァイオリンと同じように、使い続けていることがとても大切です。
ケガのためにキャリアを中断させないように、痛みをそのままにしないで適切な治療を受けることが大切です。
バレエ治療院あんじゅは、悩んでいる方の舞台への復帰をサポートしています。
投稿者プロフィール
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市川淑宥子(ようこ)バレエ治療院あんじゅ院長
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一般社団法人日本バレエワークアウト協会理事
バレエ解剖学講師/バー・アスティエ講師
2008年にこれまでになかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をバレエ鍼灸と命名、バレエ治療院あんじゅを四ッ谷にオープン。以来、国内外のダンサーの治療に当たる。
2013年NPO法人バー・アスティエ協会の講師資格を取得、2014年以降バレエの解剖学運動学に基づいたトレーニングメニューやフロアバレエクラスをスタート。
2019年『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』を出版し、バレエ・ダンス・表現スポーツに欠かせない開脚エクササイズを紹介している。