踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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ジュニアのカラダの成長を乗り越えるために大切なこと

自粛が明けてレッスン、コンクールも再開された今、再びコンクールへの参加に熱がこもっているようです。先日いらしたバレエの先生から、とあるプレコンで「軸もグラグラなのにヴァリエーションを踊っている子供達が怖かった」というお話しを伺い、バレエ治療院の院長としても心配をしています。

と言うのも、バレエのプレコンクールに参加して楽しかった~と言うことと、バレエのカラダづくりは少し違うからなのです。

今回は、ターンアウトアップを受講しているバレエのジュニアの受賞お知らせと併せて、「カラダの成長期に欠かせないカラダづくり」について書いていきます。

※編集ミスが見つかり、非公開設定していましたが、修正が終わりましたので、掲載します~

【Contents】

コンクール受賞のお知らせをいただきました

成長期のカラダの変わり目を乗りこえる要素とは

骨盤が立った状態での開脚、バレエ治療院あんじゅ

コンクール受賞のお知らせをいただきました

自粛中もオンラインレッスン、自主トレとがんばってきたジュニアから、コンクールでの受賞お知らせをいただきました。

コンクール終わりました。

昨日はバレエシューズ部門で7位、今日はトウシューズで優秀賞でした。
先生に教えて頂いた膝伸ばし、骨盤を頑張っていました。気持ちを新たに頑張りました。

また来月もよろしくお願い致します。

Y・Rちゃんのお母さまから

彼女、この半年で身長が伸び、手脚も長くなり、雰囲気もお姉さんのようになってきています。毎回子供の成長とはこういうことなんだと実感させられますが、この成長期はとても大切な時期。刻々と変わるカラダをどうコントロールするかが大切です。

成長期のカラダの変わり目を乗りこえる要素とは

この10年ほど続いているコンクール熱。小学生部門も、熱心な参加者が毎回沢山コンクールに出ています。そして、小学4年~6年生のこの時期は、手脚、身長を含めカラダがドンドン変わっていく成長期と重なっています。

・この間変えたトウシューズがもうきつくなった

・少しタック入れてつめたレオタードだったのに、もうピチピチになってきた

・コンクール用の衣装の丈を直したばっかりなのに、もうきつくて脚も入らなくなった

毎日顔を合わせているので気づきにくいけれど、ジュニアのカラダはドンドン成長していきます。

男子より女子の方がその時期は早め。シューズや衣装はサイズを替えることで乗りきれます。

けれど実際に踊っているカラダ本体はそう簡単にはいきません。

サイズが変わったから、ハイそのカラダで踊りましょう、とはいかないのがカラダなんですね。

例えば、今までコンパクトカー(車)に乗っていたのに、いきなりベンツ級の大きな車体の車を運転するのは大変ですよね。

操作はほとんど変わらないとしても、車幅とか全然ちがいますし、カーブの曲がり方も変わってきます。

ジュニアによっては、一夏でいきなり5cm伸びた、ということもあります。そうなると、今までの感覚で踊ろうと思っても、どうしても踊りづらくなる。徐々に身長が伸び続けているタイプでも同じです、ひと月したら手を伸ばすリーチが変わっている状況で前を同じように踊るのは大変です。

だからこそカラダづくりが大切

な訳です。

けれど、今のジュニアは普通にコンクールに出る子が増えました。コンクールとなると大人のしかもプロのダンサーが踊るヴァリエーションを踊るので、力量的に難しいことをする訳です。体重の軽さで乗り切れる時期のありますが、成長は待ってくれない、その微妙なバランスが崩れた時に、膝や足首、股関節などに痛みがでることが起きてきます。

彼女も気づくとなんだか手が長くなってませんか?身長も伸びてますよね、と成長が目に見えて分かる時期にさしかかり、踊りにぎくしゃくが出始めてきました。

この時やってしまいがちなのが、力で解決しようとすること、です。

本人からすれば同じカラダなのに、何んで上手くいかないの?もっとキレイに回りたい、高く脚をあげたい!と踏ん張ってしまいやすいのです。

変わるカラダでも踊りの感覚を失わない大切なポイント

それが、上の写真です。

何かというと

腰がしっかりと立った開脚ができていること=姿勢

です。

なんだそんなことか?と思わないでくださいね。年齢があがってカラダが硬くなった、という声は沢山のジュニアから聞いています。その原因こそ

開脚、長座にあるんです。

腰を立てなくても、開脚や長座はごまかしてやっているように見せることはできます。

本人も「きついな」「伸びてないな」と思いながら、ストレッチしていることは本当に多いんです。

でも、開脚や長座ですら「腰が立てられないカラダ」を見過ごして踊り続けると、成長の過程でほころびが出てきてしまう。そして、小学生の時は受賞できたけれど、中学生・高校生になったら予選も通らない…という結果になるのです。

大切なので何度でも言います。

「骨盤がしっかりと立っている開脚・スプリッツ・長座ができおるようにしておきましょう」

それは=腰が上がっている

ということ。だからターンアウトがしやすくなるのです。

小学4,5年生で踊りづらくなっているなら、まず開脚から見直しましょう!

あんじゅがサポートしています。

バレエコンクール・留学サポート、バレエジュニアのからだづくり、バレエ治療院あんじゅ

【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)

バレエ治療院あんじゅ院長

○毎月一回フロアバレエクラス開催中

カラダが引き上がって脚が軽くなっていきます。一緒に踊ってみましょう~

○トレーニングメニュー【ターンアウトアップ】と【バレエの解剖学】から開脚の本ができました。
『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』

○踊りやすい、動きやすいカラダについて解剖学の外部講師活動もおこなっています。(活動レポート)