バレエ治療院あんじゅの土台である解剖学とバー・アスティエクラスを合わせたプログラムが皆さんのお教室に伺います。
5歳からずっと踊っている子なのに脚が太い、つま先を伸ばすように言ってもなかなか習得してくれない、大人の生徒さんに膝痛や腰痛を抱えてレッスンを続ける人が増えてきた、などお教室の先生方の悩みは年々深くなっているように感じます。それは、昔と比べ、子供たちの体格が変化してきたこと、また、バレエを習うという敷居が低くなり、幅広い年代の方がバレエを習うようになってきたからと関係しています。
子供の頃からずっとバレエを踊りクラスを教えている先生方にとって、自分の伝えたいことがうまく伝わっていないというジレンマが増えている、それを解決する手法としてバレエの解剖学・バレエアナトミー講座を設けてきましたが、更に新しく解剖学とバー・アスティエクラスを合体させた出張メニューをつくりました。それが、バレエの解剖学+バー・アスティエクラスです。
きっかけは2015年6月におこなった「ヘルスケアセミナー2015」。セミナーの申込者に、ダンサー兼教師の方が数多くいらしたことです。そして先生方の悩みに共通点があることを改めて感じました。
自分のカラダでは分かることが、生徒にうまく伝わらない、その手法を探されている先生方が数多くいる。自身で解剖学を勉強され、ピラティスなどの資格を取得されている先生方でも、悩みが出てくるのは何故なのか?それは、クラスという性質があるからです。
バーから始まり、センターのアンシェヌマンまで通すのがバレエのクラス。クラシックバレエは、プリエ・タンジュ・デガジェなど一連のパを通さなければ、センターでのアンシェヌマンに移ることが出来ませんよね。個人指導ならバーだけで終わることも可能ではありますが、通常のクラスではなかなかそうはいかないのが普通。
もうちょっと細かく教えたいと思って、シンプルなアンシェヌマンばかりをつづけると、テクニックは上達してきませんし、ヴァリエーションを踊る際についていけない可能性もでてくる…細かく伝えるために度々クラスをストップすると、目標としている発表会やパフォーマンスへの指導の点から外れてしまうことにもなりかねませんよね。バレエのダンスのクラスだからこそ悩んでしまったりするのです。
そんな悩みを解決するメニュー、その内容をご紹介します。
メニューは二部構成となっています。
I バレエの解剖学を体感する
II バー・アスティエクラス
まず初めに、【第1部解剖学の部】から。
例えば、プリエやディベロッペで悩む膝。
膝は横にするのではありません。そう言うと皆さん一様にエッと驚きますが、バレエの解剖学に沿ってプリエすると、膝はちゃんと横を向いていくのです。それが先生が伝えたい『お膝は横にね』なのですが、このういう部分が伝わりにくいのも又現実。
この出張講座では、先ず、先生が一番伝えたい膝は横に、つま先は外にかかとは内側にというバレエのレッスンで欠かせないポイントを骨格模型をつかったり、映像にあるように実際に皆さんのカラダを動かしたりしながら解明していきます。これが解剖学講座の部分です。
実際のバレエの解剖学講座はこれだけで終わる訳ではありませんが、生徒さんにとって大切な部分を重点的に取り上げてお伝えします。
取り上げる主な部位は、こちら。
レッスンで大切にしたいこれらの関節で、どこを意識すればいいのかを体感しながらカラダの感覚をつかんでもらいます。
そして、体感した場所を意識しながら実践するのが、【第2部のバー・アスティエクラス】。
●勉強になりました。とてもわかりやすく動きのしくみの説明がなされ勉強になりました。
●個別に指導してくださって、参考になりました。他の人への指導を聞いて、見て、というのも勉強になりました。
●“目からウロコ”ということがいくつもありました!
●アンディオールのしかたがよくわかった。
(芸術家のくすり箱主催、ヘルスケアセミナー2015での感想)
このセミナーに参加された先生とその後お話しする機会がありましたが、『動きの仕組みの部分はクラスで取り入れているんですが、生徒にも分かりやすいようです』との感想をお聞きしました。
「ヘルスケアセミナー2015」でおこなった内容の一部はこちらからご覧ください。
3 バレエジュニア指導の実績
開院してしばらくして中高生で痛みを訴えて来院するケースが増え、その後、ターンアウトアップ+プラスのメニューがスタートするとプリエが浅い、カエルが苦手、三角骨が出来てしまったなど、踊るカラダに悩みを持つジュニアが沢山来院するようになりました。現在は、コンクールやオーディションを目指しているバレエジュニアも通っており、幾つかうれしい結果につながっています。
4 2012年から始まった外部での講師活動
解剖学講師として、またバー・アスティエ講師として、踊るカラダの仕組みを伝える活動を続けてきた経験から、解剖学とバー・アスティエをあわせて伝えることが踊るカラダのイメージをより鮮明に伝えやすいと実感しています。
これまでの外部講師の実績
2012年より 一般社団法人日本バレエワークアウト協会 (認定講師研修にて解剖学を担当)
2014年 学校法人尚美学園 (領域別舞踊実習)
2015年 NPO法人芸術家のくすり箱ヘルスケアセミナー2015(解剖学的フロアバーでコンディショニング)
2015年 NPO法人バー・アスティエ協会 日本人講師によるバー・アスティエクラス(バー・アスティエと解剖学のコラボ)
これまでのコンクールなど結果
13回 エヴァ・エフドキモワ記念エデュケーショナルバレエコンペティション ジュニアA第1位
レッスン開講可能日月曜日~木曜日・もしくは日曜日
※研修会・講習会・学会参加など、既にあんじゅの予定が決定している日程は受付ができません。
受講者数 最大15名まで
その理由)
骨格模型は、ある程度形はしっかりしていますが、カートで長時間移動することは難しいため、駅からの徒歩が長いスタジオの場合、(目安10分以上の徒歩)タクシー代が必要になるケースがあります。ご了承ください。