踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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バレエ・ダンス障害 ヘルニアによる腰痛 II

さて、踊る人多い腰痛。

「もしかして、、、ヘルニアになっちゃったの??」と心配になっている時どうすればいいのか?です。

ヘルニアの可能性があるかどうか?最終的には画像診断が必要ですが、その前に自分でチェックできることがあります。

それはこちら↓

ヘルニアになっているかをセルフでチェックする方法

1)腰の症状で、痛みよりも痺れが強いのか?
2)いつもしびれているのか?朝起きた時から、1日中、寝ている時も痺れた感じがあるのか?
3)温めても変わらないのか?冷やしても変わらないのか?

 です。もし、3つともに◯がつくなら、神経の圧迫があるヘルニアの可能性が高いので、整形外科で画像診断を受けることが大切です。

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 ここに加えたい視点、特にバレエ治療院としての視点はこちら。

バレエ治療院として診る視点

4)ディベロペ・ドゥバンの時に痺れを感じるか?
5)床に寝て脚をそれほど開かずに上にバットマンにしていく時、どの位の角度で痺れが出るか?

です。

もし、神経の圧迫があるヘルニアだとしたら、ディベロペやバットマンで、90度も行かないうちに痺れや痛みが出てくるはずです。

何故なら、大腿の後ろを走る坐骨神経が引き延ばされるからです。

90度くらいまでならあげられている状態だと、ヘルニアがあったとしても神経を圧迫している可能性は少なく、貴方の腰や脚の痺れや痛みの原因は、骨盤周囲筋や大腿部の筋肉が硬くなって神経を圧迫しているから起きる末梢性の座骨神経痛の可能性が高いのです。

考えてもみてください。本当に神経を圧迫しているなら、24時間痺れが続くはず、ですよね。

つまり、
温めて痺れや痛みが消えるなら、それは血液循環との関連性がある

また、冷やして痺れや痛みが消えるなら、それは炎症との関連がある

のです。
これらを総合して鑑別していくことが大切なのです。

踊っていると骨盤周囲は大きく動かされます。骨盤や下腿のラインに歪みが出ていると、カラダ全体を支えるため筋肉に負担がかかり、深層筋まで硬くなっていきます。

通常の人よりも柔軟性が高く、動くことになれているダンサーは多少の硬さもレッスンやストレッチで修正がしやすいため、深層筋のコリが神経を圧迫する段階になるまで、気づかないことも少なくありません。

腰椎に多いヘルニアですが、頚椎に起きる場合もあります。扇子や帽子など小道具を使って踊っていて、首から肩、腕、指に違和感や痺れを感じるケースもありました。

繰り返しになりますが、ヘルニアの治療としては、筋性防御が起きている腰痛と同じように、深層筋のコリを緩めること、そして炎症が出ているところはおさえる。


最終的に、ディベロペ、バットマン、アティチュード、又はポールドブラなどがスムーズにいくよう、ムーブメントの調整をすること、これがポイントです。

 バレエ・ダンスのヘルニア治療はこちらから

バレエ・ダンスのケガの治療、バレエ鍼灸、バレエ治療院あんじゅ

>>>バレエ・ダンス障害ヘルニアによる腰痛Ⅰ

>>>ヘルニアの真実 椎間板突出について


【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
インスタグラム ballet.ange  

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