新年明けましておめでとうございます。
今年も踊るカラダを見つめなおしていきましょう。
あんじゅにくる方からよくお聞きするこの言葉
A「前はもっと楽に脚があげられたんです」
B「前と比べてすごく硬くなってしまって…」
C「前のコンクールでは○○だったから、せめてそれよりは上にいきたかったのに…」
ではその前っていつのことなのか?
で、聞いてみると
A 子供の頃(40歳代のクライアントさん)
B 10年前(30代のクライアントさん)
C 小5の時(現中学生のクライアントジュニア)
前というと、何時のことなのかと思って聞いてみるのです。
でも、それぞれかなり時間が経った以前の過去のことをすごく近い前と思って話しているんですね。
人というのは、自分の一番いい時の調子を覚えていているのもです。
私もその一人なので、その気持ちはよく分かります。
けれど、一番調子のよかった時のカラダと今のカラダは、全く同じではありません。
10代のジュニアでは、一年ですっかりカラダは変わってしまう、そういう成長期にあります。
30代のカラダは比較的安定しているケースがありますが、それでも20代10代と同じではありません。
ましてや自分の子供の頃はできたのに…と思っていると、それはいったいいつのことですか?その時の同じカラダの条件でしょうか?
ということなのです。
カラダは日々変わっていきます。
成長期ではない大人の場合、しっかり使われていない筋肉は、どんなに動かしていても鍛えられないという事実があります。
よく見かけるのが、40代以降の方のハムストリングス・内転筋の衰えです。
自分では前と同じつもりでいても、カラダは同じではない。
それはプロフェッショナルダンサーでも同じです。
だからって諦める必要はないのですよ。
やれることはある。
それは、いつも自分のカラダと向き合うこと
季節や気温によって変化する自分のカラダを見つめる
カラダの声をしっかり聞いて調整してあげる
これを続けていくことは、楽器のチューニングと同じです。
今年は特に気温が下がって関節や筋肉が緩みにくい。
だからこそ、今の自分のカラダに向き合っていきましょう~