踊り続けたい!をサポートする治療院|フロアバレエ指導歴9年の院長がケガや痛み苦手を解消していきます|東京・代々木・バレエ治療院あんじゅ
バレエ治療院あんじゅ
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半月板損傷と言われた時にどう対応すればいいのか?

膝は曲げたり伸ばしたり、膝下は回旋したり複雑な動きをするため、お膝のお皿(膝蓋骨)を中心に、何重にも腱や靭帯が張り巡らされています。

又、体重をしっかり受け止めるために大腿骨と膝下の骨(脛骨)との間に半月板が挟まっています。

元からカラダの柔らかいダンサーの中には、この膝蓋骨が緩くて膝が左右にぶれやすいタイプが少なからずいます。

両方の脚が5番でいる時は安定していても、ジャンプやアレグロのパは、軸脚と動作脚に分かれて踊る。

つまり、片足で着地することがとても多い。しかも、ビッグジャンプの着地では体重の何倍もの荷重がかかります。

多種多様な動きを含むコンテンポラリーダンスの場合、ふとしたことでうまく重力をコントロールしきれなかった時、膝への負担がかかりすぎることもあります。

踊る量が半端ないダンサーや教えで長時間立ち続けている先生の中には、緩い膝に負担がかかって、半月板が傷ついてしまうことがあるのです。

本人はそんなつもりはなかったと言うレッスン内容で傷がついてしまうケースもありました。

半月板は外側と内側の半円状になっています。

半月板損傷の治療、バレエ治療院あんじゅ

今までに診た中で、繰り返す刺激に損傷していた半月板が消滅していたという例もありました。

他、半月板に亀裂が入ったり、ささくれのようにめくれたり、割れてしまうケースもあります。

損傷度合いによってオペが必要になってきますが、血管で栄養されている外側の損傷の場合は比較的軽症と考えられ、オペをしなくて済むことがあります。

いずれもしっかり画像診断を受けることが大切です。

半月板の損傷時には、膝周囲の靭帯や腱にも炎症が出ており、これが痛みの原因になっていることがとても多く診られます。

診断を受けた後は、適切な鍼灸治療を受けることで回復は劇的に早くなります。

更に、しばらく通常のレッスンができないため、脚の筋肉が少しずつ衰えていってしまうのも見逃せないポイント。

ここを軽く見てレッスンに復帰すると、筋肉のバランスが取れず又膝に負担がかかってしまうことになります。

他、ジャンプの着地でケガをした場合など、復帰したレッスンでジャンプをする度に、恐怖心がおき、そのわずかな心理的な負担からカラダのバランスが崩れ、痛めた箇所に負担をかけてしまう、というメンタル的な葛藤が起きることもままあります。

大切なのは、

1)画像診断をとり、現状を把握すること
2)適切な治療を受けて、膝周囲の炎症を取り除くこと
3)レッスン、リハーサルへの復帰を念頭に置いた適切な筋トレを行うこと

です。

心理的なストレスがかかっている場合は、なかなか自分で解消できない場合もありますので、バレエ治療院でも東洋医学的・西洋医学的な面からアドバイスとしています。

実際ケガをしてみると、そう言えば、ああいう時にいつもここが崩れやすい、脚だけで飛んでいたなど、ケガをしたからこそ見直せることに沢山気づけます。

実は、そういう視点こそがとても大切。現状をしっかり見つめ直し、治療やトレーニングを加えながら復帰すると、ケガをする前よりカラダの感覚が鋭くなっていくことが少なくありません。

ケガをマイナスに捉えないで、色々な視点を取り入れていくことで、踊るカラダのバランスはとりもどせていきます。

バレエ治療院あんじゅは、治療で整体で、解剖学講座で、半月板損傷から回復を願うダンサーのサポートをしています。

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【著者プロフィール】

市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員

鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師

2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。

○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催 
インスタグラム ballet.ange  

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