Hさま (バレエダンサー)
舞台が3週間後と迫っている中で来院されました。『3ヶ月前にのばしてしまったようなんですが、治療してても治らないんです』
という状態でした。
挫傷してかなり経つのに、前距腓靱帯に炎症が残っており、外くるぶし(外果)後ろの後脛骨筋腱にも炎症が出ていました。
バレエ鍼灸では、お灸と鍼でピンポイントに施術をしていきます。
舞台直前だとリハーサルも増えていくため、足首にかかる負担も当然増えていくので、炎症が繰り返されやすいのですが、3ヶ月も治らないということはありません。
まず、一回目の治療で伸びなかったつま先がしっかり伸びるようになりました。
舞台前までに計3回の治療をおこない、舞台リハ、当日をしっかり踊れたとこのことです。
Mさま (社交ダンサー)
右足首に痛みが出て来院。翌月にパーティー、さらに翌々月にイギリス留学を控えていました。
約1週間ほど前に、足首をひねってしまったとのことでした。
Hさまと同じように前距腓靱帯に炎症があり、お灸と鍼の施術をおこないました。炎症はとれましたが、どうも『ツイストがうまくいかない』状態が残ります。
足首のケガでもバレエ治療院では踊るカラダ全体を拝見します。
診てみると下肢(腰から下)に変に硬い部分がでていてコーディネーションがうまくいかないのです。
よく伺ってみると2ヶ月前に膝を打撲していたそうです。それによる筋肉の偏りを取り除くと、格段に足首の楽に動かせるようになりました。
Mさまの踊っているのは高さのあるヒールで踊る社交ダンス。ツイストができないと踊りにキレがうまれません。2回の施術で、お仕事に戻っていらっしゃいます。
・ピンポイントな治療で炎症をしっかり取り除くこと
・それぞれのダンスで負担のかかりやすい下肢の筋肉を緩め、カラダのバランスを取り戻していくこと
>>>電話:090-9362-0080
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
芸術家のくすり箱プロフェッショナル会員
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、バレエ鍼灸と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、またフロアバレエクラスの講師として、施術・ターンアウト、開脚改善などを展開。
○著書 『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
○フロアバレエクラスは新宿にて月一回開催
○インスタグラム ballet.ange