明日、2016年10月27日、大阪で開かれているユースアメリカングランプリのジュニアの予選が行われます。
あんじゅに通っている二人のジュニアがこのバレエコンクールに参加しています。この秋、パーソナルセッション「ターンアウトアップ」の時間で、彼女達のヴァリエーションの補習をサポートしていました。
賞をとってバレリーナの道につなげたいと頑張るジュニアがひしめき合うこのコンクール。山ほどあるバレエコンクールの中でも1番過酷と言われています。
場当たりの時間から、待機の時間、袖で待つ時間まで、自分で自分のカラダと心をコントロールしなくてはいけません。けれど、本番はあっという間。照りつけるライトの中で、これまで練習してきた成果を見せて思い切り踊りきれるか、ひとえに自分自身のコントロールにかかっています。10代半ばでこの大きなコンクールに出ることは、大きな経験になると思います。
二人とも、このコンクールに対して、賞を取る取らないということとは別に、しっかりとした目的を持っています。その目的を果たせるよう、頑張ってほしいと願っています。
コンクールに参加する是非は色々言われています。コンクールに沢山出たからと言って、バレリーナになれる訳ではないし、キチンとしたテクニックを身につけないまま出ることで落ち込む原因にもなったりする場合も。逆に、挑戦したいと言う気持ちがきっかけで、もっと練習に励むきっかけにもなる場合もあります。
あんじゅでは、コンクールに参加したい、というジュニアには、どうしたいのか?と本人の気持ちを聞いて、ヴァリエーションのサポートをしています。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
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▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、コンクール成績アップ、留学を希望するジュニアのターンアウト改善を指導してきた筆者が、ターンアウトしにくい原因とその解決法を紹介します。