新体操チアダンスフィギュアスケートには、後ろに足を高く上げて、その足を持って背中をそらせる技が入っています。
クラシックバレエでは、ポワントで立って後ろのアチチュードを高く上げる技があります。
この技が苦手なタイプには特徴があるんです。それがわかるとぐんとやりやすくなります。ではその特徴とはなんでしょうか?
スコーピオン、後ろで持ち、スパイラル、高いアチチュードには共通していることがあります。
それは後ろに上げた足が腰よりも上がっていること。
人の目は、よく動くものに注目するので、どうしても脚を高くあげようとでしたくなるんです。
でも、後ろに揚げた足が高くなるにつれて、こんなことが起きます。
・脚が内側に入ってきてしまう
・脚が外に流れて膝が曲がってしまう
・骨盤が回転してしまう
・肩が内側に入って手が離れてしまう
これのどれかに当たっている人に大切なことは、これです。
テクニックの練習をする前に縦開脚を見直すことです。
縦開脚の練習にはいくつもポイントがあります。
・縦開脚でしっかり骨盤が回っていること
・両方の方がなるべく平行になっていること
・そこから背中を大きく反らせること
・開脚のまま背中を逸らして腕を足のほうに回してキャッチできること
このポイントをステップアップしていくと、冒頭の写真のようになっていくのですが、この縦開脚で脚に力が入りやすいのですね…
こんなことおきてませんか?
胴体がぐらぐらする
↓
頭が左右に触れます
↓
肩がぶれるので腕が安定しません
そこでさらに一段階前の横開脚を見てみると…
・横開脚でも骨盤をずらしている
・足に力が入っている方が左右開いていない
などが診られます。
大きな技の土台も、実は基本の横開脚、そして開脚が完成されることによってできるようになってくるんです。
春休みは学年が新しくなるので、宿題や課題が少ない休みです。
この春休みの間に苦手克服して、新学期楽しく踊る準備をしましょう。
縦開脚・スコーピオン・バックル・後手持ち・スパイラルについてはこんな記事も読まれていますよ。
↑部活で新体操を始めたジュニアのバックルが改善
↑バックルやスパイラルがうまくいかない意外な盲点
↑スプリッツで腰が割れる原因-開脚と骨盤の関係 後一つは?