暑かった夏の気温が落ち着いて踊りやすくなると、「もっと踊りたい!」気持ちが高まってきますね。
その気持ちはとっても大切ですが、気をつけておいてほしいことが一つあります。
という事です。
まず先にお二人の感想をシェアしますね。
先日は治療していただきありがとうございました!
Nさん
ふくらはぎは全く問題なく、腰も100あった痛みが10くらいに減っています。
そして、優しく手を握るあのアドバイスのおかげで、ピルエットが絶好調です。
他の苦手だった動きも、劇的に変わりました!
掌と手の甲に力が入るだけで、肩が上がってしまうなんて、考えた事もないし誰も教えられなかった事だと思います。
肩が上がらなくなって、シルエットが変わったのが自分でもわかります。
感謝感激です。
お返事ありがとうございます。(大人専科アンドゥオール・プラスで)教えてもらったおかげで各段に踊りやすくなり、上半身の使い方も変化しています。
Eさん
カラダを柔らかくつかいたいのに、なぜかストレッチやアップでは引っ張っていたりする…
脚を固めてあげたい訳じゃないのに、どうしてもつま先や肩に力が入ってしまう…
その結果、腰、ふくらはぎを痛めたNさん。もも裏がつっぱって痛くなってしまったEさん。
不調の程度はそれほど多きはなかったので、Nさんはバレエ鍼灸でパンパンのふくらはぎを緩めました。
開脚するとどうしてももも裏がつっぱるというEさんは大人専科アンドゥオール・プラスで、台乗せ開脚までいきました。
お二人とも共通していたのが
伸ばしているつもりが、逆に引っ張ることになっていた
です。
特に脚と足には力が入りやすい…ですね。
でも
カラダの下約半分の筋肉を引っ張る
↓
引き上げる<引き下げる
につながります。つまり、下に落とすことにつながります。
これって「引き上げて~」と言われるカラダの使い方の逆になりませんか?
伸ばすことは、引っ張ることではない
のです。
ハムストリングスを伸ばすオススメの方法は?
踵をもって思いっきり引っ張る → 踵と坐骨のラインを並べてゆっくり息を吐きながら後ろに引いていく
開脚して膝のお皿をぐいぐい押す → 開脚でも立っていても膝のうしろに空気を入れるように伸ばしていく
前よりも後の方がずっと伸びやすくなりますよ~
ひっぱらない、固めないカラダの使い方、伸ばし方、あんじゅがサポートしていますよ。
こちらも参考にしてくださいね。
【著者プロフィール】
市川淑宥子(ようこ)
バレエ治療院あんじゅ院長
日本バレエワークアウト協会理事
鍼灸師/フロアバレエ・バー・アスティエ講師/チェアバレエエクササイズ講師
2008年、当時はなかったバレエ・ダンスのための鍼灸治療をスタートさせ、「バレエ鍼灸」と名付ける。現在も踊りを続ける治療家として、施術・ターンアウト改善、開脚改善などを展開。
著書:『骨盤が立てばあなたの開脚は変わる』
フロアバレエクラス:新宿にて月1回開催中
▶ プロフィール詳細はこちら
▶ Instagram:ballet.ange
本記事では、バレエ・ダンスの柔軟性向上を目的とした安全なストレッチ法やトレーニング法を、約20年になるバレエ・ダンス専門治療院の視点から紹介します。